安倍内閣が選んだNHKの経営委員会は安倍総理に近い「お友達」人脈だと批判されています。その経営委員会が選んだ会長の籾井勝人氏(70)は2014年1月25日の就任記者会見で、「従軍慰安婦」問題について
「日本だけがやってたようなことをいわれる。戦争地域にはどこの国にもあった。ドイツにもフランスにもヨーロッパはどこでもあった」
と述べました。
これは組織的・系統的に「慰安婦」制度を作ったのは、ナチス・ドイツと大日本帝国だけだという歴史的事実に反します。
さらに「今のモラルでは悪い」としながらも
「韓国が『日本だけが強制連行した』と言って いるからややこしい。補償問題は全部解決した。なぜ蒸し返すのか、おかしい」
と韓国の姿勢を批判しました。これでは、「慰安婦」問題についても、戦後補償問題についても客観的な報道は無理でしょう。NHKという公共放送の会長として全く不適格です。
日本軍「従軍慰安婦」制度に対する誤解を解き、問題点をわかりやすく解説する
また、特定秘密保護法の報道が少なく、姿勢が政府寄りとの指摘があることについて、
「(法案は国会で)通ったこと。あまりカッカする必要はない」
と、問題点の追及に消極的な姿勢を示しました。
、籾井氏は3年間の任期中に取り組む最重要課題の一つに国際放送の充実を挙げ、領土問題について
「尖閣諸島(沖縄県)や竹島(島根県)について日本(政府)の立場を主張するのは当然」として早急に強化する姿勢を示しました。
そのうえで「政治との距離」については
「(政府と)相談しながら放送していく必要はないが、民主主義に対するわれわれのイメージで放送していけば、全く逆になることはない」
との認識を示しました。
そもそも、放送法は放送事業者に政治的中立性を求めており、秘密保護法は成立したから批判しないでいいとか、政府と全く逆になることはないとか、最初から結論ありきで、時の政権に盲従する姿勢は明らかです。是々非々で、時には政府に対して批判的なこともいうのが客観報道です。
こんな、最初から結論ありきの公共放送ならない方がマシです。NHKとちがって国営放送であるイギリスのBBCで責任者がこんなことを言ったら、辞職に追い込まれるのは確実です。
これが強制的に視聴料を取るNHKの会長でしょうか。もう、視聴料の不払い運動、どころか、NHK見ない運動を広げるしかない気がします。
特に9時からのニュースなんて、すでにひどいものですよね。
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毎日新聞 2014年01月25日 21時26分(最終更新 01月25日 21時53分)
NHK新 会長の籾井勝人(もみい・かつと)氏(70)は25日の就任記者会見で、従軍慰安婦問題について「戦争地域にはどこの国にもあった。ドイツにもフランスに もヨーロッパはどこでもあった」と述べた。過去にも経営委員長が国際放送の編集方針について「国益を主張すべきだ」と発言して問題になった。就任記者会見 で政治的中立を疑われかねない不用意な発言を繰り返し、トップとしての資質も問われそうだ。
さらに個人的意見として「今のモラルでは悪い」としつつも「韓国が『日本だけが強制連行した』と言って いるからややこしい。補償問題は全部解決した。なぜ蒸し返すのか、おかしい」と韓国の姿勢を批判した。特定秘密保護法の報道が少なく、姿勢が政府寄りとの 指摘があることについて、「(法案は国会で)通ったこと。あまりカッカする必要はない」と、問題点の追及に消極的な姿勢を示した。
また、籾井氏は3年間の任期中に取り組む最重要課題の一つに国際放送の充実を挙げ、領土問題について「尖閣諸島(沖縄県)や竹島(島根県)について日本(政府)の立場を主張するのは当然」として早急に強化する姿勢を示した。「政治との距離」については「(政府と)相談しながら放送していく必要はないが、民主主義に対するわれわれのイメージで放送していけば、全く逆になることはない」との認識を示した。【土屋渓、有田浩子】
NHK籾井新会長「従軍慰安婦、どこの国にもあった」
2014年1月26日00時07分 朝日新聞
NHK新会長の籾井(もみい)勝人(かつと)氏は25日の就任会見で、従軍慰安婦について「戦争をしているどこの国にもあった」と述べた上で、日本に補償を求める韓国を疑問視した。従軍慰安婦問題を取り上げた過去のNHK番組に関連し、この問題に関する見解を問われ答えた。尖閣諸島・竹島など領土問題については、国際放送で「明確に日本の立場を主張するのは当然。政府が右ということを左というわけにはいかない」と話した。
放送法はNHKを含めた放送事業者に「政治的公平性」を義務づけている。NHKの会長がこのような発言をするのは極めて異例。
籾井氏は従軍慰安婦問題について「今のモラルでは悪いんですよ」としつつ、「戦争をしているどこの国にもあった」としてフランス、ドイツの名を挙げた。「なぜオランダにまだ飾り窓があるんですか」とも述べた。飾り窓はオランダなどにある売春街を指す。
さらに「会長の職はさておき」とした上で、韓国についても「日本だけが強制連行し たみたいなことを言っているから話がややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っている。しかしすべて日韓条約で解決している。なぜ蒸し返されるんですか。 おかしいでしょう」と述べた。その後、記者から会長会見の場であることを指摘されると、発言を「全部取り消します」と話した。
籾井氏は三井物産副社長などを経て、資本関係のある日本ユニシスで社長を務めた。昨年12月の会見では自らについて「語彙(ごい)が不足している」と話していた。
籾井NHK会長 偏向是正へ問われる具体策 組織の引き締め強調
「NHKのボルト、ナットを締め直す」-。NHKの籾井勝人会長は25日の就任会見で、放送法に基づく組織の引き締めと、外国人向け国際放送を通 じた日本の主張発信を最重要課題に挙げた。番組偏向や経営体質をめぐる厳しい視線がNHKに注がれる中、籾井氏のトップとしての「腕力」の行方が注目され る。
籾井氏はこの日、テレビ国際放送「NHKワールドTV」で放送される就任あいさつを、歴代会長で初めて英語でスピーチ。会見では「(英語の)テロップが出るよりいいのではないか」と理由を説明し、“国際通”をアピールした。
三井物産で鉱山権益買収などを手がけた籾井氏の国際経験は、任命した経営委員会からの期待も高い。籾井氏は国際放送充実について「尖閣、竹島の問題を諸外国にどう理解してもらうか。早急に手を付けないといけない」と意気込んだ。
一方、籾井氏が慰安婦問題について「個人的見解」を披露したことを受け、ある職員は「NHKの主張として誤解されかねない」と戸惑う。番組の偏向是正をめ ぐっては、番組の事前考査を強化してきた松本正之前会長時代にも政財界などからの批判は根強く、大きな課題となっている。
籾井氏は組織運営や番組作りでの「放送法順守」を強調したが、松本氏も繰り返してきた“決まり文句”でもある。今後は、歴代会長よりも踏み込んだ「見解」を持つ籾井氏の、偏向是正に向けた具体策が問われることになる。
慰安婦「戦争国どこにも」
NHK新会長が暴言
NHKの籾井(もみい)勝人新会長は25日の就任記者会見で、旧日本軍の「慰安婦」問題について「日本だけがやってたようなことをいわれる。戦争 をしているどこの国にもあった」と述べ、旧日本軍の歴史的犯罪行為である「慰安婦」の存在を合理化し当然視しました。「慰安婦は必要」と発言し国内外で批 判を浴びた日本維新の会の橋下徹共同代表と同じ発想で、日本の公共放送を担う責任者として許されない重大な暴言です。
籾井氏は、ドイツ、フランスなどの国名を挙げた上で、「欧州はどこだってあったでしょう」と発言。さらに「韓国が、日本だけが強制連行したみたい なことを言っているから話がややこしい。(補償問題などは)日韓条約で解決している。それをなぜ蒸し返されるのか」などと述べました。
日本政府は1993年の河野官房長官談話で、「慰安婦」について旧日本軍の関与を認め、「強制的な状況の下での痛ましいものであった」ことを認めており、この見解にも逆行する発言です。
また、第2次世界大戦で軍が組織的・系統的に「慰安婦」制度をつくっていたのは日本とナチス・ドイツだけとされる歴史的事実にも反します。
籾井氏は昨年12月、安倍晋三首相の意向に沿う人物で固めたNHK経営委員会でNHK会長に選出されました。籾井氏から国際的にも批判を受ける暴言が飛び出したことで、問題の経営委員を送り込んだ安倍首相の責任が問われます。
歴史的事実にも反する
日本共産党 山下書記局長
日本共産党の山下芳生書記局長は25日、NHKの籾井勝人新会長の暴言について、マスメディアの質問に答え、「日本軍『慰安婦』について軍の関与 を認め謝罪した河野談話など政府の立場とも、歴史的事実とも異なるもので、公共放送の会長としての資格が根本から問われる」と述べました。
しんぶん赤旗
2014年1月25日22時30分 朝日新聞
