~Words~

心に宿る言葉たち

一日一生

2006-04-28 | words

 

それぞれの人々にはそれぞれの…
担当する神様がついている。
そんな事を考えていた。

今、私担当の神様は少々荒っぽくて…
色々なものを見せたがる。
とんでもない場所から事を運んできては
私を驚かす。しかし…
私も負けじとしっかりと見るもんだから…
神は又、次なる手段を考える。
こんな扱いにくい生徒を万能の神は
どんな目で見ているのだろう。

 

それでも笑っていたいのです

きみがまだ そこに居る限り…

打ちひしがれた哀しみが

解き放たれるそのときまで

血色のなくなった唇から

前向きな言葉が聞けるまで

その震えてる心が

穏やかに静まるまで…

ここで笑っていたいのです

全てのきみを受けとめて

まぶたの裏に焼き付けた



そして

今度 目を開けた時には…

きっと元気なきみが居る



そう、強く

信じながら

祈りながら

念じながら・・・


私は静かに 目を開けた―――


星空が教えてくれたもの

2006-04-23 | words

 

 

星座のまたたく音も

忘れてしまうくらいの

哀しみにくれた日には…


土手に仰向けに寝そべり

頭の後ろで組んだ腕を枕に…

どこまでも広がった空を見てみる

青い空はやがて金やオレンジの

グラデーションに移り…

しだいに藍色の空に変わってゆく


いつのまにか目の前にあらわれた

星と星を…


自分かってに繋いでいくと

色々な造形が出来あがる

たわいもない事だけど―――


そんなものをかき集めて

そんなものを大事そうに

かき集めて…


心の片隅に

そっと

置いてみると


きっと見つかるから

大切なものが…


君を泣かす 哀しい空は

きっと

消えるから…


 


今日のお話

2006-04-19 | essay

 

 

今日、仕事場でうちの実家の事で盛り上がってしまった!!
・・・・・で、なんと、どうしてもうちの実家が見たいと言い出した。
建築家のKさんと建築家見習いのYちゃんと社長の奥さんは
仕事の合間を見計らって出ていってしまった!!!

私、一人残して・・・なんという会社じゃ。。。

仕事しながら(半分は休んでいたが・・・)
こんな事を思い出していた―――

一番最初に出来た友達を覚えていますか??
まだ、幼稚園にも行ってなかった頃…
親戚の兄ちゃんが連れてきてくれた。友達第一号!!
それは、私にとって大きな出来事だった。
それまで、けんかとか、怒られるとか…
そんな普通の事をしたことなかった私にとって新鮮な出来事だった。
よく、その友達と一緒に家の壁にチョークで落書きをした。
「どーせ、家おんぼろだからいっぱい書いていいよ。」
それまで、そんな事考えもしなかったのに…
二人だと色んないたずらを思いつく。。
楽しい。。何をしても楽しい。。
けんかしたり、親から怒られる事が新鮮でたまらなかった。
幼い頃の新しい出来事って不安もあるが…
それにも増して、冒険心とか好奇心の方が勝ってたな♪
その気持ちは、忘れたくないなぁ~。。ずっと。

その落書きは40年近く経った今でも実家の壁に残っている…


 


覚 醒

2006-04-16 | words

 

 

立ち止まった風が

あんまり心地よかったから

しばらくここを動けなかった


この 賑やかな クロスロードで


交差する

様々な出来事を

様々に受けとめる

様々な魂たちの

様々な波に触れた


そしてまた


止まった時計は動き出す

私はただ黙って 手を上げた


見紛っていた全ての事を

見渡すまではそこへは行かない


迎えに来た時間に

そう言った


――A seal of God――


魂を揺さぶりながら…

神の印のある方に向って…

 

 



未完成の魅力

2006-04-14 | words

完璧なもの 完成されたもの 100%…
共すれば、私たちはどこかで
完全をめざして
生きているのかもしれない。
完全になれない事を知りながら…

この間、ある陶芸家の話を耳にした。
「生け花で使う花器は完璧であってはいけない。
花を引き立てるだけの余裕を残して作る事が大切」だと…
器だけでは、物足りなさを感じても
そこに“花をあしらう役目”がある事を感じたとき
初めて花器としての仕事を果たす事ができる。

人間は未完成だ。
だから、色んなものに惹かれる

自分のいやな部分も他人からみると
斬新さだったり、魅力になったり…

自分に蓋をすることなく、妥協することなく生活する

最近、そんなことを強く感じながら
思うことは…

これから、どんな花をあしらおうか
どんな未完成な自分をつくっていこうか
心の片隅では―――
スーパーサイヤ人を目指しながらも…

 

ゆがんだ太陽 

ゆがんだ太陽


君は僕が創り出した


狂った風と

淀んだ季節を

何回も通り越えて


君は生まれ変わる


君は…


何度でも生まれ変わる


その小さな歪みの中から

“キシキシ”と耳につく

捉えどころのない

音を起てて…


君は何度でも生まれ変わる


ゆがんだ太陽

ゆがんだ太陽



君の本当の名前は


―――太陽のはな―――

 



~未来のアーティストたち~

2006-04-10 | words

 

まぁるい声をだして 

真夜中の3時半…


別に

昼と夜を

間違えてる

わけじゃないけど

 

気分がいい時は

こうしていたいんだ

 

おかあさんの 肩を

何回も

たたいたけれど

おとうさんの 耳元で

何回も

ささやいたけれど…

外に向って

大きな声を

だしたけれど…


誰も

ぼくに

気づかない

誰も 起きてくれない

 

あぁ~ あ うぅ~う


ぼくひとりの

唄のじかん

だけど

気分がいいから…

こうしていたいんだ

 

 


ゆびきり

2006-04-05 | words

 


 

みつけた

たからものは

たしかなもので…


なんの

へんてつもない

ざっとうのなかで


ちからいっぱい

いきてて

いつも

たたかってて


でもほんとは

ちょっと

なきむしで

ものすごく

あったかで

いつも

かんがえてくれて…


わたしも

ほんとは

たよってて…

ふしぎだけど

あんしんして

たよってて…


ずっと 

かわらないのは

きが

とおくなるほどの

むかしに…

ゆびきり したせい

かもしれないよ

 


魂の考察

2006-04-01 | essay

                                    

私は子供が大好きである。

そんな私を知ってか知らずか…
近所の子供たちは私を見るなり、いつも挨拶をしてくれる。

「こんにちは!おばちゃん!」ではなく

「よっ!!」とか「あー!!」とか
ハタマタ。。「おー!なんしよぉ~」などなど。。

なんかあまりにも馴れ合いになってしまって…
友達感覚で話し掛けてくる子…

それでも私はそんな子供たちが大好きで…

この前、ファミレスに行った時…
1歳くらいの女の子がいた。。

「かわいいなぁ~」と思って見ていたら…
向こうの方からニコニコしながら歩き出してきた。

あんなにニコニコされたら、こっちもうれしくなってにこやかになる。

しまいには…とうとう私のところまでやって来て
自然に手を差し出していた私がいた。

握手してしまった…あったかい。。。

小さいくせに力強く握り返してくる
かわいい子供のやわらかい手にふれて
思った事があった。

ほんとは言葉なんていらないのかもしれない。。。