ニューヨークでビルの階数を数えれば・・・サルダール・ジョーク
二人のサルダールが、生まれてはじめてインドからニューヨークに行った。二人は、マンハッタンの高層ビルを見上げて、その高さに驚いた。
「おい、見ろよ。どのビルもむっちゃ高い。こんなの見たことないなあ」
「まったく、もすんげえもんだな。いったい、何階あるんだべが。ちょっと数えてみっか。1、2、3・・・」
二人のやりとりを見ていたあるニューヨーカーが、田舎ものを馬鹿にしようと近づいてこういった。
「おいおい、君たちはなにをやっているのかね」
「えっ。いやあ、あそこのビルの階数を数えてるんでっすよ。何階あるんですかね」
「君たちは、ニューヨークでビルの階数を数えると罰金だということを知らないのか。おまえは、今、何階まで数えたのかね」
訊かれたサルダールが答えた。
「25までですけど。でも、そげなごど、全然、知らねがったっす」
「今すぐ、25ドルを払いなさい。さもないと刑務所いきだぞ」
サルダールは、仕方なくその男に25ドル支払った。男が去った後、サルダール、もう一人のサルダールこういった。
「ニューヨークっつうのはすごいところだな。でも、あの男はあまりかしこくないな」
「なんで」
「へっへっへっ。実はオレは45階まで数えたんだ」
「さすが、おめえは抜け目がねえ」