NHKの籾井勝人新会長の25日の記者会見での主なやり取りは次の通り。
私の任務はボルトやナットを締め直すこと。放送法を順守しながらいろいろな課題に取り組んでいく。
――尖閣諸島などの領土問題について、国内番組で日本の立場を伝えたほうがいいという考えか。
日本の明確な領土ですから、これを国民にきちっと理解してもらう必要がある。今までの放送で十分かどうかは検証したい。
――国際放送では日本の立場を政府見解そのままに伝えるつもりか。
国際放送は国内とは違う。領土問題については、明確に日本の立場を主張するのは当然のこと。政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない。
――靖国神社の参拝と合祀(ごうし)についての考えは。
総理が信念で行かれたということで、それはそれでよろしい。いいの悪いのという立場にない。行かれたという事実だけ。
――NHKの報道姿勢としてはどうか。
ただ、淡々と総理は靖国に参拝しましたでピリオドだろう。
――正月の番組で印象に残ったものは。
どの局も一緒。NHKをできるだけ見た。他社の番組も見た。それほど、これがよかったというのは用意していない。
――慰安婦を巡る問題については。
戦時中だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、この問題はどこの国にもあったこと。
――戦争していた国すべてに、慰安婦がいたということか。
韓国だけにあったと思っているのか。戦争地域にはどこでもあったと思っている。ドイツやフランスにはなかったと言えるのか。ヨーロッパはどこでもあった。なぜオランダには今も飾り窓があるのか。
――証拠があっての発言か。
慰安婦そのものは、今のモラルでは悪い。だが、
従軍慰安婦はそのときの現実としてあったこと。会長の職はさておき、韓国は日本だけが強制連行をしたみたいなことを言うからややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。おかしい。
――会長の職はさておきというが、公式の会見だ。
では全部取り消します。
――取り消せない。
会長としては答えられないが、それだとノーコメントばかりになるから「さておき」と言って答えた。
――秘密法については。
世間が心配していることが政府の目的であれば大変だが、そういうことはないだろう。秘密法は政府が必要と説明しているので、様子を見るしかない。あまりかっかかっかすることはないと思う。
――強い反発があった問題だが。
色々な意見があっていい。政府の中にはメディアは反対ばっかりで、賛成があってもいいという意見もある。
――番組に対して、自身の考えを反映させたいという思いがあるか。
ない。私がどういう考えであろうがなかろうが、放送法に基づいて判断していく。
――政権の意向を代弁したいと考えるか。
ない。放送法と何度も言っているのは、それがあるから距離を保てるということ。私の発言は、政府からふきこまれたわけでも何でもない。
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、
というある男性の発言を目にしたことがあります。
あ~そうですか、って感じで
もう何か言う気力も失せます。
買われる立場になった女性は事情はどうあれ
色々と悪く言われるのに
女性を買う男性のモラルは問われないんですかね。
国のために戦ってるんだから?
そもそも戦争始めちゃだめなんでは?
(自ら争いを起こし、人の財産を破壊し命を奪う)
よその国を侵略してその国を自国のものにすることはだめなんでは?
(他人の土地を力づくで取る)
それにしても、
この世に生まれ出てくる時、
人は自分の性別を選べないですよね。
私も戦時下に力のない女性に生まれていたら
どうなっていたか、、。
上記のような発言をする男性はそんなこと、
夢にも思わないんだろうな。。
自分とは違う立場に身を置き換えて考えることが
できない人だからこそ、そんな無神経な発言ができる。
自分はそんな哀れな立場にならないから関係ない?
自分の身には決して起こらない?
そんな人には「今生は恵まれた立場の男性に生まれて幸運でしたね、では、その幸運に感謝して今弱い立場にいる人の力になって下さい。」と言いたい。
とにかく、もう二度と日本は人の道に外れるようなことをしないでほしいです。
NHKには各大学で一番優秀な人たちが就職しているのに、理性を眠らせてお上の顔色をうかがい、あれを伏せたり、これを垂れ流したりではせっかくの優秀な頭脳が悪用されてしまいます。日本の民主主義を守るためにも、この会長には即刻辞めてもらうべきではないですか。必要とあればフランスの国営テレビのようにゼネラルストライキもやればどうですか。
誰もがやってるから無罪ならコンビニ強盗も無罪だし猪瀬や桝添みたいに税金を盗んだり選挙法違反も無罪でいいんじゃね?
トクシュウカイだかで国策捜査された人だって無罪でいいだろうに?
NHKが名実共に“国営放送”になるか、籾井氏が辞任するか、どちらかだと思います。
これに対し「俺の考えと違うから辞任しろ!」と野次る人々は報道に対する言論弾圧者になっていることに気が付かないのでしょうか?
また慰安婦犯罪なるモノは存在しません。
当時の法でそれを禁ずるものは有りませんでしたから。
理性無き言論弾圧に屈することなくNHK会長は粛々と職務を遂行していただきたい
あと、個人的にはそれよりも、特定秘密保護法案や総理の靖国神社についての発言の方が問題ありだと思います。
あれはどうも納得できません。
それでは、渡邊恒雄・読売新聞会長がNNNドキュメントに対して押し紙問題を採り上げないよう示唆するのも、言論の自由ということになりはしませんか?
違います。単なる圧力、報道の自由への介入です。
当時も人身売買や強制的な売春は禁じられていたのに、そのことをマスコミが指摘しないのは本当に困りますね。
従軍慰安婦問題に比べれば、某国がベトナムで何万人もの婦女子を強姦惨殺した事件なんて、塵ていどの軽い問題なんでしょうね~!ベトナム人なんて虫けらと同じっていう考えでしょうか? 一人の△人の人権はベトナム人1万人より尊いですか~?!
私は、某国人と一緒になって、慰安婦問題だと騒ぐ日本人がいることが信じられません。
軍隊は戦争で敵を殺しても、降伏した相手や戦うつもりのない民間人などの人権を尊重しないといけません。しかし、これを完璧にできた軍隊はまずないですしね。
だから従軍慰安婦のようなものが、当時の日本しかなかったというのは甚だ疑問です。ただ、こういう問題は慎重に言葉を選ぶべきです。
戦争経験者の辛さは、平和な国に生きる我々の想像を絶するものでしょう。それ相応の配慮は必要です。
自国の軍隊の蛮行を棚に上げて日本を貶す韓国や中国の態度は納得できませんが、被害者はどこの国も存在しますからね。もっとも私も口が滑ることがあるので、あまり偉そうなことをいえませんが。
全く今回の件と状況が異なるでしょ。
今回は執拗に見解を記者から求められそれに対し答えたまで。
それを自身等が気に入らない回答だったからワイワイ叩いている訳です。
私的見解を求めながらそれに答えたら不適セルと叩くのではあまりに態度に矛盾があるでしょう。
>あきらかに犯罪でしょう。
それは仲買を担当する中間業者の問題ですね?
中間業者の虚偽申告により慰安婦を雇用したわけですから日本軍も被害者と言う理屈が成り立ちます。
日本軍が虚偽の内容をもって慰安婦を集めたという事実が証明されざる限り、これを犯罪と称することは出来ません。
これを根拠なく犯罪と称するは中傷であり憶測で他者を誹謗するヘイトであります。
この様な卑劣な主張が成されることを大変残念に思いますね
そう考えた方がしっくりくる気がします。
兵士が婦女暴行をしてしまうのは万国共通でしょう。また、兵士相手の売春もよくある話です。
まあこれまた非常に難しい問題でありますが、あの発言はやはりいささか軽率だったのではないかと。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E6%9D%B1%E8%BB%8D
犬養毅の暗殺もそうですが、当時の軍隊は統制が効かない状態になってしまったのは事実です。もはや、軍法会議もなにもあったモンじゃない。
例え慰安婦の強制連行があってもあまりおかしくないでしょう。
ただそうしたことをしたのが、旧日本軍だけなのかというと疑問は残ります。
三井の越後屋で三越、越後屋おぬしも悪よのう、伝統は健在です。わが国の伝統に従うなら、BBCの爪の垢でも…。
海外で、ミイラカッターって誤訳されないと良いのですが。
また、慰安婦の件での個人的な見解というものも、間違った認識なので、この機会に改めてもらいたいです。
軍が主導して未成年を含む女性を数万二人~数十万人も甘言・強圧によって集め、海外の戦地に派遣し、毎日30人もの相手に性的サービスを強要した軍隊とは、日本以外に何処の国に存在したと認識しておられるのでしょうね?
