教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

ゆるっとポジティブ

2020年05月09日 | Weblog
ポジティブ心理学の研究に、寝る前にその日にあった「よかったこと」を3つメモする習慣が幸福度を高めるというものがある。


新型コロナウィルス感染拡大の影響で、ネガティブになりがちな昨今。


寝る前に、書き留めなくても、その日を振り返ってよかったことを3つ挙げてみるのはよいかもしれない。


いいことなんてちっともない、ドン底だという状況も考えられるから「よかったこと」でなくても「悪くなかったこと」「まあ、ましだったこと」でもいいかもしれない。


無理やりポジティブになろうとするのは逆に苦しくなったりする。

だからそうする目的を強く意識せず、肩の力を抜いて「ましだったこと」を3つ思い浮かべて寝てみる。


「ちょっと体を動かせた」
「本を読めた」
「プリンとコーヒーおいしかった」


小さな幸せをキャッチするアンテナの感度を上げて、一歩一歩踏み出していく活力に、誰かのために行動できる元気につなげていけたらなと思う。


学校では、帰りの会なんかにクラスでまたは個々によかったことを3つ挙げて下校すると、子どもたちの幸福度や自分やクラスの肯定感が高まるかもしれないな。




自律とウルトラの力で乗り切りたい

2020年05月01日 | Weblog
外出自粛のGW。

終息して時が経って、笑って振り返ることができたらいいな、と思う。


自粛自粛で窮屈だけど、誰かに「させられてる」んじゃなく、自分や家族、いろんな人の命と健康を守るために「自らやってる」篭ってるんだっていう意識がちょっと気持ちを楽にするかな。

自律の意識は無力感に抵抗する力があると思う。


少しずつ終息に向かっているんだろうか。

先は見えない。

何ができるだろう。。
最近よく考える。
無力だなぁと思わされることも多い。
でも、その中でいつもと違う流れで時間の中でやれてることもある。


決められたことをただ流されてやらされるんじゃなく、仕事も連休も自律の意識をもってやっていきたい。


こんな時こそ、ウルトラマンの力を借りたい。


息子のウルトラマンフィギュアシリーズより

ウルトラマンA!


長期戦に向けて

2020年04月19日 | Weblog
コロナ対策自粛要請との付き合いが長期化の様相を呈してきた。


これまで経験したことのないほんとうに大変なことが今起きてる。


今、5月6日までの緊急事態、自粛要請であるが、外国の様子をみているとそれだけでは済まなそうな気配。



長期化するとは聞いていたけど、現実味を帯びてくると、自分の置かれた立場での対応を考えていかないとなと今更ながら思っている。



学校現場では場所によるが、感染が広がっているにも関わらず登校日が数日設定されていたり、学童に子どもが密に集まっていたりと危機意識の低い様子が散見される。



様々な心配の声が自治体の長に教育委員会に学校に届くのだと思う。
地域によってはそれほど感染者数が上がってないという材料もあったりする。子どもを預けて働かなきゃ食べていけないという切実な声も、学校をやってくんなきゃ学習の遅れはどうするの?って声もある。

けど、まずは安全だと考える。

学習の遅れが遅れがと言うけど、命を落としてしまったら何にもならない。
たとえ子どもは重症化するリスクが低くてもそのご家族、おじいちゃんおばあちゃんに危険が及ぶことは考えられる。その一人一人が子どもにとってとっても大切な人であるはず。



感染のリスクを本当にできる限りなくした上で、その上で学習の支援。その優先順位を見失ってはいけないなと思う。



の上で
いよいよ長期戦になろうとする今、地域によってできることは違うが、何ができるか知恵を出し合って動いていかなくてはいけないなと思う。



・学習の動画配信
・既にあるインターネット上の教材、資料の活用
・下駄箱を私書箱的に活用
・ダウンロードできるワークシート
・できるなら家庭と学校を結んだ双方向での授業や話し合い活動。




でもやるなら学校で歩調を合わせた方がいいし、できるなら市町村レベルで合わせたい。


アイデアや既にある使えるもの、作ったものは学校ごとに閉じないで共有して活用すればいい。


みんなで知恵を出し合って力を合わせていけたらいい。





5月7日に始まってほしいけど、叶わないことを想定し長期化に備えた動きをしていこうと思う。






B’z LIVE-GYM -At Your Home-

2020年04月13日 | Weblog
日本中が外出自粛の中

B'zが「“B’z LIVE-GYM -At Your Home-” 歴代ライブ映像全23作品を、5月31日までの期間限定で、YouTubeにて一挙公開!」とのこと。


