リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

177. 15回目のドイツ旅行(25)ヴュルツブルク、シャワーの壊れたホテルへ(1)

2019年03月28日 | 旅行

▶︎15回目のドイツ旅行(25)ヴュルツブルク、シャワーの壊れたホテルへ(1)


Museum für Franken いつもと違って横からの眺めです。


ペーターとイングリッド

 9月29日(土)ローテンブルクを9:06発の列車でヴュルツブルクに出発しました。シュタイナハまでは荷物車に大きなトランクを入れて座りましたが、乗り換え後は普通席が満席でした。仕方なく1等席の脇にトランクを置いて立っていたところ、車掌さんが「こちらにどうぞ」と空いていた1等席に案内してくれたのです。ここは座席の間が広くて自席の前にトランクがおけるのでびっくりしました。親切な車掌さんに感謝です。

 ヴュルツブルク中央駅ではペーターがホームの階段下で待っていてくれました。ホテルは町の中心地に近いバルバロッサにあり、歩いても行けるのですけれど、いつもペーターは車で迎えに来てくれます。案の定、町の中心に車で入るのは結構面倒で時間がかかりました。しかもビルの4階がホテルなので、ペーターは下に車を停めて待っていると思うと気が気ではありません。大急ぎでチェックインしたときに「今日は熱いお湯が出ないので、朝食はサービスしていますが召し上がりますか?」と聞かれたので、それならとお願いしておきました。まぁ、熱いお湯が出なくてもぬるいお湯でなんとかなるだろうと荷物を置き、急いで階下まで下りました。ペーターは「これからフランケン博物館に行くかい? それとも家に来るかい?」と聞くので、お土産と本を先に渡したいからお宅へとお願いしました。

 家ではイングリッドが待ちかねていて、「ケーキが良い? それともパンとハムの方が良いかしら?」と聞きます。すでに11時半となっていたので、「それではパンとハムでお願いします」と答えました。下の写真はイングリッドの用意してくれたコーヒーカップ。「トイ、トイ、トイ!」というのはドイツ語で「うまくいきますように」という意味だそうです。


 昼食をいただいたあとで2016年に一緒にお邪魔した箭本啓子さんからのプレゼントを渡すと2人とも嬉しそうな笑顔。出来上がった3冊目の『新・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』も手渡して、フランケン博物館へと向かいました。(続く)

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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