放送前から盛り上がる
「また五代さまに会える!」「うれしい!」「NHKさま!」…。NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」で、先月22日放送分で死去した「五代さま」ことディーン・フジオカさん演じる五代友厚がちょうど1カ月後のあす22日放送分に再登場する。「五代ロス」に陥っていたファンからは、歓喜の声が上がりそうだ。
ヒロイン・あさ(波瑠さん)の成長を支えるキーパーソンとして登場した五代。ディーンさんの端正なマスクと紳士的な所作や流暢な英語が五代像に見事にはまり、女性ファンを中心に人気が急上昇した。先月22日に五代が死去することが分かると、「死なないでー!」という悲鳴が上がり、放送後は「深刻な“五代ロス”に陥っています…」などの声が続出した。
五代の再登場はそんな視聴者の声に応えてなのか? それとも当初から予定にあったのか?
作る側も驚いた〝リアル〟な反響
「視聴者の方々の反響が大きかったのと、もともとの予定にあったのと半々です」。こう答えるのは、制作統括の佐野元彦エグゼクティブプロデューサー。ストーリー上で決まっていたシーンで、すでに収録も終えているという。「ドラマでこれほどリアルに反響をいただけるのは久しぶりです。これは絶対に再登場させないといけないと思いました」と話す。
正籬(まさがき)聡・大阪放送局長も「(五代が会頭を務めた)大阪商工会議所の方だけじゃなく、いろんな方から『五代さん死んじゃうんですか?』と言われました」と明かす。
また、先日行われた成田山不動尊(大阪府寝屋川市)の節分豆まき行事でも五代人気をうかがわせるできごとがあった。豆まきには、あさ役の波瑠さんと新次郎役の玉木宏さんの2人は登場したものの、五代役のディーンさんの姿はなかった。もちろん、2人への声援は大きく、「朝の5時半から並んでおられたと聞いてびっくりしました。かつてないほどにぎわったそうです」と大盛況だったのだが、その声援に交じって「五代さんは来ないの?」の声がかなりあったという。「五代さま人気を再確認しました」と正籬大阪放送局長。
明日が待ちきれない?
さて、五代さま。どのような形で再登場するのか。土曜日・20日放送分は、あさが事件に巻き込まれて意識を失って病院に運びこまれ、和歌山にいる姉・はつのもとに「アサキトク」の電報が届く、という内容。夫・新次郎が涙ながらに話しかけると…というところで終わっている。
「会いたい。会いたい。早く五代さまに会いたい」「待ち遠しい」「五代さま復活まであと○日」と、22日放送を日々カウントダウンしながら楽しみにしているファンの皆様。明朝、会えますよ!
(杉山みどり)
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