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1978年公開のワイルド・ギースというヒット映画をご存知でしょうか。
アフリカ某国で軍部のクーデターが発生。
クーデター側に拉致された大統領を救出すべく、高額の報酬と引き換えに命知らずの傭兵部隊が飛び立った!
元米軍将校で隊長のリチャード・バートン(「クレオパトラ」など)、作戦参謀リチャード・ハリス(ハリポタの初代校長先生)、名パイロットのロジャー・ムーア(ご存知三代目007)らを中心にした50名からなる戦争プロフェッショナルが繰り広げる一大アクション!
という、戦争娯楽映画なのですが、この映画、わたしが父と家族で見に行った数少ない思い出の映画なんです。
当時、わたしは反抗期真っ盛りだったのですが、なぜか家族で映画を見に行ったんですね。それほど関係は悪くなかったのでしょう。
映画はもちろん、主人公たちが大統領の救出に成功するのですが、どんでん返しがあり。。。というようなまあまあ良くできたアクション映画でした。
で、映画が終わって、わたしは父に
「面白かったよね?」
と言ったのですが、父は意外にも首を振って、
「黒人の殺し方に偏見が現れとる」
と言ったのです。
確かに敵側のクーデター首謀者らはアフリカのお話なので、みんないわゆる「黒人」(アフリカ系住民)です。
それが、ガスだの、銃弾だの、爆弾だので、こてんぱんにやられていくわけです。わたしも今でも、手りゅう弾かなんかで空中に飛び跳ねる「黒人」兵士の場面が思い浮かべることができるくらいです。
かたや、関西弁で言う「いいもん」、正義の味方はほとんどが「白人」です。
父はそこに違和感を抱いて、映画が楽しめなかったようでした。
わたしは、父の言葉を聞いた時に、
「負けた!」
と思いました。
反抗期になって、日ごろから大銀行に勤める父親に、社会派ぶって議論を吹っかけていたのに、素朴な人としての感覚において、父親にかなわなかったことを知り、しまった!と臍(ほぞ)をかんだのでした。
私の父は、銀行員になってその途中で自民党総裁選挙かなんかの時に自民党員になり、生涯それを続けたであろう保守的な人でした。
今、ケーブルテレビでワイルド・ギースが始まってそれを見ながら、昔の保守はまともだった、としみじみ父を思い返しています。
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ワイルドギース(字幕版) |
アンドリュー・V・マクラグレン監督 |
映画の中には、「黒人」大統領と「白人」傭兵の交流や、「白人」支配層の醜さなんかを描いた場面もあって、総一筋縄ではないんですけどね。
今回は、ちょっと趣向を変えて、思い出に浸らしていただきました。
こんなのも時にはありということで。
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四角四面にひたすら悪政を指弾するだけでは窮屈ですものね。
リチャードバートンって昭和の昔、深夜放送で見た(笑)変な超能力もの映画と十五年ほど昔にNHKの番組でトロツキー特集をした時に参考映像としてアランドロンに尖ったやつで頭をぶち抜かれるシーンが気になって借りたDVDがすぐに頭に浮かぶんですが(タイトルは忘れたが、そうだ、闘牛シーンが妙に印象深い映画でした)この作品のことは知りませんでした。
ロジャームーアはつい最近に亡くなって強烈に寂しかったが、この人の戦争映画も『シーウルフ』くらいしか思い付かない。読書と同じで有限ではあるが相当な量がある世界なので楽しみに欠けませんね。そして趣味嗜好は時と共にうつろうものですし。
黒人のくだりですが、こればかりは時代だな。
七十年代終わりならかなり改善させているように思えますが今、改めて見るともっと突っこみ
が入りそうですね。
とりあえずレンタル屋、ハシゴしてみます。
8月20日まで
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfZchtvZZAE6l0JbwrNGWl2yNQ5fZ2R3Ezgn_4ygC_SZGLRyA/viewform
『夜の大走査線』『手錠のままの脱獄』はどちらもシドニー・ポワチエが素敵な作品ですが、最初は対立しつつも渋々共同戦線を張っていた黒人・白人の二人組が、前者は殺人事件の捜査にあたる中で、後者は刑務所の追っ手から逃れる中で、友情を交わすようになる。しかもそれが荷物を持ってやる行動とか、たばこをじかに回し吸いする行動とかで、とても静かに描かれている。人種に無関係な友情をとてもストイックに描写した作品でした。
近年ではアメリカ初の黒人・白人夫婦を描いた『ラビング』も見ごたえがありました。記者が夫に「裁判官に伝えたいことは?」と尋ねたのに対し、夫はひと言「妻を愛している、と」と答えます。
私はそれほど熱心な映画ファンではありませんが、こういう作品が存在するところに映画の素晴らしさを見出します。
昔の保守はまともだった・・・確かに。
今や保守という看板を自分達の利権を守る為に利用しているだけの利己主義者だらけになってしまったようです。
今のリベラルには矜持も糞も無いでしょう
ちなみに私の世代の戦争映画で有名なのは「ティアーズオブザサン」でした。私は当時あれに惹かれていましたが、後にあの作品がアメリカ中心主義的であるという批判がなされていたことに衝撃を受けた記憶があります。確かにその要素も否定できないです。
共謀罪の可決、次々と出てくる加計学園の問題
等、決して楽観視出来ない問題が日々起きている中、
先生の復帰は心強い限りです。
これだけドラスティックにしかも訳のわからない方向へ法律が変えられてしまうと現場の
法曹の方々も対応がかなり大変だと思いますので、
ぜひ、ご無理のない範囲で続けて頂きたく
思います。
そして、純粋に興味を持ったのでプライマリー様
にお聞きしたいのですが、障害者の方々自らが
働くビジネスというのは私も何度か目にしておりますが、街単位で議員が中心となってそれを行っている
というのは初めて聞いたので、差し支えなければぜひどの街がその様な取り組みをされているかご教示頂けないでしょうか。
政権与党の中心にははっきり言って碌な者がいませんが、自民党もあれだけ巨大な政党だと、能力があっても、本人の志向や運等により今現在はたまたま日の目を見ていないだけの方も確かに数多くいらっしゃるでしょう。
貧困化の進む日本において、その様な取り組みを
されている方々がいらっしゃるという事は暗闇の
中に光明を見出す思いです。
文章でどこまで伝わるかわかりませんが、
実現出来れば本当に素晴らしい事だと思いますので、
ぜひ、ご教示の程お願い申し上げます。