晴れ、ときどき虹。

yaplog!から移行しました。

なかむら屋にて

2007-08-25 23:55:38 | 友と会う
たてさんと飯塚に戻り、夕食。
今日は、夫が子ども達と弟を連れだしているので、お互いに夕食は外食することにした。

「なにが食べたい?」
「うーん、何でもいいよ」
「ええ!どうしようかね・・・」

たてさんの案内で、新飯塚駅近くの「なかむら屋」に。
隠れ家的な雰囲気の佇まいで、頻繁に店の前を通っているにも関わらず、ここに洋食屋さんがあるとは初めて知った。

店の中ではジャズやスィングが流れ、間接的な照明と並んだワインボトル、洗練された雰囲気は、まさに「オトナの店」だった。

たてさんと二人でメニューを眺め、野菜サラダ、ミックスフライ、ハンバーグ&チキンのチーズピカタのハーフセットをオーダー。

やがて野菜サラダが運ばれてきて、それぞれ携帯電話のカメラにパチリ。
お互いに、取り分けながら、ブログの裏話(写真の取り方やおもしろいブログの情報交換など)や、近況など、あれこれと話をする。

たてさんとは、かれこれ21年のおつきあいになるし、私の結婚式にも来てもらった。

別に趣味が一緒とか、聴く音楽が似ているとか、そうことはあまりないが、美術館にはたてさんと行くのがベストなのだ。


季節の挨拶文に書こうと思っている題材の着眼点や、ブログのテンプレートの模様替えも、ちょうどシンクロするというか、同じような時期に、同じようなことを考え、同じような記事にし、同じようなテンプレートになってしまったり・・・。


「自分で作らないで、食べるだけってのも、たまにはいいやろ?」
「そうやね」
「作っている最中に、揚げ物とかとくにおなかいっぱいになってくるしねー」

料理の話もアレコレ。

この店は、アルコールも提供しているが(カクテルなど)、たてさんは車で来ているので、今日は飲まなかった。
お酒が好きなのは以前から知っているので、なんか申し訳なかったな・・・。


オーダーしたのはいいが、二人で食べるにはけっこう量が多かった。
それでも美味しかったし、味のみならず、店の雰囲気にも満足した、そんな感じだった。

最後に、コーヒーを飲み、自宅まで送ってもらった。

「ありがとう、またねー」
「うん、また展覧会があったら、声掛けるよ。とんさんによろしくね」

自宅は、まだ夫と子ども達は帰宅しておらず、風呂のスイッチを入れ着替えていたら、ちょうど3人組も帰ってきた。


今日は朝から、研修、博物館、食事と、盛りだくさんで充実した一日だった。
研修も含め、久しぶりに、自分のために時間を遣うことができた。

常任さん、一緒に研修頑張ろうね。
たてさん、いろいろありがとうござました。
夫、今日はありがとう。おかげで充実したいい時間を過ごすことができたよ。


そしてまた、多忙な毎日がはじまる・・・。


鑑真和上展

2007-08-25 23:44:03 | 友と会う
15時、研修が終了し、一緒に研修を受けた常任委員さんと、博多駅で別れる。
駅前の交通センターから、百道までバスに乗る。
途中、土砂降りの雨が降り出し、博物館に着くまでに止んでくれるだろうか?と窓を眺める。

福岡タワー近くの、TNC放送会館パヴェリアの前で下車し、そのまま博物館まで歩いていく。
雨上がりの不安定な空に、福岡タワーがそびえ立つ。
久しぶりに、間近でタワーを見たっけ・・・。

博物館のロビーには、すでにたてさんが待っていた。
考えてみたら、たてさんと美術品を見に行くのは、十数年ぶり。
以前は、よく美術館や博物館に行ってたなぁ・・・。

蓮の花の階段を上がり、展示室に。
先日、夫が「割引券があるから、たてちゃんと一緒に使いなさい」と、券をもらった。
「とんさん、すごいね。ありがとうって言っておいてね」
たてさんに券を渡し、入場。
そして、いよいよ「鑑真和上展」へ・・・。