ファンの方々はこれからしばらく大興奮、歓喜の雄叫びシャウト♪


これまでB'zのライブをみたことなかった人はこの機会に是非♪




人を心から笑顔にさせられる。
人を喜ばせることに喜びを感じられる。


そういう人に私もなりたい。



ありがとうございます。
B'zのお二人。








わかろうとすることから

2020年04月13日 | Weblog
社会全体が先の見えない不安に包まれている。


たとえ感染が収まっていっても、経済的な危機はより大きくなっていくかもしれない。

「長期戦を覚悟して」「Withコロナ」なんて声も聞こえる。


そんな中、子どもたちだけは大丈夫というわけにはいかないだろう。


不安な思いだけでなく、生活リズムが崩れていたり、生きる活力が落ちてしまっていたり、様々な問題が考えられる。

そしてそれは個によっていろいろ、多様であろう。


いつになるかわからないが学校が再開されたとき、そんな不安を抱えた子どもたちがやってくる。



これまで以上に子ども一人一人の理解とそれに応じた支援、指導が大事になる。


「児童理解」ということは重要なこととして昔から語られてきたことだが、今年度改めて見つめ直し意識した実践を進めていきたい。


一人一人とパイプをつなぐ。

一対一の物語を紡ぐイメージ。

その子は何が好きでどんなことに興味があるのか。

その子は何が得意で何が苦手なのか。

その子は表に出ている行動態度の後ろにどんなことを抱えているのか。


直接のコミュニケーションをとる機会の確保。

書く活動でのやりとり。

チャンスをいかしたたわむれ。


理解しようとすること、関心をもっていることをメッセージとして伝えることも大事だ。安心感にもつながる。




日々感染者が増える。

自分は家族は大丈夫か。

仕事や収入が不透明。

生活に必要なものはなくならないか。

この先どうなっていくのだろう。。


不安は尽きないばかりか大きくなっていくばかり。

そんなまったく余裕がない中なのだけど、子どもに

「あなたのことを気にかけているよ」というメッセージを届けたい。


家庭、学校にできる小さいけど大きなこと。



他者のことをすべて100%理解することはできない。自分の子どもだってそう。


でもわかろうとすることが大事だし、「教育力のある学級づくり」も「みんながわかるできるの授業」もそこから始まる。








感謝と優しさの感染を

2020年04月11日 | Weblog
新型コロナウィルスの感染拡大が続いている。

臨時休校、外出や営業の自粛など生活への影響も大きくなってきている。


国難とも表現される事態。


多くの人の生活が脅かされている。


こんなときこそ「自分は共同体の一員なんだ」という意識と感謝の気持ちをもって行動できたらいいな、と思う。





改めて思う。

たくさんの人が自分そして共同体のために命懸けで動いてくれているということ。


ついつい文句を言う相手になってしまいがちな国や市町村のリーダー。


外出を自粛して家で家族と安全を確保したい思いをもっているだろうに、休めないスーパーやコンビニの店員さんたち。


家族ともろくに会えず睡眠時間を削り、高い感染のリスクの中で働いている医療に携わっている方々。


その他にも自分のことそっちのけで、多くの人のためにこの国のために動いてくれている。



ついついベクトルが自分に自分のまわりに向いてしまい、不平不満がわいてくるけど、そのこと忘れて文句ばっかり言ってちゃいけないな。。



できる範囲でのクリエイティブなことが思い付かないのが情けないところなんだけど、感謝の気持ちをもって共同体に協力する思いをもってできることをする。


ウィルスじゃなく、感謝と優しさの感染を広げたい。

この苦境を乗り切った先に、今より「人に優しい」世の中になっていることを目指したい。



この難局を乗り越える小さな小さな力になっていけたらと思う。










やれることを自分なりに

2020年04月04日 | Weblog
大変なことになったこの年度末年度始め。


現場も子どもたちも保護者の方々も大変な思いをした。


しかしほんとうに大変なのはこれからなのかもしれないが。。



子どもたちの今、これからの幸せのために何ができるのか、そこに向き合いやれることを一生懸命やっていくしかない。



この危機に直面して、

ふと、自分たち人類が試されているんじゃないか、と思った。

感染の拡大阻止に命をかけてくださっている方々がたくさんいる。自分にできることは何なのか、考えて行動したい。

他者のため世の中のためを考えて主体的に行動できる子どもたちを育てたい。


まず自分から。



世界中の感染の拡大が早く終息しますように。


大事な人にこそ温かく

2019年09月13日 | Weblog
仕事では失敗に対して共感し、理解しようとし勇気づけるような対応を心がけている。


毎回「できてます」と胸張って言えないけど心がけてはいる。



ところが家族の失敗に対して、それがちっともできてない。
ガックリきているはずの家族に対して、共感しフォローすべきなのに知らず知らずに責めてしまっている。


情けない。
その失敗が自分に影響あることだったり、家族であることの距離がそうさせてしまうのだと思う。


でも、よく考えてみると一番大切な家族を一番傷つけてしまうのはとても残念。


カッとなったり何やってんだって責めたくなるけど、そこで感情と距離をとって気持ちを落ち着けて、心配したり、ショックな気持ちを受け止たりするような温かい言葉をかけられるようになりたい。



