リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

131. 3冊目の写真集 ▶原稿送付 & バールケ先生

2018年04月01日 | 日記

原稿送付 & バールケ先生


 我が家の花桃 今年はきれいに咲きました。


 大変ご無沙汰していました。

 3月25日、とりあえず書ける範囲の文章を書き、丸善プラネットに原稿を送って一息つきました。


 この2ヶ月強、やはり神経の休まる暇が無く、昨年の後半とは別の意味で大変しんどい毎日でした。極力、画像の色合いやコントラストや明るさなどを家庭のプリンターで整え、私のイメージする写真に仕立て上げるための印刷はハードでしたから。さらにそれを印刷会社が実際にプリントしたときの色調整がこれからの一番の仕事となるでしょう。

 それと並行して気を遣ったのが文字の誤りや名前の間違いです。自分の目で見直していても、正しく書いてあるように見えてしまうということが多く、ドイツ語や英語が入ってくるので、スペルミスも発見しにくいことが気がかりでした。そこに登場したのがルートヴィッヒ・バールケ先生です。昨年12月、生(なま)のドイツ語に触れておかないと前回の旅で反省した会話のミスなどが防げないと考え、地元で長く続いているドイツ語コースに参加することにしました。ゲーテの授業よりある意味私には難しく、毎回何と答えて良いのか目が白黒してしまうような文法の授業が続きます。長年日本に住み、いくつかの大学でドイツ語を教えていらっしゃるバールケ先生は日本語も達者で漢字も読み書きされている方です。この先生に見ていただければスペルミスももっと防げるのではないかという気持ちが次第に高まりました。幸い、最初の授業の時に、「必要があれば個人レッスンもできます」と伺っていたのと、会のとりまとめをしている方からも「必要に応じて個人的にサポートを受けている人は今までにもいましたから、先生が大丈夫でしたらどうぞ気になさらずに」とうかがったので、個人レッスンを申し込みました。

 バールケ先生の目は確かでした。小さなスペルミスも見逃さず、日本語訳も意味を確認しながら「私的にはこのことばよりもこちらの方が良いのではないかと考えますが」とアドヴァイスしてくださいました。以前の先生は日本語訳の部分までは目が向かず、これでいいのかと悩みながら平野泉さん(1冊目の本で一緒に編集に携わってくれた友人)に相談していたのですが、泉さんもお仕事が大変忙しい中、そうしょっちゅうはお邪魔できません。

 個人授業は正味4時間やっていただきましたが、最後の奥付は時間切れで見ていただくゆとりがありませんでした。でも、第一校が届いたらもう一度授業をしてくださるとお返事いただいているので心強く、ホッとしています。先生はいままでリーメンシュナイダーのことはご存じなかったそうですが、私の本はドイツのためにもすばらしい仕事だと言ってくださいました。ありがたいおことばです。こうした方とこの時期に出会えたことも、天の采配のような気がしてなりません。

※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

コメント
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