Four Season Colors

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今年の野球もはや終盤戦

2023-08-21 | 雑文
プロ野球は、あれよあれよという間に100
試合を消化し、セントラルリーグはタイガー
スに優勝マジックが点灯している。

我らがスワローズは、早々に大型連敗を喫し
て以降、懐かしの低空飛行ツバメとなってお
り、ゆるゆるとシーズンを過ごすことに。

さて、仮にこのままタイガースが優勝できる
となると、巷でも出ている通り、18年ぶり
のことらしい。

18年と言えば、18年前に生まれた子供が
高校球児もラストイヤーで、当時のラストイ
ヤーはその親である可能性さえあって。

中年たる自分は、どちらかといえば後者とな
るが、老いる悲しさかなタイガースの優勝も
甲子園の記憶も薄く。

試しに18年前の甲子園を検索してみれば、
優勝校は駒大苫小牧で優勝投手は田中将大。

しかし、タイガースの優勝も、その2年前の
星野監督の方が覚えているし、田中将大の甲
子園も翌年の準優勝の方が覚えている。

それは完全に自分の印象と記憶なのだけれど、
一人がそうであれば、例え少数派だとしても
必ず同じ感覚の人はいるはずで。

それでも、その18年の時を経て、以来の優
勝が、同一人物の岡田監督で達成ともなれば、
これはセットで記憶されざるを得ない。

セットで記憶されるのは、無論、18年前を
生きた者だけであるが、こうして過去の意味
が変わることは、とても面白い。

また、同じ一つの優勝が、こうして人により
意味と記憶を違えることが。

今年、タイガースが優勝できようができまい
が、18年ぶりの岡田タイガースは記憶に残
る。

特に、スワローズやドラゴンズのようなチー
ムのファンにとっては、タイガースファンよ
りちょっと弱いくらいに。

バウアーやら大谷やらと一緒に、どういう結
末が、記録と記憶に残るか。

2023年プロ野球は、終盤戦を迎え、はた
してはたして。