まだまだ寒い2月某日。
30周年記念公演のラストを飾る「かぶりモン」の稽古場に取材に行ってきました。
今公演「かぶりモン」は新潟のみならず長野、東京と活動を広げている「
中央ヤマモダン」江尻晴子さんの新作。
そして小林へろさん(
heropro)と黎明期のシダジュンが25年ぶりの共演。
そしてこんなチラシや
(作:倉橋)
こんな素敵なチラシも出ています。
(画家の広瀬義貴さんの書き下ろしだそうです。すごいインパクトとこのかっこよさ。)
因みに話の内容はこちらのほうが良く分かります!
かつておじさまとおじさまの2人芝居にこんな混沌があっただろうか
(
※コメディです)
(
※お笑いです)
今回の会場となるちず屋の2階で稽古後の3人にお話を伺いました。
(※ちず屋の2階…シダさんのうどん屋の2階にある小さな劇場)
作・演出:江尻晴子さん
「(
中央ヤマモダン」の台本担当、好みの男性は冗談抜きでウサイン・ボルト)
ー今回の公演のいきさつは?
なにかの打ち上げの時にシダさんがおトイレにいって帰って来たら俺とへろ君でなんか書いてみないかとおっしゃって頂きまして。
それからしばらくの後にタイトルとあと設定だけ頂きました。
ーかぶりモンは原案からどのように台本をかかれたのですか?
(「大人の中の大人、まずは男」「へんしん」(※)と違う所などあれば!)
「へんしん」の時と同じ感じですね!
(※「大人の~」は2009年、「へんしん」は2013年に黎明期で上演させて頂いた江尻さん作の台本)
ーそうなんですか!?
そうですそうです。
こういう2人がいてこういう所からはじまるという感じでターゲットがかぶった男の話と頂きました。
「へんしん」のときと違うのは終わりが今回は決まってなかったですね。
「へんしん」は女の子が出て行くまでという設定がありました。
ー演出で心がけていることはなんですか?
ちゃんと言うように努力をしています。細かく…細かく言うのは苦手なんですけど…
ーヤマモダンと違いますか?
ヤマモダンと同じようにやれるように心がけています。
遠慮なく言えるように気をつけています。
心を強く持たないと止められないので…ヤマモダンと同じように接するようにいっぱい言ってしまってすいません…
ーそうですね、台詞が抜けたのか間なのか分からない自然さがあります。
そうですね。なんか申し訳ないなあと思って。
ー意気込みを教えて下さい
最後まで諦めずに頑張ろうとおもいます!
ーありがとうございます!
ちなみに今気になっている事はありますか?(芝居関係なくなんでも!)
好きなバンドの次のツアーの日程と
好きな劇作家の次の作品がいつやるのかと
あと好きな作家さんの昔の文章で本になってないのがいつ本になるのかが気になります
(一息で)
ー因みに好きな作家さんは?
いっぱいいるんですけど今その文章を探していてなかなか見つからないのは獅子文六。
文庫化してほしいです!
ーありがとうございます!
小林へろさん(
heropro)
(黎明期、点心舞台を経て現在フリー。
その活動は舞台にとどまらず映画、TV、ラジオ番組など幅広く、
放送作家、CMナレーターとしての顔も持つ)
ー共演のいきさつを教えて下さい!
(ちず屋に)うどんを食べにいった時にいわれました。
ーいつ頃なんですか?
ちず屋で公演をやったあとぐらいなんですよ。
春の公演の後ぐらい。
本当だったら一年ぐらい前だったはずなんですけど。半年ずつのびてったんです。
ー予定が二人(へろさんとシダさん)とも合わなかった?
(シダさん)この30周年記念の前半にやる隙間がないので折角だしここにしようかなと
ー25年ぶりに共演するシダさんの変わったところと変わらないところはありますか
変わった所はね、実はそんなにないですね
ーえ、そうなんですか?
まあ、髪の毛はお互い様なんですけど…(笑)
あとはね、そんなに変わってないですね。まあこんなもんでしたよね、昔。
そもそもねあんまりシダさんと共演したことがなくて、2回しかないんで。
またね、その時は「大相撲初恋場所」「SILENT BURN」ってやつなんですけど、どっちもね、今回みたいな役柄なんですよ。
シダさんのほうが主導権を握って僕の方が振り回されるみたいな感じで(笑)またこれかって感じ(笑)
ー江尻さんは意識されて?
(江尻さん)全然全然!(笑)
ー意気込みを教えて下さい
折角ですしね、江尻さんがね、面白いので、江尻さんに負けないように日々過ごしたいなと。
役者より面白いよね~。
江尻さんの言動の一々にジェラシーを感じます(笑)
この女には負けないと言う感じです(笑)
(※へろさんは稽古の休憩中、江尻さんにホリケン的な面白さがある!と言っている)
ーありがとうございます!
(江尻さん)ありがとうございます(笑)
シダさん(
劇団第二黎明期)
(劇団第二黎明期主宰。主に脚本、演出を担当、時折俳優。
劇団創立30周年を経て、更に精力的に活動中)
ーこの公演を30周年のラストにしたのは?
並べていったらというよりもオールドファンにはこれはいいプレゼントになるんじゃないかなあと。
勝手にそう思ってこうしました。
ー構想はいつぐらいから?
(30周年記念公演を全部載せた通年)チラシを作るちょうど一年ぐらい前。
ー内容も?
うん、どっちにしてもチラシを作らなきゃだからとりあえずタイトルを考えて。
そんでどんなのがいいか、んじゃ大題はタイトルはこれにしますーと、お願いしました。
ーへろさんにもお聞きしましたが、へろさんが25年で変わった所は?
まあ、見た目はかわったね。
(へろさん)見た目だけはね自信を持ってる(笑)
ー変わらない所は?
滑舌の良さは変わらないね。
(へろさん)今回だけじゃん(笑)
ー去年の30周年記念公演を振り返って(総括などあれば…)
うーん、ないね。まだ振り返るのには早すぎる。まだまだ。
ー今公演の意気込みと31年目を迎えるにあたって(3月に「紅茶とライオン」がありますし)
意気込みなんかないよね。与えられた課題をこなすのみだよ。演出の要望に応えるのみ。
ーかっこいいです。ありがとうございます!
「かぶりモン」の皆様、お忙しい所、お時間割いて頂き本当にありがとうございました。
奇才とおじさまたちが生み出す混沌コメディをぜひ目撃して下さい!
(※今ならお好きな日程が選べます!ヤッタアアア!)
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以下詳細
2015/2/9(月)~2/15(日)
劇団第二黎明期30周年記念新作vol.2
シダジュンプロデュース「かぶりモン」
作・演出
江尻晴子(中央ヤマモダン)
出演
小林へろ(heropro)
シダジュン
日時
2015年
2月09日(月)20:00開演
2月10日(火)20:00開演
2月12日(木)20:00開演
2月13日(金)20:00開演
2月14日(土)14:00開演
2月15日(日)14:00開演
全6回公演
※開場は開演の10分前です
会場
ちず屋の2階(新潟市古町通五番町587-4)
※会場には専用の駐車場はございませんので、周辺の駐車場をご利用くださいませ
料金
予約:1000円
当日:1500円
ご予約
090-5517-4185(シダ)
chizuya2f@gmail.com
予約フォーム
http://form1.fc2.com/form/?id=840301
文責:倉橋マチコ