地域のために、利用者さまのために

REHA planning(リハビリ訪問看護ステーション東大阪)での日々の業務や、勉強会等の様子をお伝えしていきます。

ホームページ、求人、放課後等デイサービス、ホームページ訪問者

2018-10-17 | 自主練習、姿勢調整

ずいぶん久しぶりになってしまいました

理学療法士の丹野です

なかなか更新できていませんでしたが、久しぶりに投稿します

いくつかご報告

①ホームページリニューアルプロジェクトを立ち上げました 12月中には一新できるかもしれません

②indeedさんでの求人募集を始めました 早速いくつかご応募いただいています

③放課後等デイサービスへの訪問指導も開始しています

それに伴い、改めて、発達障がいについて、勉強し直しているところです

④いつの間にか、ホームページ訪問者が20,000人を超えました

 

本当なら、これらはひとつひとつ報告すべきことではありますが、このたび、まとめての報告になってしまったことをお詫びいたします

ホームページ訪問者も、当初の予想を大きく超えての20,000人達成になりました

いつもチェックしていただきまして本当にありがとうございます

今後ともよろしくお願いいたします

ホームページが新しくなる際にはまた報告させていただきますね


腰痛について 〜5〜

2016-02-25 | 自主練習、姿勢調整

こんにちは、作業療法士の加藤です

今回は、ものすごく久しぶりになりましたが、腰痛についてです。

前回の腰痛記事の際に予告しましたので、予防につながる話しにさせてもらおうと思います。

日常生活において、腰痛を生じやすい人は、身体の前方で重い荷物を持ち運ぶことに対して、ある程度の制限をする方が良いことは、よく聞く話かと思います。

例えば、出来る限り身体に荷物を密着させた方が良いとか、そもそもあまり重い荷物を持たず、なるべく軽量化してから運ぶとか、そういった配慮が腰痛を持っていない人でも、予防の意味で大事になってくるかと思います。

では、身体の前方で荷物を持ち運ぶ際に、腰を伸ばす筋肉には、数値的にどれくらいの負荷がかかるのでしょうか?

手元にあります資料の例を紹介させてもらいますと…

腕の長さが70㎝ほどとした場合、腕をまっすぐに胸の前に伸ばして、荷物を持った場合、腰部の伸筋には荷物の重量の14倍の負荷がかかるということです。これは、例えば、1ガロン(約3.6㎏)の水を胸の前70㎝で保持すると、腰部伸筋にはその14倍の50.4㎏の負荷がかかるということになります。実際には、それに加えて両腕の重みもありますので、さらに2倍以上の負荷が腰部伸筋には必要になるということです。そこまで、重い荷物でなくても、腰椎や腰部伸筋の損傷が起こりやすい理由が分かりやすい例かなと思います。

さらに、以下のようなデータもあるようです。

 身体の側方や、前方、後方で荷物を持った際の、腰部の筋肉(片側)に起こる筋活動量を計測しています。ちなみに、太い横線(4の少し上)は、荷物無しで歩行をした際の腰部の筋活動量が示されています。

このグラフからは、前方のみでなく、側方で荷物を持った際にも、荷物を持った反対側の腰部にはかなりの負荷がかかっていることが分かります。

一方で、後方で荷物を持つ際には、荷物無しで歩くのとほぼ同じ(少ない)くらいの負荷しかかかっていないことも読み取れます。

なので、腰痛の予防のためにはリュックなどを使用して、後方で対称的に荷物を持ち歩くことが良いようです。斜め掛けカバンなど、側方で持つものを多用する場合には、同じ方向ばかりではなく、カバンをかける向きを小まめに変える事を意識した方が良いかと思います。

 リュックは、非常に腰に優しいという話になりましたが、街中で使うのはどうしても抵抗があるという年配の方もおられるかと思います。最近、土屋鞄で「大人のランドセル」というのも発売されたようです。興味のある方は、検索してみても良いかと思います

 

 こんな感じです。

ちなみに、

このように、荷物を頭上に持ち上げる方法でも、体幹の全筋への負担は減るようです。しかし、一般的に首の構造としては、大きなものを支持するようなデザインになっていないということで、頚椎症などの恐れがあります。要注意です

 


免疫力を高めましょう(^^)/

2016-02-16 | 自主練習、姿勢調整

こんにちは、作業療法士の加藤です

暖冬ということもあって、インフルエンザのピークが例年よりも少し遅れているようです。

先週あたりから、利用者の皆様や、ご家族の方々と、インフルエンザの発症が増えてきております

インフルエンザに罹ってしまたら、安静にして、他の人にうつさないように気を付けることが大事ですが、それよりも大事なことはやはり、いかに予防するかということだと思います。

今回は、インフルエンザ予防対策について考えてみたいと思います

インフルエンザを予防するために、まず大事なことは、手洗い・うがい・マスクの使用などにより、ウィルスを無防備に体内に取り込まないように気を付けることと思います。最近では、クレベリンなどの空間除菌も効果的と言われています。

しかし、どんなに気を付けていても、完全に身の回りを除菌することは難しいであろうことを考慮すると、「免疫力を高める」ということが非常に大事になってくるように思います。

