~Words~

心に宿る言葉たち

意識

2006-11-14 | essay
       ~東の国から北の空を~


あの人達は気が狂っている と思っていた

街路に横たえる人を ゴミくずを見るように 通りすぎる

杖をついた一本足の子供が

朝早くから食べ物を探す

少し 笑みを浮かべ まるで将軍のような笑みを

あの国はきっと気が狂っているにちがいない・・・

だが この国はどうだ

焼け野原の土壌で

核の恐ろしさを知り

死骸の山の不気味さを知り

こんな未来を作るために

散った勇敢な戦士のむなしさを知り・・・


何もできない東の国から

ただ北の空を見て 思うのだ

今日の空より

あの日の空が

よほど 確かだったじゃないか・・・


雑踏のマーチ

2006-11-14 | words


ちょっと。。時間があったので、
タマタマじゃない又々行進じゃなく。。更新。。!!

                                                

自問自答するのだ

嫌われ者を嫌いと呼ぶ時に

その人間の全てが嫌いという事ではない

その人間の言葉が嫌いという事ではない

むしろ その腐敗した奢り高ぶったプライドを

大事に抱えている やせ細った栄養の行き渡らない

気持ちに腹が立つ


自問自答するのだ

愛する人を好きだと呼ぶ時に

その人の全てが好きと言う事ではない

その人の言葉を全部受け入れたいわけではない

むしろ その逆

その鼻にかかった様な声

少し癖のある笑い方

いつも 用もなく頭を掻く仕草

そんなものをかき集めた所に

小さく気持ちが居座っている


自問自答するのだ

まだ 全てを認めるには早すぎる