もし本当にそういった事実が有るのなら、そうした証拠を集めて提示し、告発するべきです。
但し、そうしたからといって我が国の犯した罪が無かったことになる訳は無いのだということも理解して頂きたいものですね。
Japan’s Public Broadcaster Faces Accusations of Shift to the Right
By MARTIN FACKLER January 31, 2014
ニューヨークタイムスにさえ(上記)、安倍氏のNHKに足しする干渉がずらりとならべられた。こう見ると、すごいものがありますね。本当かどうかは私知りませんが(まあ多くは本当と考えるほうが今までの所業をみてもぴったりとはし、妥当性は高いと思いますが・・)、とりあえずこういうことが書かれている・・という事実まで。安倍氏はどうどうとそれは違うと言えるのかどうか・・。
○これで日本は一段と苦境に追い込まれましたね。個人的見解だなんて使い古された言い訳をしてますけど、絶対にこれ「背後から鉄砲」ですよ。
○ジャーナリズムのトップとして、真実に忠実であろうとしたのかもしれませんけど、法廷だと自身に不利な事実は証言しなくっていいんでしょう。
○これは明らかにミスキャストでしたね。
別に彼はそれを良いとは言ってない。←正統な考えでは。
大日本帝国軍などによる韓国人女性の強制連行。 証拠がない。
彼は、日本による強制連行は無かったとおっしゃっている。←正しいのでは。
もちろん私は慰安婦を決して良いとは言わない。
強制連行がないからOKとは言わない。
強制連行は無いという歴史的事実。慰安婦があったという歴史的事実。これらの踏まえたうえで未来永劫世界的に慰安婦や暴行をされる女性をなくすためにはどうするかを考える
これが大切だと僕は思います。
強制連行の証拠は「無い」のではなく、「今だ見つかっていない」という表現を使っており、国も全ての証拠書類を調査したわけでは有りません。
韓国以外のオランダ・台湾・インドネシア・フィリピンの女性も強制連行されたという証言をしています。
韓国だけが無かったとは常識的に考えづらいことです。
慰安婦だったことを名乗るのは自国の人間からも蔑まれることであり、お金目当てなどという軽い動機で出来ることでは有りません。
以上のことから、「強制連行は無い」と断定するのは間違いです。
また、ここで質問されているのは日本軍が行った「従軍慰安婦問題」についてです。「従軍慰安婦」を英訳すると「性奴隷」ですが、これに匹敵する、軍が主導した人権侵害に当たる慰安所は日本軍とナチスドイツ軍以外には証拠が有りませんので、「世界中に有った」というのは少なくとも現段階では間違いなのですよ。
ってのは証拠がないですよね。
検察がこのような論法で追及したら、大変な批判を受けるでしょう。
慰安婦といえばこのようなものもあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E9%9F%93%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E5%95%8F%E9%A1%8C
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E8%BB%8D%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6
個人的には騙されて強制的に売春させられた女性も
いたとは思いますね。
戦前は日本国内でもありましたから。
なのでそこで起きた大規模な人権侵害については組織ぐるみと取られ、軍=国が責任を問われるのです。
また、「今だ見つかっていない」のは強制性を示す「直接的な証拠」であり、所謂「命令書」や「指示書」のことでしょうが、そのようなものが最初から存在するのかどうかというのも常識的に考えて疑わしいですね。
間接的証拠は吉見義明氏の著書「従軍慰安婦」で挙げている通り、軍の直接関与と強制性を示すものが資料として沢山存在しています。
強制連行否定派の方は、何故か吉見氏の著書の引用は避けて、「直接的証拠は無い」ことと、「他国にも有った」、ということばかりを繰り返しますが、これは自説に自信が無い証拠なのではないかと勘繰りたくなりますね。
他国の場合…
アメリカの独立戦争にも従軍慰安婦がいたってことでしょうか?
○日本政府は、慰安婦問題について、日韓条約により基本的に解決済みであると言い、韓国政府は解決していないと言う。
○北朝鮮政府は、拉致問題について、日朝平壌宣言により、基本的に解決済みであると言い、日本政府は解決していないと言う。
○領土問題も似たような関係にあって、北方四島について、ロシアはこれまで解決済みを繰り返して来たが、最近は軟化している。
○要するに、事実関係とは別に政治的思惑から色んな発言が飛び出して来るのであって、こうした錯綜した二国間関係について、その任にない公人があれこれ言うのは止めて欲しいです。
こうなってくるともう誰かの陰謀なような気がしてなりません。アジアを不仲にして得をする国、アジアが不仲ではないと困る国・人がいるような気がするのです。
韓国・中国が悪いとは言いません。日本にだって落ち度はあります。でも、三国とも誇大しすぎというかやりすぎな気がします。
「深刻な人権違反が明らかになっている」ということと「それを国が主導した」ということと「被害者が数多く名乗り出ている」ということが日本軍性奴隷制度の特殊性であり、他の国と同列に出来ない所以です。
国策での慰安所作り自体は倫理的な問題に過ぎませんが、日本が特に問題になっているのはあくまでも人道上非道な待遇であったという事実が多くの証拠によって明らかになっているところであると理解してください。
慰安婦問題について日本を非難している国々も同じようなことをおもっているでしょうね。政権が変わるたびに立場を変えられたらきりがないと。日本は河野談話によって軍による関与と軍による強制性の存在を認めました。これにより少なくとも事実の認識についてはおおまかではあっても解決したものと思われていました。しかしながら、現在でもなお河野談話を否定なり修正しようとする動きが政治家等に見られます。理由があるならまだしもまともな理由なんてないですからね。ほんとこれではきりがないですね。
2007年、トム・ラントス下院外交委員長は米下院本会議での決議案採択演説で、「ドイツは歴史の罪について正しい選択をした。一方、日本は歴史の記憶喪失を亢進させた。日本の一部にある歴史を歪めて否定を試み、被害者を非難する行動には、吐き気を催す」と厳しい批判をしています。
それと私は事実について記憶の喚起をある程度繰り返されることは仕方のないことだと思っています。和解って記憶を忘却させるものではなくて共有しとどめようとするものでしょう。日本も毎年原爆の式典を開催していることですし。
謝罪は別にしても確かに賠償請求が繰り返されるのはおかしいと思います。もっとも、日韓請求権協定のときには慰安婦の賠償請求権については議論されなかったそうですし、アジア女性基金のときには名称は償い金でした。受け取りを拒否した人も別に韓国人だけではなく、台湾人にもいます。必ずしも被害者が納得できる内容ではなかったということだと思います。この内容で解決されたと思われては困ると考えたからこそ受け取りを拒否したのでしょう。日本側だけでの責任ではないけれども、解決済みと胸を張って言えるほどのことでもないと思います。
>GHQだって戦後、慰安所作れと命じた訳ですから。
RAAって日本政府が自発的におこなったものですよね?
