教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

007

2009年01月31日 | Weblog
先日映画館で『007 慰めの報酬』を観た。
ダニエルさん、タフな男っぽい007でなかなかよいと思う。007役が決まったときは本国イギリスでジェームス・ボンドのスマートなイメージに合わないと批判されていたようだけど、スクリーンの中の青い目のタフガイボンド、悪くない。

その最新作は前回の『007 カジノロワイヤル』の1時間後からのストーリーとのことだが、『カジノロワイヤル』観たのに内容を忘れててどう続いているのか全然わからなかった。
昨日の夜、改めて『カジノロワイヤル』を観た。そういうことだったのね♪とやっとどんな流れなのかわかった。よかった。最新作はそれだけでもハラハラドキドキのステキな娯楽超大作映画だけど、前作を観てからみると意味も分かってもっともっとよいと思う。

映画を見終わった後、ちょっと007気分なのはなんでなのかしら。。頭の中にはテーマ音楽がリピートして流れて。。

脳科学の本にあったミラーニューロンが関係しているのかもしれない。。(自分は体験していないのにそれを体験したかのように感じる)

でも真似しちゃいけない。真似できない。

2009年01月30日 | Weblog
先日、自転車に乗っていて凍った路面で滑って転んだ。
頭を打ったので今日は脳外科に行って看てもらってきた。CT初体験!!
先生の「異常なし」の言葉にホッとした。冬の上越。。もう夜自転車乗るのはやめます。

つながっているわけではないのだけど読んだ本が「脳」の本。
茂木健一郎さんの「脳」に関する本がおもしろい。
今回読んだのは『ひらめき脳』(新潮新書)。

茂木さんは「ひらめきは一部の天才の脳だけに起こるものではない」という。誰の脳にもそれが起こる種があるものだそうである。インターネットにより情報をいつでもどこでも簡単に得られる情報化社会だからこそ「ひらめき」や「創造性」は重要である。しかし、頭に入れておきたいのはひらめきは「ゼロ」からは起こらないということ。学習し、脳にインプットすることが必要なのだという。ひらめきは様々な学習が無意識の中に隠れたものがつながり意味を持ってハッとでてくる、そんなイメージだと読んだ。やはりインプットは大切なのですね。人との出会いを大切にし、自ら動くことを面倒くさがらず、様々な分野から広くインプットしていきたいと思う。

また、安定と不確実という内容の中でジョン・ボウルビィというイギリスの心理学者の説「アタッチメント・セオリー」の話が出てきたのだが、ここでなるほどと思った。子どもにとって何より大切な発達課題は、だれかに対して愛着を持つことだという。子どもが新しい探索を始めるには安心感、「安全基地」が必要であると言う。ここで自分の意識は脳の働きとはズレて、学校現場のことを考えた。「アタッチメント・セオリー」を踏まえて考えると、学校で子どもが新しいことに挑戦したり、自ら学ぼうとする意欲を持つには「安全基地」が必要であると言えるだろう。そのためにも、子どもが傷つけられることなく安心して生活できる、一人一人が居場所を持てるような学級づくりをしなければいけない。そう思った。

その他にもこの本には「わかった!」という感覚「アハ!体験」についての説明とそれを体験できる「アハ!ピクチャ」が載っていて、苦しみながらも(わからなくて)楽しむことができた。何冊読んでも脳科学のくわしいことは難しくてよく分からないのだけど。。また懲りずに「脳」に関する本を読みたい。



開設

2009年01月28日 | Weblog
 自分に出来るのか。。という不安を抱えながらもブログをスタートさせました。自分なりに学んだこと思ったことをひっそりアウトプットしていきたいです。


 野口芳宏著『野口流 授業の作法』学陽書房

 読み終わりました。付箋紙いっぱい。いや、付箋紙だらけ。。結局全ページにつけたんじゃないだろうか。。。 本を読んで大切だな、いいなと思ったところにマーカーを引いていくということは中学生の勉強でもよくやることだが、それよりも付箋をしていった方がよいと言うことを何かで読んだ。本がマーカーだらけになって大切なところが結局分からなくなる。確かにそうだと思うが、今回のように付箋を付けすぎるのもいかがなものか。。やっぱりこういった一つひとつの小さなことでも「なぜ」という意味を持ってしなければならないのだろう。今回はもう一度サッと読みたい、と思うところに付箋紙を貼っていった。そうしたら、いっぱいになってしまったのだ。
 『授業の作法』では「授業」についてだけでなく「教師の心構え」を改めて学ばせていただき身の引き締まる思いがした。全国に知れ渡っている野口先生の教えは勉強している教師であれば一度は出会っている、知っていて同然と言えるほどの「必須」のもの。それすらしっかり読んだこともなかった自分を恥ずかしく思う。
本を読んで内容を理解する・自分のモノに近づけるには「3回は読むべし」ということを師匠から学んだ。『授業の作法』3回と言わず何度でも繰り返し読みたい。いい本に出会えてうれしい。