▶驚きました。いまどきの郵便事情はコロナ禍で変わったのですね。
❤ウルム大聖堂 聖堂内陣席の彫刻より
ミヒェル・エーアハルト 1469~1474
▶発送作業がとてもわかりにくくなりました。
毎年、クリスマス前には私の部屋はカオスとなります。昨年は合計18個のプレゼントを海外に送りました。2kgを超える箱もありましたが、大半は2kg以内の小型包装物でSAL便というリーズナブルな料金で送れるタイプです。今年も同じように考えて準備を進めていましたが、写真の掲載許可をいただいた美術館、博物館にも見本を送るため、もう少し数が増えます。
先日、ちょうど郵便局に行く用事があったので小型包装物の用紙をもらいました。すると「どちらに送るのですか?」と聞かれるので、主にドイツとアメリカですと答えたところ、「アメリカはなかなか厳しい状況です」と言われました。来年からは手書きのアドレスの小包は送れなくなりますとのこと。
そこで郵便局のホームページ(以下HP)を開いて見ました。
どうやら郵便局のHP経由でダウンロードしたフォームにデジタル入力をし、プリントアウトしたものしか送れなくなるらしいのです。さらにSAL便で送るのは大丈夫かどうか尋ねてみると、今はSAL便は送れませんといわれてしまいました。送るなら航空便か船便だと言うのです。私の『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』は980g弱(約1kg)です。包装して1kgを超えるか超えないか微妙なところ。HPで料金を調べてみました。
★もし包装後で1kgにおさえられれば…
航空便 1,860円 SAL便 1,080円 船便 770円 [ 国際eパケットライト 1,320円 ]
★もし1kgを超えて1.1kgになると…
航空便 2,085円 SAL便 1,180円 船便 1,080円 [ 国際eパケットライト 1,590円 ]
★何度も泊めてもらったり案内してもらった友人には他のプレゼントも入れるのですが、なんとか2kgでおさめるとすると…
航空便 2,760円 SAL便 2,080円 船便 1,080円 [ 国際eパケットライト 2,400円]
★それでもおさまらずに2.5kgになったとすると……
航空便 5,900円 SAL便 5,000円 船便 2,900円 [ EMS(国際スピード郵便)5,800円]
この料金一覧表には「国際eパケット(国際書留付き航空小形包装物)」「国際eパケットライト」というタイプも載っていて、航空便よりはリーズナブルです。国際郵便マイページサービスから入って入力するタイプですね。きちんと相手に届いたのかどうかを追跡できるようです。今のような閉鎖的な時代には、こちらを使っておいた方が確実に届くのかもしれません。…と思ったのですが、念のためもう一度郵便局に問い合わせてみました。すると、とにかく今は航空便か船便しか送れないということなのです。今年はやむを得ず極力重さが2kgを超えないように努力して送るしかありませんね。年内は手書きの、あるいは個人作成の宛名でも大丈夫という話でした。でもせめて早くSAL便が復活してほしいものです。
そしてさらに来年4月1日からは海外への郵送料が相当上がるそうですから、そろそろ頭の切り替え時なのでしょう。デジタルデータを郵便局の国際郵便マイページを通して入力し、その書類を入れるという専用パウチももらっておいて発送作業をしなければならなくなります。やれやれ、来年は今まで以上にややこしい発送作業となりそうです。何歳までこの作業が続けられるのかちょっと心もとなくなってきました。
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