予想外の人の多さと、音声ガイドの説明に合わせて、人の流れが滞るのは、ちょっと参ったが、それを差し引いても素晴らしい展覧会だった。

現在、唐招提寺は「金堂平成大修理」ということで、新たにその姿を見ることができるのは、あと2年ほどかかる。
修理でなくとも、普通に唐招提寺に行ったとしても、今日見ることができた文化財は、なかなかお目に掛かることができない。
そう言った意味でも、まさに「貴重」な展覧会だった。

人の波の中「鑑真和上坐像」に。
坐像の周囲は、ピーンと張り詰めた空気の中にも、優しさと温かさ、そして厳しさが漂う。
それは、1200年もの前から、変わらずにある「鑑真和上」の存在感そのもので、まさに圧倒される。
思わず手を合わせ、百円玉と五円玉を置く・・・。

新聞で読んだが、以前、鑑真和上がパリでも公開されたことがあった。
そのとき観客は、鑑真和上の前で十字を切ったそうだ。
宗教の違いや文化の違いを超えて、何かを感じずにはいられない。
そんな力が静かに漂う・・・。

修理の様子も、ビデオや写真などで、詳しく紹介されていたが、その前の修理、つまり明治時代の修理や金堂の様子まで写真に収められ、今回展示してあったのには驚いた。

私が生まれる遙か前から、ずっとここにあったんだ・・・。


鑑真和上展を充分堪能した後、常設展も見て回る。
これでもかっ!!というほどに、博物館の展示物を見て回り、博物館を出たのが午後19時を過ぎていた。


たてさんの車で都市高速に乗り、日が沈んだ玄界灘を左手に、右手には福岡市内の明かりがともる。

そのとき、夫から電話が。
しかも携帯電話の「TV電話機能」を使って通話してきた。

「今どこにおるん?」
「都市高速走りよるけど・・・西公園の裏あたりかな?あんた達、どこ?まだヨドバシカメラ?」
「うん。今から食事して帰る」
「うん。わかった」
「たてちゃんによろしく言ってね~、じゃね~」

横を見ると、たてさん、めちゃくちゃ笑っていた・・・。


そして、車は飯塚へ・・・。



研修(博多編その1)

2007-08-25 22:47:56 | 生協日記
相変わらず暑い・・・。
今日は、博多で研修会。
その帰りに、たてさんと「鑑真和上展」を見ることに。

土曜日、夫も子供も休日(夏休み期間中ということもあるが)なので、朝から自分の弁当と、3人組の弁当(重箱に詰めたのだ)を作る。
洗濯物を広縁に干し、風呂掃除も済ませておく。

最寄りのJRの駅まで歩いていくが、暑くて汗ダラダラ。
一応化粧をしているが、もうどうでもいいぐらいに悲惨な状態・・・。
途中、同じ研修を受ける常任さんと合流し、博多駅に到着。

博多駅から会場になっているビルまで歩き、途中コンビニに寄る。

会場では、福岡県各地域から、同じ研修を受けるために何人もの委員さんが来ていた。
各支部だいたい2~4人程度で、それぞれ選ばれて研修を受けに来ている。
そう、私も一応「選ばれた人」なのだ。

副理事長や職員が、資料を交えて話をし、講座が進んでいく。
過去にも同じように話を聞いているが、なんというかこれから先は、「自分がこうやって人前で話す」ことを担わないとならない。
(そのための講師養成講座なのだ)
おそらく次年度以降は、さまざまな場面で話をしていくことが増えるだろう。
荷が重いような、頭が痛いような、それでいて「いや、行きなさいって選ばれて、こんな機会を与えられたんだから、できないことはない」といった、そんな複雑な気持ちが絡み合う。

月に一回、土曜日に博多での研修が、(上級講座まで受けると)来年の1月に終了する。

次年度の自分が、少しだけ見えたような、そんな気がする・・・。