黒猫Mayの山登り日記

人生、山あり岩あり猫もあり
山登りに挑戦中 
槍ヶ岳の次は剱岳だ ♪  

三条の湯から雲取山・鴨沢へ

2018年05月05日 | 奥多摩・奥秩父
二日目の三条の湯の朝、今日も快晴のようだ。


5:30 朝食

席に着いてから野菜がたくさん入った温かいみそ汁が配られる。


Mさん、昨日から「明日は(標高)1000m登るんだよー」と何度も口にし心配している。
私もそれを聞いて、Mさん以上に気がかりだけど・・さ。


5:50 いざ出発
小屋(1103m)はまだ寒いのでウインドブレーカーを着る。

 

ゆっくり歩き出し



日が当たるところでは、ようやく暖かくなってきた。


昨日小屋で聞いた、絶壁の土崩れで道が塞がれた場所に来た。
谷側も切れ落ちているが、塞がれているのは10mくらいなので慎重に歩くと崩れたりしない。
ヒヤヒヤしながら三人で渡り切った。


8:30 三条ダルミに到着
遠くに富士山が見え



休憩に丁度良い。



さー、もう少しだよ。




頂上前の急登では立ち止まって何回か息を整えて進む。


9:15 あらーーーっ、頂上に到着だよ
Jさん「ここは(三条の湯からのコース)あっという間だね」と。
私はあっという間じゃなかったよ。

三条の湯から登ってくると山梨県側に着くようだ。



三峰神社への降り口方向に行くと、東京都と埼玉県の合同?の山頂標識



コーヒーを飲んで小休止。


さあ鴨沢へ降りますよん。



右手に富士山を見ながら




幅広の稜線を穏やかに下る。



11:30 ブナ坂



せっかく降りてきたのに、またひと登り・・・。


11:50 七つ石山(1757m)に到着



昼食休憩



頂上から振り返ると、降りてきた広い稜線が見えた。



七つ石山の麓に立つ七つ石小屋。



12:50 さぁ、ここからが鴨沢への魔の時間だ。
急坂混じりのダラダラ坂がずーーっと続き、足が痛くなりそう。

リーダーのJさんは、コースタイムよりかなり余裕を持った計画を立ててくれているが、
鴨沢バス停で乗るバスに、私のせいで乗り遅れないか気になる。

二人に「もうすぐだよ」と励まされながら、

15:40 鴨沢バス停に到着したよ。

もう一歩も歩けません。
バス停の標識を撮りたかったけど、動けないから目の前の風景でガマン。

16:03 三人で奥多摩駅行きのバスに乗った。
が、Jさんは、明日は別の山トモと天目山に登るから奥多摩駅の近くの民宿に泊まると、一つ前のバス停でおりた。
Jさん健脚すぎるー、私なんかもうバスのステップも登りたくないのにー・・・。
Mさんも「Jさんは、怪物だわ!」と行動が理解できないでいる。


一日目の歩数


二日目の歩数

2日間トータルで66.000歩余り。

我ながらよくやったと絶賛自画自賛。


おわり















あたたかい三条の湯から雲取山へ

2018年05月04日 | 奥多摩・奥秩父
夏山はどこに行くか決まっていないけど、そのための足腰を鍛えるんだというJさんの計画に従い
4月29日(日)30日(月)の1泊で雲取山へ。

Jさん:雲取山2回目。前回は三峰神社からのピストンコースだったので是非とも鴨沢に降りたい。
Mさん:初めての雲取山。小屋泊りも初めて。「そんなに(小屋に)早く着いてどうするの?」と心配している。
May:2回目。1回目はこちら
  鴨沢への下山が超長くて、足が痛くなったがトラウマ。できれば三峰神社へ下りたいよーー。


私の思いは、どうなるの?
今回はお祭り登山口から三条の湯(泊)経由で
翌朝は雲取山山頂を目指し、下りは魔の鴨沢へとなった(アヘー)。


4月29日
今日は4時間歩けば三条の湯に着くからと、のんびりと電車に乗ったが、
さすがゴールデンウイークだ。
奥多摩駅に降り西鴨沢行のバス停に並んだが、すでに大勢の人で長蛇の列。
バスには一度に乗り切れず増発便が出た。

