何週間か前、今まで聞いたことがないくらい調子はずれのウグイスの鳴き声を聞き、
「まだボイトレ中?」などと思っていたのですが…一気に春らしくなってきましたね!
知らぬ間にデジカメが変なモードになってしまい不自然な色合いですが、
河津桜にはヒヨドリが…蜜を吸っているのか?
おだやかな流れの中にはカエルの卵!――卵の外はもうすぐ!
これはアカガエルの卵ですかね?――くわしい方教えて下さい。
しばらくして、再訪してみると…ヒキガエル発見!!
我々が近づいても、落葉を背負い微動だにせず……
…と言いたい所ですが、喉だけは動かして前を見据えていました。
ヒキガエルといえば、ガマの油!
これは蟾酥(せんそ)という漢方薬なんですね(実際には中国産のヒキガエル)。
現在売っているガマの油の中には、蟾酥は入っていないのですが、CMでよく見る「救心」には入っているのです!
「救心」のHPにはムツゴロウさんの興味深いエピソードが引用されています。
バイオリニストが昔使っていたという話は知りませんでした(http://www.kyushin.co.jp/herb/herb05.html)。
ヒキガエルの卵は、こんな感じでたくさんありました。
大産卵会は終わっていたようですが、どこの世界にも遅れ気味の個体がいるのでしょう。
7~8匹のヒキガエルは残っていました。
産卵中のヒキガエルに初めて出会えた~と浮かれていると、ふわりと舞い上がる影が…!!
あれトンビかな~…でも色は薄いし、尾羽が扇状に開いているので、トンビではないぞ!
画像を拡大して調べてみると、ノスリでした。
谷津干潟で2回ほど見たことがあったのですが、この辺りでは初めて見ました。
春風がとても強い日だったので、翼もめくれあがっていました――何かカッコイイですね!
カメラで追うと、風に流されるようにどこかへ消えてしまい、しばらくすると、いつの間にか頭上に!…なぜ?
後で思いついたのですが、おそらくヒキガエルを狙っていたのでしょう。
ヒキガエルにとってこの日は一年に一度の恋のチャンスですが、目立って捕食されてしまうリスクでもある…一方、ノスリにとっては多くの獲物にありつける絶好のチャンスだったのでは?
そして、そこに居合わせた我々人間の存在は、ヒキガエルにとっては少々迷惑ながら命を守る偶然となり、ノスリにとっては、命をすり減らす方向への偶然となってしまったのかもしれません。
季節の変わり目はチャンスでもあり、ピンチでもある…医療行為の中でも、正常と異常、生と死の境界線に近づくほど、何がいいのやら悪いのやら……。
同日、アカガエルらしき卵からは、元気なオタマちゃんたちが!
今年は菜の花の丈が短い気がしますが、元気に咲いている花もありますね!
背景にはたくさんのオオイヌノフグリ!
ツクシもたくさん生えてきました!
今年もノミダニ予防の新薬が発売されましたが…さてどうなることやら…?
メリットだけでなく、デメリットの可能性もバランスよく説明してくれる病院を探して下さい!