では、免疫力を高めるにはどうすればよいのでしょうか

簡単にですが、まとめてみました

●適度な睡眠をとる:疲労の回復とともに、免疫機能を高めるということが言われています。

 特に日本人は慢性的な睡眠不足であるということが言われています。睡眠の量を確保する為にも、お昼寝をすることは良いことだそうです。しかし、昼間の3時以降のお昼寝は、かえって睡眠-覚醒リズムを狂わせることがあるようですので、注意が必要です。また、夜になかなか寝付けないという人は、早く寝ようと焦れば焦るほど、寝付けなくなることがあるようです。そのような時には、寝る時間を意識するよりも、何時に起きるという事だけを意識して布団に入ると良いということも聞いたことがあります。そして、朝早めに起きることを意識することで、睡眠-覚醒リズムも整いやすく、質の良い睡眠が得られやすくなるかと思います。

●体温を上げる

 これについては、以前、丹野がブログにあげていますので、ご参照ください

●継続的な運動を心がける

 適度な運動により血行が良くなると、血液中の白血球という免疫細胞の活性化が促されます。特に、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動が免疫機能の活性化に有効と言われています。有酸素運動は、20分以上行うと効果的だそうです。負荷は軽くて良いので、とにかく20分間、運動を続けることが良いです。継続的に行い、筋肉量が増えれば基礎代謝もあがり、脂肪が燃焼されやすく、身体も温まりやすくなるので、免疫力が高まることに繋がります。

●バランスの良い食事

 これについては、免疫細胞を活性化する食材の例が、ネット上に載っていましたので、ご紹介させていただきます。

 ヨーグルト、玄米、バナナ、レバー、納豆、さば、しょうが、パプリカ、緑茶、ほうれん草、にんにく、豆腐、桜エビ、しいたけ、れんこんなどだそうです

以上、インフルエンザ対策として、免疫をいかに高めるかをまとめた記事でした

健康を保つのはなかなか大変です が、がんばって冬を乗り越えましょう


改造スプーンの作成

2016-01-22 | 自主練習、姿勢調整

こんにちは、作業療法士の加藤です

今回は、改造スプーンを作成した1例のご紹介です。

手のひらの中の筋肉の筋力低下や指の各関節の可動性の低下などがあり、手のアーチが崩れ、手指の力の入り方や力の入る方向がバラバラになってしまっており、上の写真のように、非常に不安定なスプーンの持ち方になっています。食事をすくう際にはスプーンがグラグラするし、口に運ぶ際には食べこぼしも多くありました。

すくったり、口に運んだりの操作が操作しやすくなるように、柄の部分を改造します。写真はその作業風景です。熱で変形させることのできるプラスチックを用いて、柄の部分を持ちやすいように造形してます。

何回かお試しで作った結果、今回はこの形で落ち着きました。

手のひらにしっかりと当てを作ることで、手のアーチを補助して、指の操作が安定することを期待しています。また、握りの部分があることで手指のばらつきを防いでいます。また握った際に、親指や人差し指は、スプーンの取り込み部分の方に向くようにして、スプーンの向きと指の操作する向きが一致しやすいように工夫しました。あとは、取り込み部分自体をやや手前に曲げることで、スプーンが口に向かいやすいようにしました。

実際に使っているところです。小指は可動性の問題もあり、握りきれていませんが、それ以外は、指のばらつきもなくなっており、リラックスして、かつ、しっかりとスプーン操作が行っているように思います。良かったです

以上、スプーン改造の報告をさせてもらいました

写真掲載にあたりご本人様に了解をいただいております


手作りの机とPintoで姿勢調整(^^)/

2015-12-03 | 自主練習、姿勢調整

こんにちは、作業療法士の加藤です

暖冬とはいえ、寒い日は寒いですねみなさん、体調管理には十分気を付けてください

さて、今回は度々紹介させていただいているPintoを使った姿勢調整例の紹介です。OT(作業療法士)土屋の担当のお子さんで、土屋の手作りの机を併用しています

まず、普段の様子です↓↓↓

一番安定する坐位は、この「割り座」の姿勢です。安定して座れることは大事なことですが、安定する分、この姿勢ばっかりになってしまうのはあまりよくありません。関節の可動性低下や変形に繋がる恐れがあります。

割り座じゃない座位の様子です。ソファーに寄りかかっていますが、下肢は股関節からダラリと右へ流れて、体幹は逆に左方向に曲がってしまっており、上肢の支えがないとややグラグラとした不安定な姿勢になってしまっています。

そこでPintoです背中はやや丸いままですが、骨盤の後方の支えが安定することで、両足も体を支えることに参加できるようになっています。

しかし、上肢の支えがない場面では、上写真のようにバランスを崩してしまうことがあります

そこで、OT土屋作成のテーブルです

テーブルを使ってお絵かきをしています。上肢の支えが安定することで、丸かった背中がリラックスを保ったまま起こすことができています少し見ずらいですが、両足の向きも真っ直ぐになっているのが確認できます(Pintoのみの写真と比べてください)。

そしてそしてプリキュアのダンスも上手に踊れるようになりました上肢の支えが減っても、体幹の伸びがすごいです

以上、ご紹介でしたご参照頂けたらと思います。

写真の掲載に当たり、ご本人様やご家族様に了承を頂いております