地域のために、利用者さまのために

REHA planning(リハビリ訪問看護ステーション東大阪)での日々の業務や、勉強会等の様子をお伝えしていきます。

焼肉パーティー

2012-11-21 | 事務所のできごと

こんにちわ。作業療法士の加藤です。

先日、リハビリの時間を利用して、利用者様と焼肉パーティーをしました

リハビリで焼肉と、驚かれる方もいるかもしれませんが、私も初めての経験でしたので、訪問リハビリで、できることの幅広さを改めて感じた出来事でした。

利用者様は、片麻痺を持ちながらも、強い意志で一人暮らしをされている方です。外出はあまり好きではないようですが、リハビリにおいては、積極的に歩く練習等をされています。

一方で、普段気晴らしになるようなこともほとんどなく、「何も楽しいことがない…」と、どうしても、気持ちを前向きに持っていくことが、できなくなってしまうことも多くあります。

ある日、利用者様が非常に落ち込んだ様子で、普段は物静かなのですが、この日はネガティブな発言を繰り返されていました。私は、傾聴しながらも、どうすることもできずにいました。そこで、なんでもいいから、楽しくなれることはないかと考えましたが、思いつかず、いっそのこと、聞いてみようと思いました。

しかし、これが、なかなか怖くて、思い切れませんでした

聞いたところで、実現できないことだったら、余計に落ち込ませてしまうではと…

でも、思い切って聞いてみましたところ、「焼肉を食べたい」とのことでした

という経緯で、利用者様と焼肉パーティーをすることとなりました。あとは、関連のリハスタッフやケアマネージャーさん、ご家族に事情をお話し、時間調整や準備を手伝っていただき、なんとか実現できました。

当日は、リハスタッフ数人とケアマネージャーさんにも来ていただき、みんなで楽しい時間を過ごしました。利用者様も、すごくいい笑顔を見せてくれましたし、珍しく冗談を言われるような場面もあり、意外な一面も見れて良かったと思っています。

また、焼肉が決まってからは、(ひいき目かもしれませんが)体のリハビリにも積極性が増したような…気がします。体の健康を維持・向上させるためには、心の健康も大事と、改めて感じました


車椅子の肘置き

2012-11-14 | 自主練習、姿勢調整

 こんにちは。  理学療法士の丹野です。

 前回にも車椅子の肘置きを作製した話がありましたが、私も作製、調整したので、そのことについて報告させていただこうと思います。

 利用者さまは電動車椅子に乗って移動されていたのですが、肘置きが小さいために不安定で、力を入れて操作されていました。それにより、肩と首の筋肉痛にもつながりやすく、手の末梢部にも過剰に力が入り、長時間の車椅子乗車をも困難にしていました。

 そこで、

       

 大きめの板を乗せることで肘置きの横幅を拡げ、マジックテープで固定しました。

 それにより、肩の挙上、首の過緊張が軽減され(写ってませんが、、、)、手の末梢部の過緊張も軽減されました。長時間車椅子乗車後の筋肉痛も緩和されています。

 ただ、ぶつけると破損しやすい、しっかり固定しないとグラグラして不安定などの問題は残存してしまっています。

 なにぶん手作りなので耐久性に問題があったり、継ぎはぎだらけになってしまっています、、、。

 でも安価(コーナンさんの板・バスマット、セリアさんのマジックテープetc)で、微調整もきき易いのはメリット!!本当は業者に頼んで取り付けていただいたり、作製していただく方がいいのですが、保険制度上の問題や、金銭的な問題もあるため、手作りのものも、結構重宝していただけやすいです。いいものを作って日常で使用してもらわなければ意味がありませんが。


小学校訪問

2012-11-12 | 事務所のできごと

こんにちは。  理学療法士の丹野です。

今回は、先日小学校を訪問させていただいた内容を報告させていただこうと思います

 担当させていただいております小学生の利用者さまが通う地域の小学校に訪問し、車椅子の調整、プローンボード(起立台)の調整、SRC(歩行器)の調整・練習方法、介助方法、マッサージの方法を伝達してきました。

 利用者さまの共通する評価ポイント(体幹の捻れ・曲り、後方に引けやすい方の手、足部内反を伴いやすい姿勢・緊張etc)をお伝えし、実際にどこをサポートすればそれらが修正されやすく、リラックスした姿勢が取れるかを提示してきました。

 また、今後予想される身体のマルアライメント(malalignment:正常の位置にない身体構造のこと。本症例の場合は特に足部内反)に対応するため、マッサージや望ましい運動を伝達いたしました。

 学校の先生らは、利用者さまにも積極的に関わってくださっていることがよくわかり、こちらの説明も熱心に聞いてくださいました。

 

 今回の訪問を通して、学校での生活も改めて確認することができましたし、問題点や目標の再設定にもつながったため、私自身にとっても、すごくためになる訪問となりました。

 利用者さまと先生、クラスメイトとの交流も見ることができ、学校でしか見られないようなとてもいい表情も垣間見ることができました!!成長の早い時期なので、定期的にチェックする必要性も実感できました。

 


片麻痺 便利グッズ 「すべりどめマット」

2012-11-07 | 便利グッズ

作業療法士の加藤です。

今回は、ちょっとしたことで、片手での家事動作が簡単になる便利グッズとして、

「すべりどめマット」を紹介します。

ダイソー すべりにくいシート

すべりどめマットは、介護用品やリハビリ器具としても、いろいろなものが出ていますが、

上の写真の「すべりにくいシート」が、安価(ダイソーで100円!!)で、粘着性も高くお勧めできます。

ただし、すこし小さめなので、用途は限られてしまうかもしれません。

 

では、どのうような用途があるのかと言いますと、アイデア次第です\(◎o◎)/!

すべりどめマット 食器洗いすべりどめマット ペットボトルの開閉すべりどめマット ビン開閉

食器洗いの際に、食器がツルツルと滑らないように安定させたり、

ペットボトルやビンのふたを開ける際のすべり止めに使ったり…

とにかく、1枚あると、アイデア次第で、かなり便利に使えます!(^^)!

 

まだ、持ってない方は、ぜひ「ダイソー」へ(^^)v