デーサービス

一番上の姉は昔はイラストレーターでまだ新聞にカラー印刷がない頃味の素など大手の会社の広告を担当していた。
脳梗塞になり足の歩幅が短くなり手の握力も落ちて今は障害者3級
デーサービスで絵を教えるようになってもう5年位いたつ。
昨日はそのデーサービスの忘年会兼クリスマス会ということで私もお手伝いがてら行くことになった。
デーサービスは小さなワゴン車が何台かあってそのお家まで迎えに行く。
私も初めて乗ってみたが杖のいる方は乗るときにも運転手が左をどこにつかまってとか手を添えて乗せてあげてシートベルトも一人ずつ着けてあげる。
姉が乗った車は五人車椅子の方は別の車、降りてからも二階の場所まで連れて行くのが運転手さんの役目、
三階は認知症の方の施設らしい
今日は午前中は一人ずつ小さなクリスマスケーキを作ることになった。
それぞれの人にゴム手袋、腕輪などをつけてあげて材料はみな切ってあわ立てなどはボランティアが行う。そして切り分けたスポンジケーキに思い思いにデコレーションをしていく。
それもお手伝いがいる。
そして出来上がったケーキを冷蔵庫に入れる

そこまで1時間半、それが済むと一人では行かれないトイレの方たちのお世話
それは職員さんが行う、
その後お昼の配膳
お食事は他の部屋で又ボランティアさんがこしらえてあってそれを私たちが配膳して一緒にお昼をいただく。

いつもは午後になるとそれぞれ趣味の詩や絵などが始まり姉はそこで絵を教えている。
昨日はクリスマス会ということでやはり趣味で地元でグループを作って活動していらっしゃるカントリーソングのグループが忘年会ということで来てくださるのでテーブルを片付けたりいすを並べたりする
みなさんとても楽しそうだった、
こういう所で演奏などのボランティア活動で又その人たちも人のお役に立てていると言うことで張り切っていらっしゃる。
みなさん古希を過ぎているなんてとても思えない若々しい。
終わると3時のおやつで午前中にこしらえたケーキに紅茶の準備
とにかく職員さんも休む暇がない
介護施設のお仕事に携わっている方はとにかく大変、それなのに報酬が少ない
これからはどんどん高齢者が増えるわけだしこういう施設が充実してくれることを願わずにはいられない。
デーサービスは家族の方もその間に家事がこなせたり、息抜きになっていることと思う。
福祉の施設の一端を垣間見ただけだけれどこういう施設で働いている方がちゃんとその仕事で食べていかれる世の中とても大切なんだと声を大にしていいたい。