南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2020 2/05 強烈寒気来襲 新型コロナ日本危機への科学的対応を! インドNavIC西輪1I太陽合入り お待たせ日本QZS-1太陽合は3月初頭か? 東輪1Eはピークアウトへ

2020年02月05日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2020 2/05 今夜からの関東は今季一番の寒気来襲との予報です。
国民への影響力のあるワイドショーでは、クルーズ船での新型コロナ感染爆発危機について、日本への大きな感染爆発につながるという立場と、それほどではないという立場の専門家が語っています。

一つのアイデアは現在に隔離されている全員に大至急QZSS/GNSS受信可能な腕時計型端末を配布して、24時間はめて頂いて、隔離後に離船した後も位置情報と体温や脈拍などのウィルス検査情報を送受信できるアプリを入れておき、集まってくる全ビッグデータを厚労省研究機関などで分析・活用する仕組みを大至急構築すべきではと考えます。

こうした大規模な科学的な新型コロナの危機管理の科学的な取組が日本は決定的に遅れており、両論がワイドショーに現れる原因であると思います。

さて季節の区切りで合わせるように、インド西輪1Iは太陽合入りし、入れ替わり相棒NavIC東輪1Eは太陽合からピークアウトしています。


もう一つのNavICペアである東輪1Dと西輪1Cが、見事な東西同期太陽合を見せるのと対照的に、西輪1Iと東輪1Eのペアは立春にそれぞれ太陽合入りと出が反対称になるような遅延を演出をしているようです。ここには、インダス文明以来の古代から太陽暦を発展させてきた南アジア地域の知恵が込められているかのようです。

お待たせしている日本QZS-1の太陽合は3月初頭になるでしょう?QZSS太陽合にも和とアジアの季節の知恵が盛り込まれていることを期待しましょう。

2月向けに太陽合グラフ図面を切り替えています。このフォームで2月末までQZS/IGSOのドラマを記録してゆく予定です。以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2020 2/05 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2020 2/05 QZS/IGSO軌道の3倍拡大アニメGIFを記録します。


衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。IGSO/QZSSの軌道運動位相差を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の分析が効果的といえるでしょう。

前年の同エポックと比較して同期差のズレの変化が、インドペアや中国三姉妹や日本QZSS各機において、どのようになるのかが興味深いところです。まずはしっかりとした2年目のデータを揃えることを目標とします。

インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。


平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
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