教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

大事な人にこそ温かく

2019年09月13日 | Weblog
仕事では失敗に対して共感し、理解しようとし勇気づけるような対応を心がけている。


毎回「できてます」と胸張って言えないけど心がけてはいる。



ところが家族の失敗に対して、それがちっともできてない。
ガックリきているはずの家族に対して、共感しフォローすべきなのに知らず知らずに責めてしまっている。


情けない。
その失敗が自分に影響あることだったり、家族であることの距離がそうさせてしまうのだと思う。


でも、よく考えてみると一番大切な家族を一番傷つけてしまうのはとても残念。


カッとなったり何やってんだって責めたくなるけど、そこで感情と距離をとって気持ちを落ち着けて、心配したり、ショックな気持ちを受け止たりするような温かい言葉をかけられるようになりたい。



大事な人の笑顔を曇らせるんじゃな
く、一緒にいてもっと笑顔になれるようなそんな人になりたい。











居心地のいい学びの場に

2019年09月10日 | Weblog
誰もが心と身体が重い夏休み明けの1週間。



優先すべきは学校生活への再適応。


また、この節目を生かしてよりよい学級生活をつくっていく、学級開きに次ぐチャンスでもある。


子どもはそれぞれ成長する存在。
夏休みの1ヶ月余りの期間でも学校を離れて力を付けてきたものとして関われば、その方向に動き出すと思う。



現在の学校のシステムは、多様な個人のニーズに対応しきれているかと言えば、残念ながらその答えは否だ。


まだまだ画一的で、一斉スタイルが基本。


でも、すぐに大きなシステムを変えることは私なんぞには到底できない。変えていくためには、を考え小さくてもできることをやっていくのは大事。

ただ、今はそのシステムの中で、何ができるか、
子ども1人1人に幸せにつながる力を伸ばす学びの場を整えられるか。
それを意識してやっていきたい。


学校の「当たり前」を問い直し、様々な「べき」「ねばならない」に縛られず、活動、子どもの姿・行動を観たい。

そうすると、不適切な行為をしている子どものことも少し距離をもって観ることができ、ゆったり構えて対応できるのではないか。

このシステムの中だから生じてる不適切さかもしれない。
これが将来の幸せにつながらないと考えられることなら、結末を問うたり、やめるようビシッと伝えたり、一言かけて任せてみたりできる。


学級の見映えが悪いから
言うことを聞かないから
ダラダラしてるから


ということだけで声を荒げることもなくなるんじゃないか。

ホントに目の前の子どもの幸せにつながっているのかどうか。それを考えることなく学校の「当たり前」に従ったルールでダメだしになってはいないか、をいつも自分に問いたい。





この仕事との距離感も大事にしたい。人生と同一化させてしまうと苦しい。うまくいかないことがイコール人生がということになってしまう。「志」をもって臨むのは外せない。人生の課題として向き合いたい。でも自分の全てではない。この距離感は大事だと思う。
自分にとっての働き方改革は時短、内容の削減だけでなく「仕事」との向かい方も改革する必要があるなと思う。


明日も笑顔で子どもたちの前に立ちたい。
子どもがこちらを向いて自分の話を聞く時間は短くしてあげたい。