いろいろと不便な私の困ったクセ

今日の空。

冬曇りの寒い夜明けは、桜島からの陽射しは見えません。

厚い雲の向こうに陽射しが少し感じられます。

いよいよ今年もあと2週間を切りました。

今年はありがたいことに「のんびり」をいただくことが

できたものの、最低限しか動けないので、このタイミングで

やりたいこともままならず。療養中ですから、当然です。

それでも、それなりに片づけなくてはならない用はあるわけで、

会社に提出用の書類を送る手配をするなど、出かけて来ました。

以前のように用事をまとめて片づけることはできなくなっていますが、

元気になったら、また、もっと活動的に動けたらいいなと空を見上げたら。

午後の遅い時間になって陽射しが見えて来て雨が降って来ました。

お天気雨ですね。

厚手のコートを洗いたくてコインランドリーにも寄りました。

すいていそうな時間をねらったので、すぐに機械を使うことはできて、

終わるのを車の中で待とうと思って、両替機のそばを通ったら、

「あら」と、長財布が上に置かれているのが目の端に留まる。

記憶をたどると、たしか、男性の方が両替をしていた姿を目にした

記憶が。でも、また、「すぐに戻って来られるのでは？」と思って、

窓から外の様子を見ながら、外に出ると、男の人が走って来て、

「お財布を忘れていませんか？」と声をかけられました。

「あ。いえ。私ではなくて。男性の方なんですが」と私は周囲を

きょろきょろ。走って来た方は「そうなんですか」と言って、ご自分は

義務を果たしましたという顔で、立ち去って行かれ、これは、私が

処理する案件になったのか？と思い、男性を探す。

そして、思いました。

「顏、全く覚えてまへんがな」

そう。私のビジュ興味なしの性格が、こういうときに、困った状態に。

いつも思うのですが、犯罪が起きたときに顔を全く覚えていないと、

自分が困るのにねと。

こちらのランドリーはコンビニと駐車場が共用になっていて、車が

かなり停まっているので、顔がわからないと、むやみに声をかける

わけにもいかないし、かといって、あまり長時間、放置していると、

かなりお金が入っていそうな持ち重りのしそうなお財布なので、

盗難にあわれたら、きっとお困りになるはず。

そして、挙動不審な若い男性がうろうろしているので、失礼ながら、

その方を見張りつつ、お財布の持ち主さんらしき人を探す。

お金を入れてスタートさせてから出て行かれたはずなので、終了時には

戻って来るのはたしかですが、待ち時間で別の用をすませるために、

出掛けてしまっている可能性もありで、どうしたものか。

そこで、あ。と思い出したのが、その方が手にしていた洗濯物入れ。

顔は全く覚えていないけれど、入れ物は覚えていました。

緑色のふたつきの小さな入れ物で、その手のものに入れて来る方は

見たことがないので、「珍しいな」と思ったのでした。

こそこそ、周辺の車をのぞいて、緑の入れ物を探す。

「あった」

よかった。助手席の見える位置に入れ物がのせてあるので、間違いなし。

運転席に男性の方も座っています。車内で待っていらっしゃるつもりのよう。

よかった。・・のだけど、あー。ちょっと私の苦手な種類の怖そうな方。

ひー。声をかけたくないよう。ご自身で戻って来られるまで、お財布を

見張っておこうかなと思ったけれど、お財布が危険にさらされているのに

見ぬふりはいけません。レスキュー犬は必死で窓をこんこん。

男性の方は案の定、「なんだよ？　このババアは？」というお顔をして、

渋々といった感じで窓を開けてくださいました。

怖いよ～と思いつつ、「すみません。先程、両替をなさいましたか？」と

一応、お聞きする。かなりの緊張しているはずの私の顏。

「あ。しましたよ」と言いつつ、緑の入れ物の方を見て、はっとした顔。

おそらく、お財布がないことを確認されたと思ったので、

「お財布をお忘れのようです。両替機の上の…あちらに」と言うと、

すぐにドアを開けて出て来て、私の指さす方を確認。

「あ。自分のっす」と言って走って店内に取りに行かれました。

財布を握りしめて、「いや。マジ、助かったす。ほんと、すみません」と

ババアに感謝を伝えてくださいました。

「よかったっす」とは言いませんでしたが、役目を終えてほっ。

全く、顔を覚えないことが、こういうときによくないんですよね。

はあ。今になっても顔は思い出せない(笑)

そして、目薬を買いにホームセンターにも寄ったのですが、出て来たら、

全く自分の車ではない車を開けようとしていました(汗)

今年、長年乗っていた車を変えたので、自分の車になじみが薄い。

色は全く同じで形もそっくりだけど、あちらはトヨタ。私はホンダ。

いくらすでに疲れているからとは言え、間違えるかっていうお話。

以前の車は似た車がほとんどなかったので、間違えることはなかった

のですが、今の車は似ている車が多すぎる。

でも、思いました。開かなかった車のバンパーの角にすり傷があった。

「あれ？　私、車をこすったことないのに。おかしいな」

はい。間違いございません。私の車には傷はございません。

よーく見てから、考えよう。

これはババアになったからこその問題なのかという点ですが、

そんなことはありません。

私はそういうぼやっとした人間です(きっぱり)

レスキュー犬をしたあと、空を見ていたら、すごい速さで雲が

動き、あっという間に雲が片付いて、青空になっていくのが

見えて、ちょっと楽しい時間でした。

雲が散らかった空。

雲が片付いた空。

そして、また、再び、雲が登場。

明日はお墓参りの予定です。