飛行機の座席ポジショニング ～P!nto kidsの活用～

こんにちは、作業療法士の加藤です

以前、坐位の補助装置：P!nto kidsをご紹介させていただきました。もともと、色々な座椅子に適応させることができるのですが、飛行機の座椅子にも上手に使うことができましたので、そのご紹介をさせていただきます

今回のモデルは、首が座っておらず、直角に座るのが困難な方です。普段は、座面も背もたれも斜めに傾かせた(シートをティルトさせた)バギーにて、すごされています。

以下の写真は、リハビリの時間にて、担当療法士とともに飛行機の座椅子を想定したポジショニングの事前確認を行っている場面です

離着陸の際、リクライニングを戻すように指示された後でも、シートを斜めに傾けさせた状態を保てることを目指しています。

中尾 彬のように、タオルを首もとでねじねじさせて、それを体幹ごとベルトで止めることで、首を置くことができ、頭部が安定します。

ネックレストと骨盤を安定させるベルトを設置して、完成です

 

さて、実際の飛行機ではどうだったのでしょうか

 

 

すばらしい笑顔です無事に過ごせたようで良かったです

※写真の使用にあたり、モデルのご家族の方にご了承いただいております