年末カウントダウンの昨日、
地方に住む友人からレターパックが届いた。
彼女の今年の研究成果がぎっしり!
「今年は、いっぱい書いたよ。
亡き師匠も褒めてくれるかな」
(褒めてくれるに決まっているよ~)
彼女は私より年上なので、仕事を続けていくのは難しい立場、
それでも仕事を続け、さらには発表の場も作っている!
たおやかな見かけとは裏腹に、たくましい!
励まされるわぁ~~
今年感動した本も挙げてくれた。
その1冊がハン・ガンの『別れを告げない』(白水社)だった。
泣きました。
ああ、まだ友人と同じ感覚でいられたんだな・・・と。
ハン・ガンは韓国の女性作家、
今年のノーベル文学賞受賞者である。
『別れを告げない』は拙ブログでも、触れたが・・・
(→過去記事「うれしい日」)
ここは平野啓一郎氏の言葉を引用する。
「彼女の小説のヴォイス(声)は、非常に繊細で私的で、また詩的で、
人間の生と死を見つめつつ、歴史の大きな事件へと読者を導きます」
(平野啓一郎メーリングリスト
「2024年に読んだおすすめ本4冊をご紹介。」)
さすが平野氏。
わたしが百行並べるよりも、
この2行でハン・ガン作品の特徴と魅力を表しておいでだ。
ともかく・・・
平野氏も絶賛のハン・ガン「別れを告げない」。
わたしと同じように彼女も遠く離れた土地で読み、
感動していた。
そのことがたまらなく嬉しい。
今年は、体調不良に悩まされ、
先々、どう生きたいかについて考えさせられた。
諦めるのではなく、これからは選んでいくのだと
自分を鼓舞しながら。
そこで、選びたいこと。
★絶対に本は読みたい。何があっても死守したい。
(神様、これだけは常に選ばせてくださいませ)
★身体と相談しながら、体力の許す範囲で旅もしたい。
(神様、こちらももう少しお許し下さいませ)
そして、できうるなら・・・
もう一度、夢を追いたい。
・・・とはいえ、まずは健康!
夫も私も、どうか命の不安を抱くことなく、
元気でいられますように。
📷 画像は2018年、フィンランドのサーリセルカにて撮影。
ハン・ガン「別れを告げない」の雪のイメージということで♫
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おつきあいいただき、どうもありがとうございます。
来年は、ブログタイトルにふさわしく、
「歴旅」ができまることを、祈りつつ・・・
喪中なので、年の瀬の定番挨拶はできませんが・・・
本年もおつきあいいただきどうもありがとうございます。
来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。