吉見「従軍慰安婦 (岩波新書)」P196-202
「連合国軍が日本に進駐するのは八月二八日である。その直前の八月一八日、日本政府はみずから進んで連合国軍用の慰安所の設置を指示している。」
なお、アメリカの意向でできたとの主張の根拠として挙げられている文書に確かに「慰安所」との記載がありしたが、「慰安所」って碁を打ったりするところと誰かが言っていたように娯楽施設としての意味(むしろ本来はこちらの意味か?)もあるので上記文書だけでは判断できないのではないかということをあらかじめ述べておきます。
もっとも、連合国軍が連合国軍用慰安所を受け入れていたのは事実のようですね。
........ちょっと話がズレるかもしれませんが米の原爆投下が人道に対する罪ではない...という論法、或いはソ連兵の婦女暴行や日本兵の戦後抑留も問題に出来ますかね敗者の日本が?酷い事をした事実を否定するつもりは僕の考えにはありません。お読み頂いたら判るかと思いますがいつまでも外交道具にされる事がどうなのか?という事を述べている訳です。
ひろと さま>自発的に....とは言え敗者ですよ。米軍の欧州での御乱行、ソ連兵の婦女暴行を知り一般婦女子に危害が及ばない様設置したという主旨ではないですか。大体、外国では床屋=娼館であり記述では床屋としか書いてなかったから娼館ではない....というのと近いのではないですか。
つまりは現時点で歴史家達が明らかにしている事実を知らない。
籾井会長もそうです。おそらく(勉強嫌いだという)安倍総理もそうなのでしょう。
そこが日本の問題点なのです。
ひろとさんも述べているように、河野談話後、その主旨に反して教科書から慰安婦問題の記述が削除され続け、NHKの番組に口出しして改編させ、歴史家が新しい証拠を提示しているにも拘わらず無視し、果てはわざわざ米国の新聞広告にまで安倍総理は否定論を載せるという馬鹿なことをやらかした。
これで政治問題に発展しない方がおかしいでしょう。
我が国が政治的にこの問題を抹殺しようとしているのですから。
これでは日本は未だに人権というものを理解出来ない野蛮な国民性であり、戦争終結の為には原爆投下は仕方が無かったという米国の主張を補完するばかりです。
犯罪を犯した犯人が、自己の責任を認めない理由を警察の逮捕の手法が酷かったからと述べているようなもので、話になりません。
相手も悪いと世間に思わせたいなら、まずは素直に自分の責任を認めるべきでしょう。
人の道ってそういうものではないですか?
河野談話には業者等による強圧、甘言はあったとされていますが、軍としての強制性については記述されておりません。日本=犯罪者国家論の村山談話はすでに消滅し、韓国主導で作られた河野談話も過去のものとなりました。そしてこの前発表された安倍談話には慰安婦の文字はありませんでした。これから未来を生きる日本の子供達は、賠償金を払い続ける必要無しと判断されたのです。既に韓国も方向転換を始めています。これは賢明な判断と言えるでしょう。そうなれば日韓関係ももっと改善されるでしょう。こちらの皆さんももうそろそろ日本人貶めはおやめになったらいかがでしょうか。自由と平和の国日本に生まれ、おそらく不自由なく便利に暮らしながら、なぜ日本人だけを貶め、子孫達にまで賠償金を払い続けさせたがるのか・・。本当につくづく不思議に思います。
それを反故にしたのが慰安婦問題を理解していないと思われる安倍総理ですので、安倍政権であるうちは解決は無理だと思っています。
慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。
当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。
いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。
このように、河野談話では軍の強制性についてちゃんと述べております。
>村山談話はすでに消滅し
安倍談話は村山談話を踏襲していますよ。
>韓国主導で作られた河野談話
慰安婦否定派である安倍総理の元で検証が行われましたが、そのような報告は有りません。
>賠償金を払い続ける必要無しと判断されたのです
そのような記述は有りません。
不思議ですか?すぐにバレる嘘を付いて自分を守ろうとすることは事態を悪化させるだけだからですよ。
悪いことをしたら謝るという当然のことをするべきというだけのことです。
>賠償金を払い続けさせたがる
この問題で賠償金を払ったことなど無いので、「続ける」という表現は間違いです。
.......ここの部分ですね。反故ししているのはそもそも向こうではないですか?河野談話の時には「もう、謝罪は求めない」と向こう側が言ったとて政権変われば又元に戻ってしまう。こちらが少しでも反論しようものなら「戦争を始めたお前らが悪い」....で話は進まなくなる。「ゴールが動く」とは良く言ったものです。学者が深く検証する事は否定などしません、ただ学者が深く検証する事が結果的には日本を貶める事に繋がっていく。僕はこの問題に関してはあなた程真摯に捉えてはいない。しかしながら悲惨な戦争を繰り返さない為に留意すべき事の一端だとは思います。でも正直、自分達の爺婆達の負の遺産を引き継げと言われても「何を今更」としか思えない.....そういう考えも有ると言う事です。
.......それも一理有りますが「慰安所」というのは隠れ蓑で実は「娼館」の隠語であるという例えとして「床屋」=「娼館」と持ち出した迄の事です。
>アメリカと会談する前に慰安所の設置を日本は指示していますから。それに20日の会談ではアメリカから慰安所設置の要請はなかったそうです。
......よくお調べで感心します。ただ現在においても「アーミテージレポート」での集団的自衛権の解釈改憲についての進言。あのレポートは命令ではないにしろ”ほぼ”命令といってよい代物です(だってそのとおりになってしまった)。これはあくまで手前の憶測ですが公式に文書として残すべき事案かどうかは内容が内容だけに何とも言えませんね。
既にkeiさんご指摘の通りです。Keiさんありがとうございます。ちなみに、念頭に入れているのは慰安所における生活についてですが、強制連行も含めて考えることもできるのではなかろうかと。
>もうそろそろ日本人貶めはおやめになったらいかがでしょうか。
私が気になるのは事実がどうだったのかということです。日本人を貶めることになるから過去を修正しようとかなかったことにしようとかは思いません。過去に目をつぶり、自分たちに都合よく解釈し、被害者を罵倒することが日韓関係その他被害者が所属する国々によい影響を与えるとも思えません。過去に何があったのか真摯に向き合い、反省すべき点は反省することが次の子ども達までが批判されないようにする最善の方法ではありませんか。その責任から逃げているのは今の歴史修正主義者たちです。
また、日本国内だけで歴史の修正を行っても海外との認識のずれはますます大きくなってより厳しく批判されるだけです。2007年、トム・ラントス下院外交委員長は米下院本会議での決議案採択演説で、「ドイツは歴史の罪について正しい選択をした。一方、日本は歴史の記憶喪失を亢進させた。日本の一部にある歴史を歪めて否定を試み、被害者を非難する行動には、吐き気を催す」と厳しい批判をしています。日本人でこういった批判をする人をたまにみかけますが、もはやこういった認識は日本人にとどまらないということでしょう。現政権はザ・ファクト検証委員会を立ちあげるべきですね。
>なぜ日本人だけを貶め
批判の対象は戦時性暴力全般です。慰安婦問題に熱心に取り組んでいる団体がアフリカの悲惨な現状を訴えたりもしています。とはいえ、なぜ日本人だけをなんて言われる筋合いはないと思いますけどね。活動するには時間もお金もかかりますから。
上記団体とは全く関係ありませんが話ついでに私が最近読んだ記事
コンゴ民主共和国。「女性にとって世界最悪の場所」と呼ばれる
http://togetter.com/li/902556
.......ここの部分ですね。たぶん被害を受けたとする国の者より我国の中でこの事案を検証する者の方が詳しいと思われます。そういう方々はより詳しく検証を重ねそして海外に発信していけばよいと思います。それで解決出来ると思うのであればそうすればいい。ただ千年掛かりますよ、当事国の代表自らそう発言している訳ですから。条約より情緒が上回る者を相手にすると言う事はまともなやり方は通用しないと言う事ではないですか?
はい、その可能性は否定できません。
>条約より情緒が上回る者を相手にすると言う事はまともなやり方は通用しないと言う事ではないですか?
そもそも日本側もまともなやり方をしたわけではないので、なんともいえません。それと請求権協定で片が付いたにもかかわらず謝罪と賠償を求めているのは韓国だけではありませんよ。フィリピンの慰安婦も求めています。慰安婦問題を韓国との問題とでしか捉えられないから向こうが特殊なように思えるだけではないですか?
慰安婦決議案 米下院委が可決 中国系反日団体が圧力
【ワシントン=古森義久】米下院外交委員会(トム・ラントス委員長)が26日、慰安婦問題に関する対日非難決議案を可決したが、この動きの背後では中国系反日団体がラントス委員長に激しい圧力をかけ、敏速に採決の動きをとらなければ次回の選挙で別の候補を支援するという政治的脅しがあったことが報じられている。この情報はカリフォルニア州中部のニュースを報じる地方通信社「ベイ・シティ・ニューズ」(本社・サンフランシスコ)の6月14日発報道として流され、地元の新聞数紙に掲載された........
