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2021 1/31 東京新感染633 重症140 今週前半印西NavIC-1I次いで2月中旬QZS-1の太陽合生起へ QZS&NavICの瞬時TLE値2019 01/31 QZS/IGSO軌道フォームをNavIC(印)東西両輪用太陽合用に変更した2/4倍拡大アニメGIF2019 01/31 QZS/IGSO フォームをNavIC......
2022.01.31 東京コロナ・オミ株新規感染者数は11751名です.東京オミ株感染者数は等比級数的増加段階から等差級数段階へシフトしたようです.
日QZS-1R衛星と印NavIC-1I衛星が同期太陽合がピークアウトしました.
これから春分までの期間は,印NavIC東西両輪と日本QZS群との太陽合β角モニタリングで忙しくなります.以下のグラフからわかりますように,グローカルな印NavIC東西両輪1I&1Eと,日本QZS-1R, QZS-1, QZS-2(P&M),QZS-4という,合計6種の日印衛星達の軌道上の並行β角の絡み合いが,すれすれ並行生起で生じて行きます.
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この図で,QZS-2(P&M)とはQZS-2PとQZS-2Mの2つの解のペアのプロットです.一般に楕円2次曲線に交わる太陽赤緯線の交点解は正反2つの解をもっています.太陽赤緯解の片方の絶対値が小さいうちは,交点2つのうちで次に交わる解は小さい方と明白にいえるので,グラフを複雑にしないため明白解プロットのみを用います.
このグラフでは,QZS-2PとQZS-2Mの2つの解のペアのように,2つの解ともに絶対値が大きい場合には,どちらの解が次に交わる解になるかは不明白となります.こうした場合には,正反両方をプロットしておく方が安全ということとなります.
また明白解が存在するとみえるにしても最大四半期程度の期間です.四半期以上の時間をおって見てゆけば,やはり正反の両方をプロットしておくほうが安全確実であるといえます.
話を戻して,日印衛星系の太陽合ランデブーにこそ注目すべきです.近い将来のインド・太平洋地域での宇宙衛星・惑星系利用においては,この正反両方のランデブー解が月面・深宇宙・惑星間飛行において重要な役割を果たすことになるでしょう.
GNSS衛星軌道と太陽合時のβ角の年周プロットを,本年2022年と2020年を比較すると,全体として約10日分だけこのグラフのエベントは前倒しになっていることが分かります:1年に約5日の太陽合エベントの前倒しが起きています.
N2YOサーバによる本日のアジアンQZS/IGSO軌道群図を、以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します.
アンカーとしては、静止精度が高く安定に保持されている日本のBSAT-4A(NORAD ID 42951)を、2019年から使用しています.
https://www.n2yo.com/?s=42951|42917|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|39635|40547|41241|44441|43286|43539|44204|40938|40549|44709|44337|49336
N2YOサーバによる衛星軌道の表示がWEB上に現れましたら、各衛星マークをマウスオーバーすると衛星名が表示されます.インドや中国のIGSO衛星群にご関心の方は、是非ともご自身で個別衛星をマウスオーバーされて、ご確認ください.
QZS/IGSO軌道の3倍拡大縦アニメGIFを記録します.
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後継QZS-1Rの脱皮は目が離せない状況が続いています.
日本のQZSみちびき5衛星の軌道プロットを記録します.
https://www.n2yo.com/?s=40940|42917|37158|42738|42965|49336
8の字衛星軌道は,西から東へQZS-1R,QZS-2,QZS-4, QZS-1と並んでいます.QZS-1Rの軌道のアポジー射影点は四国の上空に滞留しています.
今後,一番東の軌道のQZS-1のリタイアへ向け,一番西のQZS-1Rの軌道をどのようにランデブー飛翔させながら東にシフトさせてゆくかは,日本宇宙陣の腕の見せどころでしょう.
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2010年に打上げを開始した日本QZS4機体制の貴重な経験の蓄積の上に立って,後継QZS衛星の打上げシリーズに入りました.来年度にかけて後継QZS3衛星含めて,7機体制への発展を目指しているとのことです.この後継QZS衛星がスムーズに皆さんのスマホで受信できる(当ブログでは,これを「スマホ脱皮」ないし「脱皮」と呼びます)ことを,内閣府QZSS司令塔には熱く期待しましょう.
日本QZSSは,中国やインドの円軌道IGSOとは異なり,より高度な軌道管制技術を要する,離心楕円の整った8の字軌道を描いて飛翔しています.当カテゴリーでは引き続き太陽合追跡に注目して,年周天文学的に後継みちびき衛星を記録してゆく予定です.また長期的かつ大衆的な立場から,人口が爆発的に増大しているインド・太平洋地域の視点から後継QZS/IGSO軌道のモニタを予定します.
後継2機のQZ-GEOが脱皮できないとなると,寿命が近いとされるQZS-1を除くと,スマホでは3機のQZS軌道型衛星しか今後も受信できないこととなってしまいます.
衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています.太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます.特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう.
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います.
平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました.これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう.日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう.