それぞれの人々にはそれぞれの…
担当する神様がついている。
そんな事を考えていた。
今、私担当の神様は少々荒っぽくて…
色々なものを見せたがる。
とんでもない場所から事を運んできては
私を驚かす。しかし…
私も負けじとしっかりと見るもんだから…
神は又、次なる手段を考える。
こんな扱いにくい生徒を万能の神は
どんな目で見ているのだろう。
それでも笑っていたいのです
きみがまだ そこに居る限り…
打ちひしがれた哀しみが
解き放たれるそのときまで
血色のなくなった唇から
前向きな言葉が聞けるまで
その震えてる心が
穏やかに静まるまで…
ここで笑っていたいのです
全てのきみを受けとめて
まぶたの裏に焼き付けた
そして
今度 目を開けた時には…
きっと元気なきみが居る
そう、強く
信じながら
祈りながら
念じながら・・・
私は静かに 目を開けた―――