.......この働きかけの裏にはやはり韓国米国人団体の支持を得るマイク・ホンダ議員がいる。結局相手は大掛かりなロビー活動を仕掛けており日韓請求権もクソも関係ない状態に持っていこうとしています。これは戦前、中華のロビー活動によって満州国問題を足掛かりに国際連盟脱退に至るのと極めて似ております。i所謂、慰安婦だった方には気の毒だと思いますが二国間での手打ちに満足せず国際社会まで巻き込む手法には留意していかなければならないと思います。
【釜山】満州に女娘子軍が大挙進出して、その相場がすこぶる高くなるとして、朝鮮内地の農村から生活の苦しい婦女子を、都会で潜伏活動するいわゆる紹介業者が限りなく跋扈(ばっこ)し、最近、釜山府内でも悪徳紹介業者四五人が結託して、純真な婦女子を甘言利説を用いて誘惑し、満州方面に売った数が百人を超えるとされ、釜山署事犯係が厳重取調べを行なっていたところ、同事件の関係者である奉天の某紹介所業者を逮捕するため、去る二八日夜にユ警部補以下刑事六人が奉天に急行したという。同犯人を逮捕したら、悪魔のような彼らの活動経緯が完全に暴露されるだろうとのことだ。『東亜日報』1939年8月31日の新聞記事。http://fightforjustice.info/?page_id=2399
「帝国外に移送する目的をもって人を売買」する行為は当時の刑法226条2項により犯罪行為でした。警察が捜査するのは当然のことです。実際、軍の要請を受けて業者が慰安婦を募集していることを知らなかった日本の地方警察はまさか軍がそんなことをするはずがないと思い、業者を軍の威信を失墜させる者として厳しく取り締まるよう指示を出しています。しかし、これでは戦地に慰安婦を送ることができなくなってしまいます。そこで、内務省は公募証明を受けている業者に限っては、慰安婦の渡航を認めるように各府県の警察に通達を出しています。警保局長通達「支那渡航婦女ノ取扱ニ関スル件」。詳細については、『「慰安婦」問題を/から考える』81頁、岩波書店。上記通達は内地(日本)に限って出されたものですが、占領地である朝鮮においても軍等から要請を受けた業者に限っては渡航を認める運用をしていたものと考えられます。したがって、何らの許可も得ていない業者は特別扱いを受けることなく捜査の対象になり、容疑が固まれば逮捕されるのでしょう。
上記通達は渡航許可を与える際に、本人等の承諾の確認、婦女売買や略取誘拐などの事実がないように留意すること等の条件を付けています。しかしながら、慰安婦制度が前借金による拘束と売春を基盤としており、また廃業の自由が認められていない制度であることからすると、婦女売買でないようにすることはほとんど不可能ですから、婦女売買を黙認したといえます。
マイクホンダは2014年、下院議員17人と連名で駐米日本大使の佐々江賢一郎氏に、河野談話は日本軍による強制性を否定するものだと非難しています。それを受け佐々江氏は、河野談話を「見直さない」との官房長官菅義偉の発言を引用し、日本政府は韓国政府と解決に向けた取り組みを続けると答えています。つまり、河野談話には軍の強制性については述べられていなかったということです。マイクホンダとしては、どうしても日本軍による強制性を認めさせたかったのでしょうが、日本政府はそれを認めませんでした。マイクホンダについてはさまざまな情報が流れていますが、中国系、韓国系米国人からの支援や多額の献金は明らかになっているようですね。この人物、名前だけは日本人でも、その中身はというと、日本の事など一切知らない、選挙に勝つことだけが目的の国籍不詳人だと思います。大和魂などひとかけらも持っていないでしょう。
ご自分の妄想を完結させるために話を作るのはお止め下さい。
それは河野談話を受けて1997年には全ての日本の中学歴史教科書に「慰安婦」について記述がされたのですが、日本軍・政府の責任を否認する政治家、有識者らによって「慰安婦」記述削除キャンペーンが凄まじい勢いで展開され、今日では全ての中学歴史教科書から削除されてしまいました。
河野談話後にも歴史学者や法律家やフェミニストや市民活動家によって研究が進められ、慰安所と軍との関係は「関与」という曖昧な関係ではなく、軍が組織的、体系的に構築した性奴隷制度であったという認識が国際社会で定着したにも拘わらず、日本国内での認識は後退し、河野談話で約束したことも反故にしたことになりました。
>自分達の爺婆達の負の遺産を引き継げと言われても「何を今更」としか思えない
正直私も同感です。河野談話発表時にはそれほど興味が有りませんでしたので、その後とっくに解決に至った問題だと考えていました。
しかし、「負の遺産なんか無い」と言い張る爺婆達の為に問題がここまで引っ張られてしまったのです。
ただ、爺婆達は負の遺産と同等以上の豊かな遺産も残してくれたのですから、片方だけは引き継ぎ、都合の悪いことは無視するでは、やはり人道的に問題が有ると思うのです。
そしてこの問題はひろとさんも先述しているように、日本に限定したものでは有りません。旧ユーゴスラヴィアやルワンダの問題も同様に扱われております。
そうした現代の問題解決に先鞭を付ける責任が平和国家であり、先進国である日本に有るのだと私は認識しています。
それは決して日本を貶める行為では無く、被害者が生存中に和解をすることが出来れば、むしろ誇れることだと思うくらいです。
......河野談話繋がりで反故の話に及んだので書いた迄でしたがそもそも日韓基本条約と請求権を問題にしなければと思います。決着に関して双方意識に差異があるけれど一旦締結したのなら「手打ち」ではないですか?隣国の気質はご存じのとおり前任者が収監か暗殺される様な過去を無きモノにしてしまうところがある。それだもの条約に関しても同じ事になってしまうのは必定。その論法だとこちら側も「あれは当時の軍部がやったまでの事....」となってしまう。経済復興最優先で国民に対する補償に宛てなかったのは隣国側の勝手であり国民に保障するべきは隣国政府です。重複しますがこれは二国間で解決すべき問題であり世界に向けて発信するのはちょっと違うと思います。「負の遺産なんか無い」.....と全否定するのもどうかと思いますが放置しておいたらどこまでも行く事に危惧する気持ちは理解出来ますね。
日本側が提供したのは韓国の経済復興の為に日本企業を使ったインフラ整備であり、現金を渡したわけでは有りません。国会でも当時の外相が「独立祝い」と述べておりますので補償金では有りません。
裁判上は個人の賠償請求権は消滅したと日本側はしていますが、実体的な請求権は消滅していないと日本の最高裁も示しているように、日韓で争いは有りません。
つまり、実体的請求権は残っている状態であり、この処理については未解決と言わざるを得ないのです。
既に証拠が揃っているので、日本政府は、日本軍慰安婦制度は当時の国際法及び国内法規に違反していることを認め、法的責任を取ることで初めて誠意有る行動と認められます。
日本軍は韓国以外の女性達も利用しておりますし、被害を受けた各国が注目しています。二国間だけの問題に矮小化することは出来ません。
世界が問題にするのは紛争時における性暴力が日本だけの問題では無く現在も続く普遍的な問題だからです。日本だけを対象にしてもいません。事実が明らかになってしまったからには、人道に則った行動を取ることが「誠意有る国」として認められることに繋がります。
「負の遺産なんか無い」.....と政府の要人が全否定したり、問題を放置してまるで被害者が亡くなるのを待つような姿勢が見られるから非難がエスカレートするのであって、それはこちら側の問題です。
ちゃんと誠意を尽くして謝罪すれば、世界の目が有るのですから、どこまでも行くことは不可能ですよ。
アメリカの公聴会では韓国人2人とオランダ人1人の慰安婦が被害を証言しています。また、オランダ、EUの決議に先立ちオランダ・フィリピン・韓国の慰安婦がアムステルダム、ベルリン、ロンドン等を訪れ、各地の議会の聴聞会や市民集会所で証言を行っています。
決議の採択の背景にはこういった被害者のたゆまぬ努力があるのです。日本にとって都合が悪いことは○○系反日団体が策動しているからで片付け、被害者の声に耳を傾けることなく、被害者の存在がすっぽりと抜け落ちている産経新聞の報道姿勢には疑問を感じます。むしろ被害者の存在から読者の目をそらせようとしているのではないかと疑ってしまいます。
.........ここですね。次から次へと所謂慰安婦が噴出してくるのは中韓らの弛まぬロビー活動の賜物ですね(笑)現金渡していない....とは言いますが敗戦で極疲弊した当時の我国には日本企業及びインフラ整備譲渡は身を切る思い、あまり軽く考えないで頂きたいですね。ここでは少数派かもしれませんが「もういい加減この問題は勘弁してくれ...」と思っている人の方が多いと思いますよ。綺麗事とはいいませんが性善説で通用する相手でしょうか?たぶんいくら丁寧に検証・賠償しようともエンドレス、解決は難しいと思いますよ。
へえ。いくら注ぎ込んでどんな説をどこで発信しているのでしょう?