それでもヒャー満員。


西鴨沢バス停終点で降る。

10:30 しばらく車道歩きでお祭り登山口を目指す。

お二人さん今日もよろしくね。



お祭り登山口




一般車両はこのゲートまでしか入れないが、林道は更に続き三条の湯の車は入れるようだ。

人は横からすり抜けるように入る。


谷川に沿って林道が続く。



川が段々深くなり


やっと細い山道に入る



整備されていたけど、すぐ下は落ちたら助からない崖っぷち。



深い谷の下にテントが数えきれない。
川の水音が大きい。



14:25 今日の宿の三条の湯に着いたぞ




受付を済ませる。
ジロー(山岳遭難対策制度)の会員証を出すと、宿代ナント500円引きだった(ラッキー)。



今宵のお部屋はここでーす。

女性だけの部屋でした。



ウナギの寝床状態で、びっちり布団が敷いてある。
でも清潔だ。

「飛び入りの宿泊者が二人きたので、布団を敷かせてください。断れませんので。」とスタッフが空いているスペースにうまく敷く。

その飛び入り者に話を聞いてみたら
「昼食をここで食べて、登って行った途中で両足が攣っちゃって動けなくなって降りてきた」と、疲れて元気ないような安心したような表情を浮かべていた。一人は付き添いで降たようだ。
「6人できました。4人はもう上の小屋に着いているころです。」
そんなアクシデントもあるんだねぇ。
私たちより少し年配のようだった。

他に降りてきた若い二人に話が聞けた。
「途中土砂崩れみたいなところがあって道がはっきりしなくて怖かった。ここは登りたくないねと言いながら降りてきたんです。」と。
「えー、私たちそこを明日登るんですけど大丈夫かなぁー。道迷いするくらいヒドイですか?」と聞くと、「しっかり道は見えるから大丈夫です」と。
小屋は情報を得る大事な場所だ。

小屋のスタッフにこの件を確認したら、狭い範囲での土砂崩れで、ほぼ固まっているから気を付けて登れば問題ないということだった。


さあ寝床は確保したぞ。


三条の湯には温泉がある。
シャンプー類は使えないけど、汗を流してゆったり手足を伸ばし湯舟でくつろぐ。


山小屋に早く着いてもやることないんでしょーと思っていたMさん。


いやいや、非日常の極楽な時間を過ごせますよ。
「🍻カ・ン・パ・イーーーー」のひととき。

今日のこの一瞬の為に、文字通り汗水流して登ってきたのだ。(他の二人は違うと思いますが)



17:30 夕食が始まります

決して、豪華ではないけれど心込めた
・かまどで炊いたご飯
・吸い物は地元の舞茸
・コシアブラの天ぷら
・鹿肉
・地元産の野菜使用
  で美味しく食べられた。


小屋歴4か月のお兄ちゃんが本日のメニューを紹介してくれた。
「初めて忙しい時期を迎えて、お客さんがたくさんでテンパってます」と、初々しい。

食事のメニューを説明してくれたのは、青年小屋に続いて2度目なり。


ギターを弾けるスタッフの伴奏で



歌声喫茶の始まり・・・。

「いちご白書をもう一度」「涙そうそう」「白いブランコ」なんかを久しぶりに口ずさみ・・

気が付けば、小屋の外は日が落ちて真っ暗になっていた。


つづく

















ヤマノススメ飯能へ えーっ!もっといくのー??

2018年01月10日 | 奥多摩・奥秩父
1月7日(日)

新しく発足した職場の山ガール部の初山行に行く。
新年初山行でもあり、足慣らしだ。

メンバーは部の4人と職場から飛び入り一名とOJさんの友達Yさんの計6人。
西武池袋線飯能駅に朝9時に集合する。


すぐに出発するかと思いきや、観光センターへ入った。



OJさん「駅からMAP」を入手。

6枚もらい、全員に配ってくれる。
が、OJさんと、Yさん以外は綺麗に折りたたみリュックにしまって見る気が全くない。
他力本願まる出しの4人にOJさんあきれ果ててしまう。


やっと歩き出す。



観音寺見学とお参り
白い象が有名らしい



紅梅と白梅が咲き始めていた、早いねー。






飯能といえば「ヤマノススメ」なんだって!
私は興味がないんだけど、ま、いっか?
絵馬だってあやかっている。



ここはOJさんおすすめのコンビニ「times」

(ベタベタ貼ってあるのはソフトクリームの案内、37種類ありと)


何がおすすめかと言うと、「ヤマノススメ」グッツがいっぱい。



納得した時間を過ごし(私以外は)



