オウエン エサリッジ
http://www.ccad.sist.chukyo-u.ac.jp/~mito/yamada/chap6/2/index.htm
1900年までの間にようやく全指を用いるタイプ法が抬頭してきたが、それでも約半数のタイピスト学校では依然として鍵盤を見ながら打鍵する方法を教えていた。やっと1920年になってエサリッジ( Etheridge 1920, p.242)が次のような論評を書いている。
「今日大勢となっているのが視覚にたよって(何とか間違えずに)打鍵するタイプ法なのは残念である。というのは、鍵盤の配置には何の科学的根拠もないので、この方法ではいたずらに視覚に頼るだけだからである。タイプをする者は、文字盤と原稿の双方に目をやらなければならず、したがって眼は疲労し、また時間も浪費されることになるのである」と。
同じころ、当時コンテストで世界のチャンピオン・タイピストであったマーガレット・オウエン女史も、タッチタイピストと自称する大勢のタイピストが依然としてキーボードを見ながら打っているのを歎いている( Owen 1918, p.159 )。