>そのせいで現在外国で暮らす善良な日本人や子供たちが地元住人から、日本人は悪い民族だと非難されいじめられています
それも具体的にニュースソースを提示して頂けますか?
両説とも、夢見がちな宇治金時さんはデマやごく一部の話を大盛りにした内容を鵜呑みにしている可能性が有ると思いますよ。
事実を知らない方が一方的な悪口を聞いて鵜呑みにするようなら、それ以前にその方にとって日本の印象が良くないだけだとも思いますし。
>歴史についてはただ粛々と真実のみ述べ続ければ良いと思います。いずれ正しいものは評価され、理解され、嘘や偽り国家は非難され滅びていくでしょう。
解っているなら、日本が滅びないように宇治金時さんも口コミだけではなく、ちゃんと公的な論文を読んで事実だけ述べましょうよ。
日本が偽り国家だとされないようにしたいのは私も同じです。
あなたは以前「慰安婦」の方に対しては「気の毒だった」と書き込んでおられます。
ということは中韓が主張している事は事実なのですから、その責任を認めない日本に対して国費を注ぎ込んでも認めさせようとするのは当然ではないでしょうか?
安倍首相も第一次政権の時に莫大な国費を掛けて米国で新聞広告を出しましたよね?しかも事実に反する内容だったので、その後で謝罪しています。
日本人として批判するなら、国益と尊厳を棄損したこちらではないですか?
軽く考える材料としてではなく、韓国のインフラ工事で日本の企業は儲かった。おそらくそこには何等かの約束が有った。つまり、我々の税金が自国企業の発展に使われ、現金は日本国内にも還流した。それを戦争被害者個人への補償金であると解釈することは条約にそうした記述が無い以上は不可能であるという意見です。
>たぶんいくら丁寧に検証・賠償しようともエンドレス、解決は難しいと思いますよ。
謝罪しなければならない側が無知で、事実を捻じ曲げる説が蔓延し、被害者を性悪説で見させようとする者まで多数存在するからエンドレスになるのであって、まずは誠実に対応するべきでしょう。人権というものに対する無知故の過ちを再び犯さないように教科書にもちゃんと記述するべきです。
贖罪意識の無い上辺の反省では被害者が納得する訳が有りません。ご自分や家族が何らかの事件の被害者だったらと考えてみればお解りになるはずです。
.......これは当たり前の事ですね、戦争とはそういうものでしょう。敗戦したから色々言われる訳で本国に利益導入しない併合に意味などない(ただ持ち出し多く、意外に儲からなかった)。昔我国は移民するくらい貧しかった訳だから白人のマネをして覇権主義に至った。その事は歴史として客観的に捉えないと.......。
.........ところで僕は所謂、慰安婦といわれる人に対しても戦争で亡くなった日本人に対しても「気の毒」だとは思います。しかし先述したように70年も前の爺婆の負の遺産を引き継げと言われても正直「何を今更」とも思う者です。僕はたぶん、あなた様ほど真摯にこの問題を捉えていない。人の道を説かれても正直どうでもいい。それに隣国がまともに付き合って判りあえる国だと思っていないからだ。この考えはこれからも変わる事がないし、謝罪したら改善されると思うのは申し訳ないけれどかなり難しい事だと思う。あなた様はこの問題に対してこれからもその美しい心根を持ち続けていけばよいのではないですか?僕にはまったく同意出来ない......そういう事です.。
>デマやごく一部の話を大盛りにした内容を鵜呑みにしている可能性が有ると思いますよ。事実を知らない方が一方的な悪口を聞いて鵜呑みにするようなら、それ以前にその方にとって日本の印象が良くないだけだとも思いますし
はい、気をつけるようにいたします。少なからずkeiさんにも当てはまるところがあると思いますので、お互い1級資料以外のデマに流されない様気を付けましょう。
もしドイツがナチスの犯罪に対してそうした態度をとり出したら、ドイツに対する信用は一気に無くなり、警戒度が極端に高まると思います。
日本もドイツと同様の過去を持つと世界は認識している訳で、国連の敵国条項も外して貰えていないのですから、あなたのような姿勢を国が取り出すと(今既にそうですが)、世界中が日本に対して再び警戒感を持つようになり、万が一中国と何らかの衝突が有った場合にも、誰も日本の味方をしてくれなくなります。米国はこの辺りを上手く利用して安倍総理をコントロールしていますね。
事実として慰安婦問題は存在するのであり、解決することを世界が望み、抗える材料が無い以上、国としては前向きに解決に動くしかありません。
お褒めの言葉は有り難いのですが、私は心が美しいのではなく、どうしたら互いの国にとって良くなるかを考えた答えを出しているだけ。単に現実的なだけです。
やることをやっても解り合えなかったら、隣国が世界から相手にされなくなるでしょう。日本も外交上手になるべきです。
当時「新聞掲載事項許否判定要領」に基づく厳しい陸軍の検定制度があって、検問をパスしなければ報道できなかったのです。
同要領では次のものは「掲載を許可せず」となっています。
(12) 我軍に不利なる記事写真
(13) 支那兵または支那人逮捕尋問中の記事写真 中、虐待の感を与える虞あるもの
(14) 残虐なる写真、ただし支那兵または支那人の惨虐性に関する記事は差支えなし
五 映画は本要項に準じ検閲するものとす
敗戦後米兵が子供達にガムやチョコレートを配り、子供達が喜んで受け取ったからといって米軍が我が国に酷い事をしていないとあなたは言えるのですか?
.........そもそも隣国とだけの問題ではないと仰るがそれは二国間での話にすれば良いモノを隣国らが拡散しているからに他ならない。ただ拡散した以上火消は必要ですが。
>国連の敵国条項も外して貰えていないのですから
.......それはそうでしょう国連常任理事国、正確には連合軍において独に対しては仏露、我国に対しては中共が決してそれを許さないですからね。常任理事国ですが当初から一枚岩などではないですが....。
>どうしたら互いの国にとって良くなるかを考えた答えを出しているだけ。単に現実的なだけです。
やることをやっても解り合えなかったら、隣国が世界から相手にされなくなるでしょう。日本も外交上手になるべきです。
........現実的と仰るが贖罪意識から黙って頭を垂れ村山・河野談話を出そうにも一向に解決するどころか拡散される始末。この問題を外交道具或いは金ズルとして利用する様な国を相手にするには火消しつつ経済で締める.....これが現実的外交というものでしょう。以前、誰かが仰ってましたが安倍自民でなくなれば少なくとも今よりも上手くいくと。安倍内閣が良いとは言いませんがかつて民主党政権下では外交はどうだったのか?あの時の様に言われっぱなし外交は個人的に我慢なりませんね。...........と言う事で議論は平行線なのはよく分かりましたのでこの件は終了とさせて頂きますね.。
また、あなたがおっしゃるように我々の爺婆が加害行為を隠蔽しようと被害者を貶める発言を繰り返し、解決しないできたから被害者の声が拡散されるのです。それを非難するのは逆恨みとしか思われません。
ところで火消しというのはお金で解決することですよね?そんなお金が有るなら何故補償に使わないのでしょうか?
敵国条項はドイツとイタリアは既にNATOの一員となり外れています。日本のみが外して貰えていないというのが現状です。
安倍総理のようにポツダム宣言も読んでいないとシラを切ったり戦争加害を矮小化しようとする政治家が総理になるような国民性では戦勝国が認めないのも仕方の無いことです。アメリカが支配し続けたいが為にそう仕向けているのが大きいとは思いますが。
日本を金ズルとしているのは米国であり、隣国では有りません。
既に説明しましたが、もうお忘れですか?河野談話後に先に約束を反故にしたのは日本側です。教科書の記述を削除するという贖罪意識に欠ける行動を日本がしていたからです。ならば被害国側が拡散するのは当然では有りませんか?
海外で無視されなくりの安倍内閣は人気集めと火消しの為に日本の資産を売渡しまくりですよ?
海外に30兆円もばら撒いて、自衛隊の命を売り渡し、米国のジャンク債まで買ってあげて自身を正当化しようとしている。
あなたの言う外交とはやみくもにばら撒くことなのでしょうか?そんなの誰にでも出来ますよね。
補償金ならば数億円で済むところを、数兆円も投げ出して何か進展は有りましたか?
