今日は一番冷え込む予報だったが、風がないので穏やかな日、
樽ちゃんと宮尾登美子展と徳冨蘆花の住んでいた蘆花恒春園に行ってきた。
いずれも京王線の蘆花公園駅から同じ方向だったので
宮尾登美子展は世田谷の文学館
私は誰の小説を一番読んだかと言うと断然宮尾登美子さん。
彼女の原稿用紙のきちんとしてとても読みやすい几帳面な文字に感心した。
天璋院篤姫」を始め、 「櫂」 「鬼龍院花子の生涯」、「一絃の琴」などなど、時代の定めやその境遇に対して真っ向からひたむきに生きる女性たち、みな読んだので身近に感じられ又花街にあった生家と家庭環境を紹介し、修業時代の創作ノートなどを通して宮尾さんの人生の軌跡をたどり、宮尾作品のヒロインを集めたコーナーや、愛用の着物や小物の展示もすばらしかった。
食事をしてから文学館から10分ほどの芦花恒春園に行った。
武蔵野の面影を一杯残っている蘆花公園の一角にある。
私は不如帰しかしらなかったが資料館でトルストイと親交があり影響を受けてこの地で半農生活をしたこともはじめて知った。
裏にはご夫妻のお墓もあった。