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「天空の御柱祭」車山小宮祭

2022年10月15日 | 御柱日記
春にここ諏訪地区で7年に一度催される
諏訪大社御柱祭。
諏訪大社上社・前宮
下社春宮・秋宮の四社、
合計16本を山から切り出し、
柱を建て替えます。
諏訪地区何万人という人々が関わり、里を曳き、人が乗る柱が坂を滑り下ったり、川を越えてゆく様をニュース等でご覧になられた方も多いかと思います。

その年はこの地域一帯が御柱祭一色。
秋には、小宮祭と呼ばれる地区ごとの御柱祭が毎週のようにあちらこちらで見られます。

10月2日、車山の山頂神社に、
皆さまご協力のもと、
無事に立派な柱が建ちました。




六月、一の御柱に決まった車山場内にあるモミの木。私たちも女将さん仲間で喇叭隊を再結成。子ども木遣り隊の子たちと、木遣りの練習も開始しました。



開山祭の日に伐採神事。



立派な柱が切り倒されました。

繁忙期の八月を終え、
九月から本格練習開始です。
オーナー達はメド作りや、
前回の御柱休め、お客さまへの対応、
他準備に追われました。

子ども木遣り隊は、学校帰り、バス停から集合して練習。

一週間前女将さん木遣り隊とのタイムライン通りの練習。女将さん木遣りは、他の御柱では見られない!美しいお声なのです 

今回喇叭隊に、新メンバーがお二人も!携帯カホンで太鼓の見事な演奏。
仕事をしながら、皆で時間を作り練習を重ねました。

急遽娘にシンバルをお願いしました。別で働きながらなので、映像を見ながら一人で練習を続けてもらいました。本番は皆さんに「やっぱり太鼓とシンバル有ると全然違うね!」と好評をいただいておりました前日に衣装合わせ。


当日はこの雲一つ無い青空











200人近いお客さまと、地元関係者の皆さまと、力を合わせ山頂まで曳行が進みました。
(一部画像地元LCVケーブルTVより)

皆さん汗だくで曳いて下さっている中、
初めてご参加のお客さまが、
「初めは喇叭ってナニ?って思ったけれど、
やっと役割が分かりました。」とお声をかけて下さった事がとても嬉しい出来事でした。

そうなんです。木遣り→喇叭→ヨイサ!で、
曳行中も曲ではないのですが、ずっと喇叭が鳴り響いております。私も上社の柱を曳きに行った時、人の乗った大きな柱が、その音で曳き子の息が合い、柱がスッと動くのを実感しています。

ご近所の方からも、
「前回より、ずっと安心して聞いていられるなぁ…」と言っていただき、練習の甲斐がありました!


冠落としの神事。

建て御柱神事。


祭のあと、
山頂テラスにて喇叭の仲間で。










お祭りの次の日。
喇叭の皆とゴミ拾い歩き。
足元には、小さなリンドウが咲いておりました。柱の通った跡もくっきりと。

※この記事を書くにあたり、
 お客さま、その他関係の方からたくさんの写真を頂戴しております。この場にて心より御礼を申し上げます。