部屋の中に枯山水に囲まれた寝殿造りを設置するなど、非日常的過ぎる昭和ノスタルジックな部屋の数々を設けているラブホテルが「ホテル富貴」です。1人から複数人の利用もOKで、カップルの利用以外にも撮影などで訪れる人も多いということだったので、一体どんな部屋になっているのか実際に宿泊して確かめてきました。
ホテル富貴
http://www.hotelfuki.jp/
ホテル富貴(ふき)の室内の様子は、以下からムービーで見ることができます。
超和風の寝殿造りに泊まれるラブホテル「ホテル富貴」の部屋の中はこんな感じ - YouTube
ホテル富貴は各線京橋駅から徒歩数分の路地裏にあり、住所は「大阪府大阪市都島区東野田町3-7-11」です。
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というわけでホテル富貴に到着。駅から向かうと路地を曲がったところでネオン管が光っているのでわかりやすいはず。
エントランスは昭和ノスタルジックな味わいのある作りで、ここで受付を行います。
まだ使われている形跡のあるダイヤル式の電話までありました。
部屋の写真が受付の後ろに貼ってあるので、どれにしようか眺めてから部屋を選択可能。
後ろを振り向くと昭和時代にタイムスリップしたかのようなデザインの階段がありました。
階段のそばには無料のお茶マシンや電子レンジも。
302号室でチェックインすると、「エレベーターに向かって3階までお願いします」と言われたので指示通り3階へ向かいます。
ルームキーなどはなかったのですが、エレベーターを出ると302号室の部屋を示すランプがついており、恐らくチェックインと同時に手動で光らせている模様。
迷うことなく302号室に到着。
ドアを開けると玄関の奥にふすまがあり……
カラっと開けると、インパクト絶大な神殿のようなベッドルームに思わず目を奪われます。
部屋の奥にある本殿はこんな感じで、ラブホテルであることを忘れてしまう神々しさ。
ベッドルームは赤い柵に囲まれた日本庭園のようなたたずまいで、ベッドルームに続く階段の両端には枯山水っぽい敷石があり、雰囲気は抜群です。
階段右側
階段左側
3段の階段を上るとベッドルームにたどり着くのですが、高低差があるのでコスプレの撮影などでも工夫が凝らせそう。
ベッドはさほど和風なデザインではありませんが……
ベッドは赤いすだれで覆われており、見える風景は殿様気分。
すだれは引っかけたり下ろしたりすることが可能。
部屋の照明は入り口付近にもスイッチがありますが、ベッドのヘッドボード部分で部屋全体の照明をコントロールできます。
ベッドに寝転ぶと、天井にはけっこう過激な春画が飾られており、どうなっているのかわけがわからない男女の様子をしげしげと眺めてゴロゴロしてもOK。
居間は旅館風の畳づくり。
暖房は枯山水の石を渡ったところにあります。ただしベッドルームの位置が高くて温かい空気がたまりやすいので設定温度を高くしてつけ続けると、後で困ることになります。
冷蔵庫と扇風機も置かれています。
冷蔵庫の中には飲み物や軽食が入っており、飲食した分がチェックアウト時に精算します。
三面鏡があるので、女性は化粧しやすいかも。
クローゼットはこんな感じで、荷物や服を入れておけます。
クローゼットの中には浴衣がありました。
洗面所には歯ブラシ・ヒゲソリ・シャンプー・ボディーソープ・ボディスポンジを完備
ドライヤーも備え付け
お風呂は男性なら1人でもちょっと狭いくらいのサイズですが、ジャグジー付きなのがうれしいところ。
浴室内に観葉植物が植えられていて雰囲気があるのですが、換気扇を止められないため露天風呂のような室温になっており、冬~春の季節だと寒いので要注意。
ただしどの部屋も蛇口をひねると出てくるのはラドン泉で、ゆっくりと温泉につかることができるわけです。
ホテル富貴は他にはない和風の時代劇セットのような部屋となっており、価格は休憩75分2890円(延長30分ごと800円)、宿泊7850円という価格で非現実的な時間を過ごすことができます。2人以上の利用もOKで、3人目からは1人1000円追加するだけでOKなので、複数人でコスプレなどの撮影でも割り勘すればかなり格安で使えます。フロントに尋ねてみたところ、撮影目的で利用する人も多く、多い時で6人組の利用もあったとのこと。なお、複数人で宿泊の場合は、3人目以降の布団も人数分用意してくれるそうです。
なお、今回利用した302号室以外にも、舟をかたどったベッドがある102号室、ピンクの鉄格子に囲まれた201号室、茶室っぽいスペースまである和風な301号室、302号室とは異なる神殿が設置された405号室など、インパクト大な部屋の数々は以下のページからチェックすることができます。
ホテル富貴
http://www.hotelfuki.jp/room.html
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