地域のために、利用者さまのために

REHA planning(リハビリ訪問看護ステーション東大阪)での日々の業務や、勉強会等の様子をお伝えしていきます。

寝たきりでもテレビが見たい

2017-09-12 | 便利グッズ

こんにちは

理学療法士の丹野です

脳性まひに伴うアテトーゼを呈した利用者さまが、腰椎を骨折され、長期間寝たきりとなってしまいました

その方が、「テレビでも見て気分転換がしたい」と

ポータブルのテレビなども検討しましたが、画面が小さいと見えにくいとのこと

天井に映像を映し出せばどうだろうと思い、事務所のパソコンとプロジェクターを持っていき、視聴してみました

ベッドのギャッジアップは20°で行いました

思っていたよりずっと見えやすい

調整すれば、もっと大きな画面として映し出すことができ、本人さまも、大満足でした

あとは、プロジェクターを上に向けた状態で置ける台をどうするか

また、そんなことをして壊れやすくなったりしないかなとか

もう少し詰めていかないといけません


2017年度 ボバース研究会 近畿ブロック小児部門研修会1

2017-09-11 | 勉強会関連

こんにちは

理学療法士の丹野です

夕方、帰社するときが段々寒くなってきました

9月10日、森之宮病院での、ボバース研究会の近畿ブロック小児研修会に参加してきましたので、

ご報告させていただきます

日時:平成29年9月10日

テーマ:発達障害を合併する脳性麻痺の治療

講師:吉田真司先生(PT 森之宮病院、ボバース小児領域基礎講習会インストラクター)

   小室幸芳先生(OT 森之宮病院、アジア小児ボバース講習会専任講師)

 

研修会のプログラムは、講師による治療デモンストレーションの後、グループワーク、ワークの発表、ハンドリング練習といった流れでした

デモンストレーションのケースを、感覚運動発達的要素・姿勢コントロール・神経性要素・非神経要素・選択運動と運動シークエンスに分類して評価し、プラス面とマイナス面の両方面から治療の手がかりへと順序立てていくといった内容で、グループワークを行いました

PVL(脳室周囲白質軟化症)発達障害(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群、ADHDなど)を併せ持った症状をお持ちの子に対するセラピー

・PVLであるため、全身的に抗重力伸展活動が乏しく、活動の範囲も拡がりにくい

・発達障害であるため、複数の感覚入力を統合することが苦手で、視覚や聴覚や触覚(本ケースは聴覚だった)のどれかに固執してしまいやすい

そういった症状に対し、触覚と視覚などの感覚統合を図りながら、子の持てる最終可動域、運動範囲をいかに拡げていくかを、

改めて考えさせられる一日となりました

どうしても、日ごろ、姿勢コントロールやシークエンスばかりに目がいってしまい、

ストーリー性のある順序立った課題の設定や、感覚入力・統合を意識した課題などを疎かにしていたな~と思いしらされました


外部講師による勉強会

2017-09-08 | 勉強会関連

こんにちは

理学療法士の丹野です

急に朝晩が肌寒くなってきて、体調の管理も難しくなってきています

服や布団で温度の管理をし、秋の長雨にもご注意ください

当事務所での勉強会に、初の試みとして、外部より講師を呼び、講演していただきました

講師は、森之宮病院勤務、作業療法士の三浦正樹先生です

小児の発達、またセラピーについて、臨床、研究の両方面からの視点でお話いただきました

定型発達と非定型発達の違い、動作におけるバリエーションの重要性、環境に応じたバリエーションの重要性、上肢帯の運動と下肢の関連性、などなど

日頃より大量の英語論文を読み漁っておられ、最新の研究内容を、日頃の臨床で実証しながら、知識を深めておられる先生なので、

非常に分かりやすく、かつ臨床で活きてきそうな話ばかりでした

三浦先生、ありがとうございました

打ち上げは、行きつけの焼肉『ピッコロ』での接待、となりました