リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

133. 3冊目の写真集 ▶地図作りの苦労

2018年04月16日 | 日記

▶地図作りの苦労


ゆすらうめ 


 原稿を出したあとで手を付けたのが地図です。これと作家たちの年表は3月末までに間に合わないと思ってあらかじめ伝えておいたので、主要原稿を出したあとでやることにしていました。

 今までの2冊の本にもリーメンシュナイダー関係作品がある場所の地図を載せてきましたが、今回はそれだけではないので新たな地名も必要になってきました。私が多少いじることができるのはフォトショップだけです。以前の地図ファイルを引っ張りだして少し手直しすればいいかなと考えていたのですが、5年前の記憶はすっかり失われていて、なにどうやってこの地図を作ったのだったかすぐには思い出せません。何枚ものレイヤーを重ねて作ったはずなのに、そしてそれを比較的簡単に手直しできるように統合しないで取っておいたはずなのに、レイヤーががっちりと一つに固まってしまっていてほどけないのです。表示の部分をいじってしまったのか、なにか方法があるのかと冷や汗が流れました。最初から作り直すゆとりはもうありません。なにか新規のレイヤーを重ねてごまかすしかない??? ごまかす方法はある程度記憶にあるのです。できあがっている地図がベースになっているので、その上に新規のレイヤーを作り、「新しく載せる都市の位置に◎や●をつけていけばいいかな?」と。文字はコピーすれば同じサイズの同じフォントの文字で都市名を入れることはできそうです。ところがどうやら都市のマークも当時は手書きで作っていたようで、よく見ると歪んでいます。本をあわててみてみるときれいな形になっている。そうか、きっと私の作った地図は下書きで、それを参考にデザイナーさんが作ってくれたきれいな地図が掲載されていたんだなと、今頃気がつきました。そうとなればおよそのイメージを作って伝えれば、あとはお任せできるかもしれない。ちょっとホッとしました。でも、●の描き方も◎の作り方もすっかり忘れていて、目も肩も凝りっぱなしの作業が数日続きました。あとは丸善におまかせします。

※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

コメント
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