NY裁判所、自転車と犬の衝突事故で飼い主を訴える権利認めず
[9日 ロイター] - 自転車に乗っていてニューヨークのセントラルパークで犬と衝突したサイクリストが犬の飼い主を訴えていた2件の訴訟で、米ニューヨークの裁判所は、飼い主には責任がなく、自転車に乗っている人は公共の場所に常時存在し得る動物にぶつからないよう注意する必要がある、との判断を示した。
2件の訴訟では、2013年の裁判所の判例で、運転する小型トラックに牛がぶつかった女性に、牛の飼い主を訴える権利を認めているため、ペットにもこの判例が適用されるべきだと主張していた。
しかし判事は「公共の公園ではペットの犬を連れた人には頻繁に出会うが、近所を牛を連れ歩く人がいるとは誰も想定しない」と述べ、犬の飼い主を訴えることはできない、とした。