写真も掲載 神戸連続児童殺傷事件で
18日発売の週刊文春が、平成9年に起きた神戸連続児童殺傷事件の加害者の元少年とされる人物に直撃取材し、写真つきで近況を報じていることが分かった。元少年は昨年6月、被害者遺族にも無断で、手記「絶歌」を匿名で出版。その是非が社会問題となったが、メディアの取材には一切応じていなかった。
週刊文春のホームページによると、同誌記者が1月26日、東京都内のアパートで暮らす元少年とされる人物に取材。その際、記者が「命がけで来てんだろ」などと脅され、さらに元少年に追いかけられるなどしたという。
元少年とされる人物をめぐっては、手記出版後に自身の公式ホームページを立ち上げて顔を隠した自身の写真を掲載したり、文章を有料配信したりと、その動向に注目が集まっていた。
神戸市須磨区で9年に起きた事件では、小学4年の山下彩花ちゃん=当時(10)=と小学6年の土師淳君=同(11)=を殺害し、他の小学生3人を負傷させたとして当時中学3年で14歳だった元少年が逮捕された。「酒鬼薔薇聖斗」を名乗った猟奇的な犯行は当時の社会を震撼させた。