せいぜい総理個人が米国で演説して良い気分になっただけでは有りませんか?
民主党政権が尖閣を国有化したのも元はと言えばアメリカの差し金でした。まんまと嵌められましたよね。
結果的に自衛隊を米軍の傭兵にすることに成功しましたから。
要は日中が嫌悪になって漁夫の利を得るのはアメリカということです。
実際、ダレス国務長官という日米安保条約の生みの親はそのように日本を利用しようとしていたレポートを残しています。
あなたが日本を好きなのはよく解るのですが、好きだの嫌いだのの感情で目を曇らせると、大事なものを見失いますよ。
慰安所における強制の例
以下は看護婦の証言です
○○夫人(38 歳) 報告書386 3/t
私は昔スマランのチャンディニ住んでいたが、戦争数年前からヘニーラーン【ヘニー通り】に住んで看護婦をやり、戦争中も混血と云ふ偽の証明書を貰って、V(フ…)と云ふ婚前の名前で依然として抑留もされずに看護婦をやっていた。
確か1944 年の5 月頃だと思ふが、憲兵が私のところへ来て、今度慰安所が数軒開設されるから、ヘニーラーンの慰安所の慰安婦の衛生指導をやってくれとのことであった。
…(省略)…
1944 年9 月頃、各キャンプから、婦女子が約60 名連れてこられた。その中の2 名は少なくとも3 名の子供を連れていたことを憶えている。皆不安そうで、キョロキョロあたりを見廻していた。到着後直ちに彼女等は食堂とそれに並ぶ二軒を一纏にした家に入れられ、検査が始まった。この検査は洗滌室に充てられていたガレージの中で行はれた。その中には一台の手術台と壁にかかったゴム管のついた石油缶が設備されていた。その他にはつい立のやうなものもあった。
検査は日本人の医師○○と○○に依ってスペクルム(検鏡)で強引に行はれたり、指で行はれたりした。其の場には○○、○○、○○、○○等の憲兵、○○(ジャティガレの長)、○○、その妻○○、又慰安所の運転手兼番頭○○及○○軍医大佐等も見ていた。婦女達は交互にこの手術台に乗せられ一番検査に都合の良いやうな恰好をした。之を眺めているものが見て、大声で笑ひたてた。恐れと痛みから台から降りやうとすると、手荒く取扱はれたが、中でもジョクジャから来た○○は一番酷かった。此の時○○の行動も極めて唾棄すべきものがあった。即ち、彼は煙草の火で陰毛や大腿部を焼いたりして、皆で大笑ひの種にした。又台の上に血が落ちると、○○は和蘭人の娘に「之はもう処女でない、兵●にもう強姦され使はれている」と云って侮辱した。之は彼が自分の非行を隠さんが為に云った言葉に違ひなかった。私は身振りを入れて、この嫌悪すべき行為に対し抗議を発したら、扉の方を指して、出て行けと云はれた。その後で○○は若しも何かこのことについて喋ったら厳罰にすと云って脅迫した。3 名の娘が失神したが、名は憶へていない。此の三名は正気づかせる為に打ち殴られたり、大声で怒鳴られたりした。
日曜日(到着及検査の翌日)高熱を出したR 姉妹の処へ呼ばれた。既に第一日目である日曜日の午前中に18 名~20 名の客がとられ、その上夜間にも仕事があった。月曜日の朝には既に数名の娘は起き上れず、歩けもしなかった。その時私は○○が三名の娘を帰さずにそのままとってをき慰安所で強姦したと云ふことを聞いた。数名の犠牲者達は心痛と神経から態度が普通でなく、B 姉妹は逃げ出して終った。然し、彼女達は火曜日の朝には警察の手に依って捕った。
…(省略)…
約2 ヶ月続いた強制慰安所の結果、私の記憶では5~6 名の花柳病が出た。その中の2 件は黴毒、他は淋病又マラリヤ一件、疑似患者では盲腸炎とチブスが夫々一件であった。之等婦女と私との接触は常に監視づきで行はれた。又私は妊娠の初期を二件認めた。之等の場合はエリザベス病院に送られたが、花柳病も亦この病院に入院し○○の手当を受けた。然し入院も3~4 日したら退院せねばならず、一週間以上は慰安所を休ませられなかった。○○は流産にヨードチンキの注射を私にさせようとしたが、危険なので、私は遂にやらなかった。黴毒に対する治療も非常に表面的で、一連の注射をするだけであった。又婦人達は殆んど例外なく疲労と、絶えざる体の濫用に依って、白帯下にかかっていた。
…(省略)…
彼女等の生活は第一日目から抵抗と悲鳴に依って始められた。私と彼女等の接触は初めの中の極く少日数であったとは謂へ、レストランを通じて連絡はとれたし、又垣根越しにも彼女等が何をやっているか、私には良く判った。故に約一週間後には彼女等が益なしと見て抵抗をやめたのも知っているし、数週間後には彼女等は全く平静になったことも知っている。
又彼女等は志望者がレストランへも連れてこられるのに反し、行動の自由は慰安所と庭の中だけに限られていた。又志望者の方は外へも出られ、外の医者にもかかれたが、強制組の方は全然之が出来なかった。此の差違は醜聞と逃亡を恐れたものであったと云ふ。彼女等は家の後ろで集って食事をしたが、内部にはピアノもあり、その他の娯楽施設もあった。
酔客がベッドや蚊帳を汚した時には、翌朝新しいのと代へられた。然し、之は決して彼女達の為を思ってとりかへられたのではなかった。化粧具は支給されたが、彼女達は毎日6 時頃迄に化粧を終り、客の来る前に、古谷が之を監督して廻った。それから直ぐにこの家の前には自動車が集って来た。
間もなく彼女達は定客を探さざるを得なくなった。之に依って彼女達は買切りにして貰ひ、休日休めることが出来たからである。然し、航空隊の見習士官の休みの時は大変な騒ぎであった。酔客は必ずあった。之等の客は彼女達に無理に酒をのませ、体を害させた。又之等の酔客は悪ふざけをして彼女達を池の中に投げこんだり、きたない水の上に押し込んだりした。然し、私は殴打のやうなことはなかったと思ふが、○○の経理するホテルベレヴェでは○○が婦女を殴った。
ヘニーラーンには日本人しか来なかったが、然し、特別の高官が来ると、壁を抜けて裏に之等高官用の特別室があった。○○は又誰かを物色して、そのやうな高官の官舎に送り届けた。強制組の他に一人日本名をオタマルと云ふ志望者が一人居たが、彼女は客が多い為、地位も有利で又志望者組がレストランの後方に移される前に住んでいた処にそのまま残っていた。○○も離れの一番後ろの室に寝起きしていて、彼女等と親密なる関係を探していた。婦女子達は無頓着になり、共通的な悩みを持つに至り、騒客に対しては反抗しなくなった反面、その当然な反動として気晴を求めるやうになった。彼女等はその為にピアノを弾いた。又私は或時彼女等が何の悲しみもないやうな顔をして、馬飛び遊びをやっているのを見たこともある。
而も、この3 名の中の2 名の婦人は子持ちで、子供はバブーに守をさせていた。この子持ちの2 人は強制組と云ふ、頭で考へるより遥に嬉々として必要以上に日本人と親密に交際していた。然し、遺憾なことに私は彼女等の名を覚えていない。又病気で呼ばれて行った人の名も憶えていない。又接触を断たれたので、彼女等の日常生活の細部も述べ得ない。然し、私は仮令に彼女等の態度が忍従的であらうとも、之は飽迄自己防衛の為であって、彼女等の全部が日本人共と心から親密にやっていたと云ふ印象をうけたとは決して云ひたくない。
此のやうな生活が11 月中旬迄続いたが、或朝のこと突然之等慰安所は閉鎖された。彼女等も何処かへ連れて行かれたか、行先は知らない。続いて、上記慰安婦の補充として市内の混血、支那、その他の慰安婦要員が警察に呼集められトラックでヘニーラーンに輸送せられた●。Y.O、スマランクラブ、メナドリ一番組、E 婦人、R 婦人、F 婦人、T 婦人が当時スマランに於て、日本人の為に淫売婦を周旋せる●。○○が之に時々顔を出しあるも、本件に大したる関係なきを以て省略(約2 頁)
注(ひろと):原資料は国立公文書館所蔵の「法務省/平成11 年度/4B-23-4915」及び「法務省/平成11 年度/4B-23-4956」によるものです。その中の一人から引用しました。長文のため一部省略しました。原資料は強制動員真相究明ネットワークが情報公開請求により取得したものです。
注:被害者の証言をひらがなに変更。他は原資料のまま。
注:●は判読できなかった文字です。
