飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

教材文のしかけ

2021年12月22日 15時06分27秒 | 国語科
国語の教材文には様々なしかけが存在する。
そのしかけに着目して、発問を考えたり、解釈を深めたりする。
例えば次のような場合である。

1 順序をかえる 言葉を入れ替えて正しくしたり、段落を入れ替えて整合性を考える。
2 選択肢をつくる いくつかの選択肢を示し、正解を見つけさせたり、作者の意図を考えさせる。
3 置き換える 一文を他の表現に置き換えてみる。
4 隠す    一部を隠し、その部分を想像で当てさせる。
5 加える   足りない部分を補ったり、また、余分な情報を付け加えてそれを添削させる。
6 限定する  場面限定することにより、その一場面における心情や情景にスポットライトをあてて深く理解させる。
7 分類する  同じような要素を類型化することにより共通点や相違点を見いだす
8 図解する  本文の内容を図解することにより構造的に理解する
9 配置する  あえて文章内に特定の言葉や場面展開を配置することにより、展開に深みをもたせる
10 仮定する  ~だとしたらどういう解釈が成り立つだろうか。

発問の多くは、この観点から組み立てられることが多い。

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学級言語

2021年12月22日 14時47分59秒 | 学級経営
子どもたちは教室で多くの時間を過ごす。
授業中はもちろんのこと、休み時間や給食中も教室という空間で過ごす。
そこで用いられるコミュケーション手段の主たる物は言語、会話である。
そこ会話の質が、学級文化を形作り、ひいては人間関係おも作り上げていく。
乱暴な言葉をつかえば、乱暴な人間関係ができ、言葉足らずの会話を積み上げれば、人間不信の関係が積み上げられる。
したがって、子どもたち、そして、教師がどのような言葉をつかい、どれくらい言葉にこだわりをもっているかは、学級経営においては重要な要素となるのである。

こんな詩がある。

「ひとつのことば」  北原白秋

一つの言葉で喧嘩して
一つの言葉で仲直り
一つの言葉で頭が下がり
一つの言葉で心が痛む
一つの言葉で楽しく笑い
一つの言葉で泣かされる
一つの言葉はそれぞれに
一つの心を持っている
綺麗な言葉は綺麗な心
優しい言葉は優しい心
一つの言葉を大切に
一つの言葉を美しく

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信頼される人の共通点

2021年12月22日 11時03分08秒 | 人生論
あの人は信じられる。
あの人は信頼の置ける人だ。
そう感じる人には共通点がある。
信頼は、一つ一つ積み上げていくことによって構築される。
普段から行動が重要であるということだ。

1 すぐに返事
2 期限厳守
3 元気に挨拶
4 口動より行動
5 数字による説明
6 陰で愚痴を言わない
7 アドバスされたことはすぐに実践
8 ミスや問題はすぐに報連相
9 事実と感情は分けて報告
10 文章でのコミュニケーションも元気

確かにこんな人なら信頼して付き合うことができる。
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成長する叱られ方

2021年12月22日 10時53分54秒 | 学級経営
学級の中で教師は子どもを叱る。
このときに感情的にならずに冷静に叱るには、子どもも教師も互いに、成長できる叱られ方を理解する必要があるだろう。
これには五つの段階があるという。

1 受容 叱られたことをまず自分の問題として受け入れる。
2 反省 二度と同じ過ちを繰り返さないと心に誓う
3 謝罪 自分の非を認め相手に謝る
4 改善 自分のどこに原因があり、今後の生活のどこを改善すべきなのかを考える
5 感謝 問題に気付かせ、自分を成長させるきっかけを与えてくれたことに感謝する

叱られる側は、この段階によってマイナス行動をプラスに転化することができ、叱る側は冷静に対処できる。

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