風姿花伝（世阿弥）の名言

風姿花伝（世阿弥）の名言

１　「秘すれば花なり。
　　　秘せずは花なるべからず。」
　　何事も全てを明らかにせず、隠すことで魅力が引き立つ。
　　「秘めたる美」に価値がある。

２　「時分の花を知る。」
　　自分の年齢や状況にふさわしい「魅力」を理解し、それを最大限に活かすことが重要である。

３　「まことの花」
　　一時的な華やかさではなく、内面の修練や本質的な美しさが「本物の花」である。

４　「花は心」
　　能や芸術の美しさは、技術以上に、表現者の心から生まれるものである。

５　「住する所なきを、まづ花と知るべし。」
　　一所に安住しないことが舞台に能の花を咲かせることにつながる。
　　同じ形や方法に固執するのではなく、自由で柔軟に変化し続けることが大切であるという教訓。

６　「離見の見」
　　自分を客観的に見る視点を持つこと。
　　他者の目線で自分を捉え、全体を把握することが大切。

７　「初心忘るべからず。」
　　初心者の頃の謙虚な気持ちをや学ぶ姿勢を忘れていはいけない。
　　また、状況に応じて初心を持つ心構えを大切にすること。


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