注(ひろと):原資料に書かれていた苗字はすべて○○に置き換えました。
プロパガンダの最も盛んな国はどこでしょうか。おそらくそれは日本ではないでしょう。
ひろとさん、何を憤慨されているのかわかりませんが、慰安婦という職業を、ただ貶め、ただ軽蔑するばかりではいけないと思ったのです。元日本人慰安婦の方々は一人として「賠償せよ」などと言いだすことはないのですから。また、オランダに350年間支配され続けたインドネシアが、日本によって解放された事実を思えば、オランダの日本への思いもまた違った視点から考えられると思います。
「日本のお陰でアジアの諸国はすべて独立した。日本というお母さんは難産して母体をそこなったが生まれた子供はすくすくと育っている。今日、東南アジア諸国民がアメリカやイギリスと対等に話ができるのは一体誰のお陰であるのか。それは『身を殺して仁をなした』日本というお母さんがあった為である。12月8日は我々に、この重大な思想を示してくれたお母さんが一身を賭して重大決意された日である。更に8月15日は我々の大切なお母さんが病の床に伏した日である。我々はこの2つの日を忘れてはならない。」
ククリット・プラモード(タイ元首相)
そんな大雑把な批判ならなんとでも言えますよ。宇治金時さんが言っていることは次のようなことです。責任を追及する側はそれによって賠償金を得られるという利益を得ることから、追及する側の根拠は信用できない。責任を追及される側は、それによって賠償金を支払うとの不利益を負うことになるから、追及される側の根拠は信用できない。あとは自分が責任を追及する側の人間かされる側の人間かで主張の内容が決まるだけにすぎません。
こういった主張はある程度真理が含まれていることを私たちは経験則から知っています。責任を追及する側はときとして被害を過大に評価し、責任を追及される側はときとして被害を過少に評価します。そのため、自己を弁護し、相手をけなすだけが目的であるならば、事実にきちんと向き合う必要はありません。大雑把な主張であっても、人を説得し納得させるのにはそれで十分だからです。事実か否かの検証作業を省ける分、手間もかかりません。こういった思考の行きつく先は自分にとって都合のいい事実は真実で、自分にとって都合の悪い事実は虚偽だと言う単純な思考なのでしょう。
ちなみに、看護婦の証言に関しては、慰安所の場所は異なりますが、日本人の証言もあります。両者には随所で共通した内容の証言が散見されます。
>元日本人慰安婦の方々は一人として「賠償せよ」などと言いだすことはないのですから。
元日本人慰安婦であり自らの体験談を語った人は一人しかいません。後は手記等により数名分かっている程度です。その貴重な一人の体験に関する記事がこちらです。
「私たちは死ぬほどの痛みを感じていたのに。兵隊さんを何度絞め殺してやろうと思ったことか。頭がおかしくなりそうでした。・・・・わたしたちが死んだら、ジャングルに穴掘って、そこに放り込んでおしまいです。もちろん、家族への通知なんてありません。わたしは、この目で見たんです、オンナにとってはこの世の地獄を。」
Stiffmuscleの日記
http://d.hatena.ne.jp/Stiffmuscle/20070707/p1
見つかっていますが、都合の悪い証拠を宇治金時さんが排除しているだけです。ちなみに軍人さんの証言
海軍経理学校補修学生第十期文集刊行委員会編『滄溟』1983年
M参謀は……アンボンに東西南北四つのクラブ(慰安所)を設け約一〇〇名の慰安婦を現地調達する案を出された。その案とは、マレー語で、「日本軍将兵と姦を通じたるものは厳罰に処する」という布告を各町村に張り出させ、密告を奨励し、その情報に基づいて現住民警察官を使って日本将兵とよい仲になっているものを探し出し、決められた建物に収容する。その中から美人で病気のないものを慰安婦としてそれぞれのクラブで働かせるという計画で、我々の様に現住民婦女子と恋仲になっている者には大恐慌で、この慰安婦狩りの間は夜歩きも出来なかった。
日本の兵隊さんとチンタ(恋人)になるのは彼等も喜ぶが、不特定多数の兵隊さんと、強制収容された処で、いくら金や物がもらえるからと言って男をとらされるのは喜ぶ筈がない。クラブで泣き叫ぶインドネシヤの若い女性の声を私も何度か聞いて暗い気持になったものだ。
>元慰安婦の証言だけでは証拠にはなりません。
旧日本軍の証言と元日本人慰安婦の証言のうちさらに自分たちに都合のいい部分だけを切り取って、慰安所の生活も言うほど悪くなかったと言っているのが、反対派(性奴隷否定派)の人たちです。まぁ、反対派の一部なのかもしれませんけど。
>正しい検証をするには正しい資料の選別が必要です。
言うほど宇治金時さんは資料を提示していません。それで正しい検証ができているんですか?
>日本人に対して憎しみの感情はないのでしょうか。大雑把な話とは思いません。ここはとても重要な部分ではないでしょうか。
「大雑把な話とは思いません。」と言われても依然大雑把な話であることに何ら変わりありません。ネット上では中韓憎しの人たちがたくさんいますが彼らの主張の根拠となる資料は信用できないと言うことでよろしいですか?あるいは産経新聞の記事とか?
>オランダが350年間支配し続けたインドネシアは、日本の協力で解放され独立しました。インドネシアの人々は今でも日本人を尊敬し、日本に感謝の気持ちを持ち続けてくれています。
2004年カリキュラムに基づいて編纂されたインドネシアの高等学校で使われている歴史教科書の日本語訳。
「日本は戦時下にインドネシアを占領した。経済諸資源は、戦争が必要とするものを支援するために動員された。そして、その行政管理の担い手は軍人たちだった。それゆえ、日本による占領期間は短かったとはいえ、長期にわたったオランダ時代に受けたよりも遥かに重い苦しみをインドネシア国民は体験することとなった。」だそうです。
私の好きなインドネシア
http://www.geocities.jp/indo_ka/buku_pelajaran/bahasa_jepang2.html
そして宇治金時さん。
戦時中の映画は国籍関係無くほぼ全てがプロパガンダです。
更にヒデさん、私は反論が有るから返しているまで。「終わらせる」と言いながら引き摺るあなたの方が相当に粘着だと思いますよ。
そして、事実認識に間違いの多いあなたにとっては問題解決は無理なことに思えるのでしょうが、現実はそうでも無いと思います。
慰安婦否定の最右翼である安倍総理の力を持ってしても、事実には逆らえず、戦後70年談話で「子孫にこの問題を引き継がない」ことを宣言してしまいましたので、解決しなければならないのです。
では、あちらから出している映画、写真も全てプロパガンダという事でよろしいですね。
>そんなお金が有るなら何故補償に使わないのでしょうか?
やはり、そこですか。
プロパガンダには分類が存在します。
1、情報の発信元がはっきりしており、事実に基づく情報で構成されたプロパガンダ
2、情報の発信元を偽ったり、虚偽や誇張が含まれるプロパガンダ
3、発信元が曖昧であったり、真実かどうか不明なプロパガンダ
4、敵のプロパガンダに対抗するためのプロパガンダ。
日本軍は厳しい検閲と大本営発表でほぼ完璧に情報統制していましたので、当時の映画や新聞記事は2、の「虚偽や誇張が含まれる」ものであったと考えるのが自然です。
南京虐殺での「100人斬り」も新聞紙面で語られたような武勇伝などでは無く、無抵抗の捕虜を虐殺していたという国際法違反を隠蔽する為と、国威発揚の為に伝説を作っていたというのが、英雄視をされることに当惑した当事者が地元の講演会で無自覚に事実を語っていることで理解出来るはずです。
問題を解決するには,国としての法的責任を認め、被害者に補償金を渡し、教科書にも載せ、検証を進めるという姿勢を見せるのが一番すっきりすると思いますよ。
責任を認めた上で誠意を尽くして再度交渉し、プールされているアジア女性基金のみで解決を図るという手も有りますが、曖昧な方法を取るとまた否定派が水を掛け、両国間の感情をこじらせるというループになる可能性が高いと思います。