地域のために、利用者さまのために

REHA planning(リハビリ訪問看護ステーション東大阪)での日々の業務や、勉強会等の様子をお伝えしていきます。

老人性難聴に対し集音器を購入された方の紹介

2016-10-11 | 便利グッズ

朝晩、寒くなってきました

季節の変わり目が危険ですよね この時期、乗り切りましょう

こんにちは 理学療法士の丹野です

10年以上前に『老人性難聴』と診断された利用者さまが、最近市販の集音器を購入されました

聞こえもよくなったことで、会話におけるストレスも減少し、気持ちも前向きになれているようです

購入されたものは、『パイオニア フェミミ集音器 M800 ゴールド TPVMR-M800-N』

 パイオニア フェミミ集音器 M800 ゴールド TPVMR-M800-N

アマゾンで定価47,000円が25,900円となっています

レビューでの評価は分かれていますが、今回の利用者さまの聴覚の状態には合っており、よく聞こえるようになったこのことです

特に低い音

私も装着させていただきましたが、遠い幹線道路のクラクションも近くに感じられるくらい、清明に聞き取ることができました

 

さて、では集音器とはどういったものなんでしょう 補聴器と集音器の違いは

『補聴器』とは、補聴器メーカーが厚生労働省に申請し、厚生労働省から正式に医療機器として認定されているものです

薬事法で定められた管理医療機器として指定されているため、効果や安全性などについて一定の基準をクリアする必要があり、個別の製品ごとに正式な認定を受けなければ製造販売はできないことになっています

対する『集音器』は医療機器ではありません

 製造や販売する上での制約はありませんし、難聴の人を前提としたさまざまな機能は搭載されていません。どちらかというと、一般的には正常な聴力の人向けにつくられているものが多いようです

ざっくりいうと、『補聴器』は医療用、『集音器』は一般用

本来であれば、難聴の程度や状態を評価し、周波数や出力の調整、雑音の調整が必要で、

その後のフォロー、再評価も不可欠です

『集音器』はその辺のフォローがない分、心配ですよね

 

そこを理解した上での選択をおススメします

ただし、補聴器は『装具』の扱いになるため、身体障害者手帳があれば1割負担、なければ全額負担になるそうです

長くなってしまいました ご拝読ありがとうございました

 


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