私が小学生のころ・・父が農業研修旅行で出かけたアメリカで購入した私へのお土産。円柱の形と後ろに尻尾が付いていて、私の勝手な印象ではロシア人の方がかぶっている毛皮のあの帽子です。
ところが・・当時の私的に、はっきり言って父には悪いが“イケてない”帽子だったので、喜んですぐにはかぶれませんでした(;一_一)もちろん面と向かってそう言ったわけではありませんが、こんなのかぶって学校に行ったら、絶対友達に馬鹿にされると思い込んでいたのです。それでも、昔の頑固おやじ的無口だった父からのめったにないプレゼントが中身は何であれ本当はすごく嬉しく、子供心に「父親からのプレゼントを喜んで身につける娘の図」を父に見せてあげたかった私は、意を決してその帽子を身につけ、学校に通い始めました。
その後・・帽子が友人に馬鹿にされたのか、馬鹿にされても別に良いじゃんと言ったのか、だれも関心を持たなかったのかは全く覚えていません。が、多分秋ごろから雪の解ける3月まで毎日身につけ学校に通ったのだと思います。
結局かぶったのはその1シーズンだけでしたが、引越しのたびに捨てよか捨てまいか迷い悩んで、でもどうしても捨てられずに・・30年私の後をくっついてきた感じで。
皮のハンドルをチクチクつけてみました。
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