こんにちは、作業療法士の加藤です
私たちが訪問リハビリでうかがわせてもらっている方々のなかには、脳卒中等の後遺症により、半身にマヒが残ってしまっている方々が多くおられます。
半身がマヒすると、普段何気なくできているちょっとした動作などが、非常に大変なものとなります
しかし、そのような中で皆さんそれぞれ工夫して生活をされており、非常に勉強になるなぁと感じることがよくあります。
今回は、そのうちで、つい先日に教えたもらった工夫を紹介します
この方は、右の半身麻痺がありますが、左手で杖を使用すれば、屋内を自由に歩いて移動できる方です。
しかし、杖を持っているため、何か物を持って移動することが難しいです。特に困るのは、たたんだ洗濯物などをタンスに入れるために持ち運ぶことだということでした。
そこで、活躍しているのが、写真にあるように着用されているエプロンです。
このようにして、衣類等をポケットに入れて運んでいるとのことです。
しかし、実はこのように大きいポケットのあるエプロンはなかなかないとのことです。
このエプロンも、もともとは、小さいポケットが連なって複数ついているタイプのものだったようですが、ポケットを隔てている縫い目をとって、大きい一つのポケットに改造したということでした
宅配などが来て、ハンコなどを持って玄関に行くときなども便利とのことでした
思いつきそうで、なかなか思いつかないように思います。実際に不便な思いをされているからこその工夫だなと思いました。勉強になりました