おいし~い信州の暮らし

信州ビーナスラインのペンションおかみ配信
。おいしいお店、お出かけスポット、じいじの畑からとれたお野菜と料理を紹介。

車山御柱小宮祭~皆さまご無事でお願いだ~

2010年09月28日 | 御柱日記
ススキが秋空に精一杯の穂を広げています。
「天空の御柱」車山御柱小宮祭がご覧の通り晴天の下無事行われました。

今日のために、オーナーたちは準備、練習を重ね、
子供達も木やりの練習をし、私たちラッパ隊も頑張ってきました。
車山の御柱は標高1925m。山頂の神社に向かって山道をひたすら駆け上がる
珍しい小宮の一つです。
とにかくけが人も無く無事で終わる事をひたすら祈る気持ちで朝をスタートしました。

”やぁ~ぁ~山の~ぉ~神様~
              お願~い~だぁ~~~”

子供木やりが高らかに鳴かれ、ラッパが鳴り響き曳き、
”よいさ!!!”の連呼と共に曳き子の皆さんが手綱を曳いていきます。
総勢150名超の力が一気に御柱に加わり山道を動き出しました。



感動の瞬間です。

私たち女性ラッパ隊は元々諏訪大社上社の御柱祭、
大元の祭で何十名から成る御柱ラッパ隊にあこがれ、恋焦がれ
無謀にもおかみさん達4名で小さく始めたラッパ隊です。
一生懸命やりましたけど練習も2,3ヶ月ですし、一日その音を高らかに
吹き鳴らすには本当に自信がありませんでした。(ウルトラマンより持続力無いよねって・・・)

でも、その私たちの憧れが今日は一緒にラッパを持って
車山の御柱の加勢に来てくださいました。

もう、本当にかっこいい

私たちなどは足元にもおよばなく、時々少ーし吹くことが出来れば御の字と考えていたのですが、
あちらの隊長さんが”交互に!”と押してくださり、ラッパの師匠でもあるミッチ(一番左の友達)も
”祭本番でラッパは鍛えられて上達するから吹かなきゃね”と支えられ、一気に高揚した私たちでした。

さて、曳航の途中では御柱の角のように出ている”メド”に乗るのが楽しみでもあります。
大元の御柱メドに乗るのは7年に一度の御柱祭に何度も
ご奉仕をし、認められた者が乗る事が出来る名誉でもあります。
小宮では多少自分たちの範疇で”○○乗れやっ!”と声が掛かれば
メドにあがっていくことが出来ます。”子供たち乗っていいぞ~”となれば
子供達も我先にとメドによじ登っていきます。
(木やりばかりじゃやってらんないよね^^)

やがで御柱は最後の階段をじわじわと登りつめ万歳!!!山頂にたどり着き曳航終了です。
神事。曳航の無事への感謝、7年後までの柱の無事、建て御柱の無事を
祈ります。神事が終わると私たちも建て前の柱の上でラッパを鳴らせて頂きました。
大変な名誉に体が震えて高い音が鳴らせなかった(ダメだな~

さあ!柱がいよいよ垂直に建てられていきます!!
万歳!!花火が打ち上げられ紙ふぶきが舞い、横断幕に子供たちの笑顔のイラスト。
最後は4人で力を振り絞りファンファーレを鳴らしました。
(ここは音が出た!)必死に吹きながら感動に胸がジーンと・・


皆さまご無事でありがとう。
そして、Ikuちゃん(右)、Yukiちゃん、Noriちゃん。
↑Ikuちゃんのブログはこちらをクリック
一生の思い出を一緒に作れて良かった。7年後も一緒に出来るといいね!

車山の御柱小宮祭

2010年09月07日 | 御柱日記

いよいよ車山の御柱が始まりました。
諏訪の御柱の今年は各地区で小宮祭がおこなわれます。

自分たちの住む地区の寺社に柱を建てるこのお祭りを
車山も「一番高い天空の御柱」と称して
山頂にある神社の4隅に柱を建てるのです。

今日は前回見立てた柱を伐採する神事が行われました。
子供木やり、そして、私たち女性ラッパ隊も
何とかデビューを果たしました。車山女性ラッパ隊の記事はこちら

ドスンという音と共に倒されたもみの一の柱、
子供たちの手で皮を剥いでいきます。
本物の諏訪大社の御柱とまではいかなくても
御柱を肌で感じることができる瞬間です。

きれいに剥きだされた一の柱。
そして、二、三、四の柱と共に頂上へ向かう日を待ちます。

曳行、建て御柱は9月26日に行われます。
御柱宿泊パックのお申込みはペンショングリーンスポットHPから
どうぞお気軽にお問い合わせください。