やっと天覧山入り口まで来ましたよん。




池も見て「あれ、なーに?」「蓮だよ」「どれー?」と各自のぞき込みスルっといかない。
観察・堪能し



動き出す集団



かと思いきや、、「あらーーーっ、龍のヒゲの猫玉ーーっ!!」と誰かが叫び、撮影会となった。




やっと天覧山(195m)到着



富士山だって立派に見えるし



634mのスカイツリーも肉眼でハッキリわかる。



次は多峯主山(とうのすやま)へ移動だ。
静かに歩いているように見えますが、実は突っ込みトークが炸裂してます。



山頂直下の急登を少し味わい




鎖場見学会実施し




多峯主山(271m)へ着きました。




ちょうど、お腹が空いてランチタイムーー 


私は大鍋を持参し、トン汁を作った。



OJさんはウインナーを茹でてふるまう。



Yさんはデザートのポップコーンを作ってくれた。



他にもゆず大根の漬け物や、サラダ・味付け玉子、紅茶・コーヒー・お菓子などのビュッフェランチでお腹が満たされた。


食べたから、もう下って温泉だって誰もが思っていたんだけど
OJさんの行程は終わりではなかった、ヒェッ 


多峯主山を下り吾妻峡に降りてドレミファ橋を渡るんだーと。
しょうがない、付いていくか。



ドレミファ橋がある吾妻峡だ。
ルンルンで渡るOJさん、コワイーーと叫びながら渡るOSさん。



名栗川(なぐりがわ)沿いに散策路が続く。




ウサギ岩
兎が左側を向いているけど、わかりますか?



川から離れて(私の予定にはなかった)龍崖山へ



14:40 ほんのちょっとで龍崖山(りゅうがいさん)山頂に到着した。



竹筒が並んでる??



手作り望遠鏡(レンズなし)で覗くと書いてある山々が確実に見える固定式
作った人エライな!



日が暮れてきたよ。



隣りの燧ケ岳ならぬ燧山(ひうちやま)を通り



龍崖山公園に着いて本日の山行=部活は無事終わった。
天気に恵まれ、ワイワイガヤガヤの山行は楽しかった。
OJさんの果てしないパワーには圧倒されるが、無理なく連れて行ってくれる。

飯能駅に着いたのが5時近くになっていたので、バスで行く予定だった宮沢湖の温泉は中止し、中華料理店に立ち寄り、交流会をして帰ったよ。






両神山 鎖場が連続する八丁尾根へ

2017年11月11日 | 奥多摩・奥秩父

11月6日(月)
両神山八丁峠コースに挑戦。

両神山のシルエットになっているギザギザ岩峰を登っては降りるを何度も繰り返してやっと頂上に立てるという難関コースとして知られている。
鎖場も30ヶ所くらいあるんだって。

難しいとか怖いコースと聞けば、自分の体力や技術のなさを忘れて登ってみたくなる「野次馬的」な性格の私。
ツレと子も巻き添えにして3人で登るぞー。


本当に頂上まで行けるのかしら?どれくらい急なんだろう?足が(岩の足場に)届かなかったらどうしよう?
なんて考えていたら、前夜はドキドキしてあまり眠れなかった。


家を朝5時に出発。

8:10 八丁トンネル駐車場に到着
がら空きで、ちょいと寂しい。



本日の必須アイテムを持ってきた
子は持っていないので、私とツレ用。



8:17 狭くて急な登山口からスタート



早々にクサリの登場!!


鎖場1つ目 急だけど持たなくても登れる



鎖場ばっかりなので、




数えてられない





数える余裕なし!




道は激セマ、左は切り落ちているので、ここはクサリにしがみつくしかない




急斜面か




鎖場かのどちらかしかない。




平穏な道も少しあった(笑)







この崖は登らず下を通っただけ。



9:30 やっと八丁峠に到着
ここまでだって結構危険な登りだ。「もうここで帰ってもいいかな~」と子がつぶやいている。

隧道(ずいどう)はトンネルの日本語らしい。


今度は急な下り坂になった。


少し行くと標柱あり・・・
えっ?2.2キロで頂上に着いちゃうの?



なんて思ったけど・・・



さっきとは違うレベルの鎖場が現れた。

確かに八丁峠からが、八丁尾根と呼ばれる岩場と鎖場の連続コースだ。



岩峰の連続だから、登って・・降りて・・また登るの繰り返し。。。




切れ落ちている絶壁を登る。




岩峰を一つ登ると、平坦な道はなくすぐ急な下り。
一つの鋭い岩を登ってその反対側に降り、次の岩がまた待っている・・



眺めはとても良いのですが




次はどんな岩場が出てくるのか気がかりです。



根っこを足場に上がっていくと




風もなくポカポカと暖かい日差しが降り注ぐ。



山並みも遠くまでよーく見える。




休んだら、また降りる



ハイ、降りて




登って




稜線上に出る。




足場を取りにくい岩より、根っこの方が登りやすい。




10:46 行蔵峠
この辺まで来たらけっこうヘトヘトになってしまった。




八丁峠から何回登ったり降りたりしたかーー? でもたった700mしか進んでいない??!!
そんなバカな。距離が稼げない山だってことが、身に染みる。
標高だって稼げないけど。




しょうない、前(上)に進む。




行蔵峠から100m進み



11:00 やっと西岳到着
100m進むのに15分掛かっている。



コースタイムよりずっと遅れているし、何より疲れている。
この先もきつい鎖場が続くのでここで帰ろうと話していたら、降りてきた老年男性とすれ違う。
挨拶し「私たちはもう引き返そうと思っている」というと「何言っているんです、ここから東岳までの鎖場が両神の核心部ですよ、是非とも行ってきてください」と励まされた。

が、私たちはもう下山することをを決めた。


黄色の矢印で引き返す



ここで昼食に。
ラーメンのためのお湯を沸かす。

下山を決めたら、急にホッとする。


景色を見る余裕も出てきた。



さあ、下山だ!

