葉っぱは ゆらゆらとゆれて
地面に落っこちる事を恐れるが
そのなにげない風景が
私たちを癒している事を
知っているだろうか
葉っぱは ぎらぎらと照りつける太陽が
限られた命を
「もっと奪い取っている」と 嘆くが
朝露に濡れた からだから
美しい光りが 放たれていることを
知っているだろうか
葉っぱは自身の存在が
あまりに小さい事を
いつも 気にして
もう 消えてしまおうとするが
その葉っぱは
遥か昔から そこに聳え立つ
大樹の一部だと言う事を
知っているだろうか