しばらく
西風に吹かれる風見鶏を
ぼんやりと眺めながら
つかの間の平和を楽しんでいた
明日もまたこんな風に
平和な日がくるだろうか
その胸に求めるものは
安らぎと争いの場所
それを覆い隠すように
どこまでも真っすぐな
空が
目の前に拡がり
その空の元で
雲が泳ぐ
逆行する思いを
断ち切るように
大きく 大きく 深呼吸をした
立ち上がった男は
中身の何も入っていない
その鞄をさげて明日へ出かけた
しばらく
西風に吹かれる風見鶏を
ぼんやりと眺めながら
つかの間の平和を楽しんでいた
明日もまたこんな風に
平和な日がくるだろうか
その胸に求めるものは
安らぎと争いの場所
それを覆い隠すように
どこまでも真っすぐな
空が
目の前に拡がり
その空の元で
雲が泳ぐ
逆行する思いを
断ち切るように
大きく 大きく 深呼吸をした
立ち上がった男は
中身の何も入っていない
その鞄をさげて明日へ出かけた