NHKスペシャル【玉砕隠された真実】と【ホロコーストを生きのびて~シンドラーとユダヤ人 真実の物語~】の録画をお昼から一挙見ました。
真実が隠されていて私たちの親も知らなかった「アッツ島の玉砕が】がどのような経緯をたどったかそして生き残っていた85歳を超えた数人が今こそ真実をと語った誠に恐ろしい出来事だったこと、丁寧に取材して過去の映像を交えて今解き明かされた。
玉砕という言葉が美化されてそれ以後玉砕がなんと増えたこと【大本営】の取ってきた罪深い真実、とても重たいテーマだけれど私も全く知らなかった真実、今知らなかったら永遠に知らなかっただろうと思う。
詳しくはここを見て
一方ホロコーストのほうは
シンドラーのリストの本は、読みましたが重たいテーマの映画は見ませんでした。
NHKの番組では、シンドラーのリストによって救われたユダヤ人のその後、また、プワシュフ強制収容所のすぐそばに、工場を建てた実業家、シンドラーの工場で働き、救われた人々が登場していました。のちのち読めば、強制よりもっとひどい、「絶滅」収容所という表現のほうが、現在一般的に理解されている収容所の実態に近いのではないかとおもいました。
プワシュフ強制収容所の所長だったアーモン・ゲートの愛人、その娘、その孫まで番組に登場していました。
シンドラーのリストには書かれていない背景には、シンドラーの工場の側近のユダヤ人会計士、そして、アーモン・ゲートの書記(書記)といった、人々の絡みがあったこともよく理解できました。
シンドラーに出資する代わりに、ユダヤ人を工場に雇用するという条件をつけたこと、ドイツ軍にとってその工場が有用だと思わせるために軍食器ではなく武器を作ったほうが生き残る道を残せるとひそかに工場に助言し、ドイツ軍には、その工場が、常識を上回る率で軍儒品を生産できると装ったこと、等々さまざまな努力と要因によって1000をはるかに超える人々を救ったのです。
傷口に塩を塗るような取材にもかかわらず、思い出したくない過去について、静かに、誠実に語り続ける人々の姿が、ありました。
自分が人間と思えなかった、という元被収容者。アーモン・ゲートの愛人は、戦後随分たって、番組の取材を受けた翌日に自殺してしまう。その娘は、生き残ったユダヤ人と、紆余曲折の末に、交流の道を見出しています。
終戦によって、生き残った被収容者が、祖国に帰ってもなお差別され虐殺されていたという事実を初めて知り、息が詰まりそうでした。
やっと生き延びても、尚、過去の痛ましい記憶に縛られ続ける。
「あの戦争を生き延びてきたことが、一体 何だったのか自分にはよく分からない。」と、収容所生活を生き延びた人が言っている。
「年齢を重ねるごとに過去をその痛みは大きく、むしろ強く思うようになる。それは、老いるにつれ強くなる。私という人間を壊した、あの記憶は強まり、離れない、離れないのです。」と言う
神によって求められている、とすれば、そうなのでしょう。人間に分かりやすいその意味とは何なのでしょうか。
シンドラーは、戦後、あらゆる事業で失敗した。
旧親ユダヤ1派として、従業員に殴られたりしたそうです。。。1200人の命を救わなければこんな苦悩には出会わなかった。と思わせるほどの苦悩。その意図はなんだったのだろうか。って疑問も!
写真は白のインドハマユウ
私が今頃写した写真の中で今日のテーマでこれしか載せるものがなかったので