大事な人の笑顔を曇らせるんじゃな
く、一緒にいてもっと笑顔になれるようなそんな人になりたい。











居心地のいい学びの場に

2019年09月10日 | Weblog
誰もが心と身体が重い夏休み明けの1週間。



優先すべきは学校生活への再適応。


また、この節目を生かしてよりよい学級生活をつくっていく、学級開きに次ぐチャンスでもある。


子どもはそれぞれ成長する存在。
夏休みの1ヶ月余りの期間でも学校を離れて力を付けてきたものとして関われば、その方向に動き出すと思う。



現在の学校のシステムは、多様な個人のニーズに対応しきれているかと言えば、残念ながらその答えは否だ。


まだまだ画一的で、一斉スタイルが基本。


でも、すぐに大きなシステムを変えることは私なんぞには到底できない。変えていくためには、を考え小さくてもできることをやっていくのは大事。

ただ、今はそのシステムの中で、何ができるか、
子ども1人1人に幸せにつながる力を伸ばす学びの場を整えられるか。
それを意識してやっていきたい。


学校の「当たり前」を問い直し、様々な「べき」「ねばならない」に縛られず、活動、子どもの姿・行動を観たい。

そうすると、不適切な行為をしている子どものことも少し距離をもって観ることができ、ゆったり構えて対応できるのではないか。

このシステムの中だから生じてる不適切さかもしれない。
これが将来の幸せにつながらないと考えられることなら、結末を問うたり、やめるようビシッと伝えたり、一言かけて任せてみたりできる。


学級の見映えが悪いから
言うことを聞かないから
ダラダラしてるから


ということだけで声を荒げることもなくなるんじゃないか。

ホントに目の前の子どもの幸せにつながっているのかどうか。それを考えることなく学校の「当たり前」に従ったルールでダメだしになってはいないか、をいつも自分に問いたい。





この仕事との距離感も大事にしたい。人生と同一化させてしまうと苦しい。うまくいかないことがイコール人生がということになってしまう。「志」をもって臨むのは外せない。人生の課題として向き合いたい。でも自分の全てではない。この距離感は大事だと思う。
自分にとっての働き方改革は時短、内容の削減だけでなく「仕事」との向かい方も改革する必要があるなと思う。


明日も笑顔で子どもたちの前に立ちたい。
子どもがこちらを向いて自分の話を聞く時間は短くしてあげたい。







恋愛できる力

2019年08月20日 | Weblog
政府の調べによると未婚率が上がっているらしい。



生涯未婚率という言い方ではなく50歳時未婚率という言い方に統一されるらしいけど、それが上がっているという。



30代前半男性で約半数、女性で約3割が未婚であるとこのと。



周りに結婚している人ばかりの人はあまり実感がないかもしれないけれど、これが我が国の現実のようだ。


それが少子化につながっていて、そうなれば内需がのびず。。高齢化はどんどん進行していく。。となれば、これからどうなってしまうのかという心配が尽きない。


アドラーは「愛の課題」を幸せにつながる3つの人生の課題の1つとしてあげている。(あとは「仕事の課題」と「交友の課題」)


パートナーと出会いよりよい関係を結び、それを維持しながら高めていくことは簡単なことではない。正に人生に立ちふさがる大きな大きな課題だ。


未婚であることはそれぞれに様々な理由があるのだし、相手を探せ、結婚しろなんて周りがとやかく言うことじゃない。




でも、愛の課題に向き合い、達成する力、その基礎を身に付けることは教育において必要なことなんじゃないかと思う。


恋愛、結婚できないんじゃなく、解決する達成する力をもっていて選択できること。


恋愛できる力は幸せにつながる力。


共感、コミュニケーション、協同、自律、思いやり、寛容、感謝、礼儀、マナー、ユーモア。。


「口説き方講座」「モテる会話術」なんて授業は相応しくないし、そういうテクニックを教えようということではない。(年齢が上がっていったらちょっとは必要なのかもしれないけど)


人としての他者と良好な関係を築いて生きる力。


恋愛できる力の育成。

なんだかお下品な感じだし、子どもに直接言わない方がいいだろうけど、子どもの将来の幸せを見据える教育実践者にはそんな意識があってもいいのかなと思った。


それと大事なのは「自己肯定感」を学校時代に下げてしまわないこと。

自分が好きでなく自信がなかったらなかなか恋愛なんてできない。


告白できる勇気は自分のこと好きなところから湧いてくる。



だから学校学級に仲間との居場所があって、周りからいっぱい認され、一緒に成功体験を積むことって大切。




教え子から結婚の報告がたくさん届いたらステキだな。