保健学習の中に「心の発達」という分野がある。
ここでの「心」は、知識・情意・意志などの精神的な働きの総称としてとらえる。
保健学習の独自性は、子どもたちに自ら考えさせながら、科学的な知識を習得させることにある。
さらに、体が大きくなるだけでなく、心も発達していることに気づいてくれたらと思う。
初めの、次のように言った。
「頭のいい人とは、どんな人ですか。」
・発言をよくする人。
・いろんな発想ができる人。
・善悪の判断ができる人。
・仕事をしっかりやる人。
・努力できる人。
・頭の回路がしっかりしている人。
・冷静な人
・いろんな場面で判断力がある人。
説明
「話す、読む、書く、計算する、考える、記憶する能力を知能といいます。
この知能が優れた人が頭のいい人と一般的には呼ばれています。(狭い意味だが)
今日は、知能を高めるにはどうしたらいいか考えていきます。」
「では、質問です。
知能の高い人の脳は、重い。
〇か✕か。」
〇6名 ✕23名
〇の理由
・脳が重く、たくさんあれば、それだけ覚える力が大きいから。
・恐竜の脳は、大きいほど知能が高いから。
✕の理由
・もし脳の重さで決まってしまうと、努力してもむだで、重い人の勝てない。
続いて脳についての質問をする。
「脳のしわが多いほど頭がいい。
〇か✕か。」
〇14名 ✕15名
正解は✕である。
人間よりもイルカの方が脳のしわは多い。
イルカにも言葉はあるが、人間の持つ言葉のかずには到底及ばない。
「脳細胞の数が多い人ほど頭がいい。
〇か✕か。」
これも正解は✕である。
人間の脳細胞は、百四十億くらいある。
しかし、使っているのはそのうちの数%だけ。
脳細胞の数の多さではなく、脳を使う度合いが大切。
「脳細胞の回路が多いほど、頭がいい。
〇か✕か。」
これは〇である。
脳細胞を半導体と考えれば分かりやすい。
半導体が
一つ一つでは何の働きもできない。
半導体と半導体の間に配線をし、回路ができてはじめて機能を果たすからである。
ここまでで、子どもたちが経験的にもっている先入観を崩した。
さらに質問を続ける。
「ところで脳はどこにありますか。」
子どもたちは自分の頭を指さした。
このあと、代表者の一人の子にはちまきをしめてもらった。
まゆげから耳にかかるようにして、頭の後ろで結んでもらった。
脳ははちまきより上の頭の中につまっていることを説明した。
saitnai
ここでの「心」は、知識・情意・意志などの精神的な働きの総称としてとらえる。
保健学習の独自性は、子どもたちに自ら考えさせながら、科学的な知識を習得させることにある。
さらに、体が大きくなるだけでなく、心も発達していることに気づいてくれたらと思う。
初めの、次のように言った。
「頭のいい人とは、どんな人ですか。」
・発言をよくする人。
・いろんな発想ができる人。
・善悪の判断ができる人。
・仕事をしっかりやる人。
・努力できる人。
・頭の回路がしっかりしている人。
・冷静な人
・いろんな場面で判断力がある人。
説明
「話す、読む、書く、計算する、考える、記憶する能力を知能といいます。
この知能が優れた人が頭のいい人と一般的には呼ばれています。(狭い意味だが)
今日は、知能を高めるにはどうしたらいいか考えていきます。」
「では、質問です。
知能の高い人の脳は、重い。
〇か✕か。」
〇6名 ✕23名
〇の理由
・脳が重く、たくさんあれば、それだけ覚える力が大きいから。
・恐竜の脳は、大きいほど知能が高いから。
✕の理由
・もし脳の重さで決まってしまうと、努力してもむだで、重い人の勝てない。
続いて脳についての質問をする。
「脳のしわが多いほど頭がいい。
〇か✕か。」
〇14名 ✕15名
正解は✕である。
人間よりもイルカの方が脳のしわは多い。
イルカにも言葉はあるが、人間の持つ言葉のかずには到底及ばない。
「脳細胞の数が多い人ほど頭がいい。
〇か✕か。」
これも正解は✕である。
人間の脳細胞は、百四十億くらいある。
しかし、使っているのはそのうちの数%だけ。
脳細胞の数の多さではなく、脳を使う度合いが大切。
「脳細胞の回路が多いほど、頭がいい。
〇か✕か。」
これは〇である。
脳細胞を半導体と考えれば分かりやすい。
半導体が
一つ一つでは何の働きもできない。
半導体と半導体の間に配線をし、回路ができてはじめて機能を果たすからである。
ここまでで、子どもたちが経験的にもっている先入観を崩した。
さらに質問を続ける。
「ところで脳はどこにありますか。」
子どもたちは自分の頭を指さした。
このあと、代表者の一人の子にはちまきをしめてもらった。
まゆげから耳にかかるようにして、頭の後ろで結んでもらった。
脳ははちまきより上の頭の中につまっていることを説明した。
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