西岳から行蔵峠と降りて、次の岩峰を超え、そして次の岩場を登ったはずが


なんと、ナント
先頭を登っていた子が「行蔵峠だよーーー!」と大声で叫んでいる。

何を言っているのか理解できないでいる私。

行蔵峠は降りたはずなのに、(行蔵峠に)戻ってきた??

3人で啞然と立ち尽くす。
「下りでも(行蔵峠)通ったよね?」
「う・うん??」
「通ったと思うよ」
3人とも、あまりにも岩場を登ったので訳が分からなくなっていた。

確信はもてないけど、通ったぞ。

気を取り直して、降りていくしかない。
間違えた地点があるはずだから、それがわからないとまた行蔵クンにもどってきちゃう(笑)

行蔵クンを降りてすぐのところ左に小さな分岐があり、子が「ここだよーー」と気づく。
ピンクテープが木にあった。

すぐ見えている次の岩場を登らず、手前の崖下に降りなくちゃいけなかったのだ。

崖を降り、登りきるととY字分岐が出てくるがそれを左に行く。

大切な分岐点になーんにも標識が無い。

疲れているとこういう道迷いをするんだと分かった。

1時間くらいのロスになったんだろうな。



(たぶん)最後の岩場を登って




上って





ツレも登る。





待ってよーーー!




15時15分、やっと駐車場が見えてきた。



自宅から車で、往復六時間
山の滞在、七時間
帰りの温泉一時間
合計十四時間

この夜遅く山トモJさんから
2週間後の山行確認のラインと一緒に
こんなのがあった。

Jさんと、40代Mくんの二人に誘われていた両神山。
付いていけない山だと分かり断ったことへの「ゴメン」だった。

私たちも、登って帰って来たところだと返したら

健脚Jさん、Mくんでさえも東岳までで引き返してきたと。

うん、うん!
私の足ならこれで成果あったと納得。

五丈石がシンボルの金峰山(きんぷさん)2599mへ

2017年09月11日 | 奥多摩・奥秩父
9月3日(金)
山梨と長野の県境にある百名山・金峰山に登った。
以前、瑞牆山に登った時に、頂上から見えた金峰山の「小さくポコっと見えるのが五丈石だよ」と誰かが言っていたのが印象的だった。
いつかは登りたい山の候補だったので、思い切って出かけた。

自宅から登山口の大弛峠(おおだるみとうげ)まで車で3時間以上かかる。
スロースターターの我が家ではなかなかできない朝5時過ぎ出発ー
いつも大渋滞になる八王子JCTもまだ混んでなくてスイスイと飛ばす

勝沼ICを降りて、長く続くぶどう畑を通り山道に入る。
車のナビに「大弛峠」は設定できず、タブレットのナビで誘導してもらう。
最初はおおだるみが読めず、苦心惨憺。
「弓へんに池の右の漢字」で検索して弛み(たるみ)と分かった
そんなこんなのおおだるみへ向かって、グングン標高を稼ぐ。


8:30 大弛峠到着
この峠は標高2360mもあるので、金峰山には比較的楽に行けるコースということだ。

途中何台も路駐があったので「きっと満杯だよー、もうこの辺で留めようよー」と私が言うのに子が「もうちょっとー」と上がってきたらやはり空きなし。
(と思って)下に行こうとしていたら知らないオバちゃんが指で示してくれる方向を見たら、ナント一台分の空きがあった。
奇跡のスペースにありがたく留めさせてもらった。
オバちゃん曰く「私たちも上がってきて空いてないと思ったから、運転手が下に置きにいってるの」と。

幸先よくスタート、と歩き出したがこの道?は間違いでした。



路駐車のために登山口看板が隠れていた。



道は整備されている。



朝日峠通過



だんだん歩きにくくなってきた。



見晴らしのいい岩場に到着したので休憩






富士山も



◯△山?も



空もきれいだ。



山並みだって遠くまで何重にも見えて美しい



キノコも迎えてくれた



10:15 朝日岳2579m

見落としそうな地味な看板





せっかく登って来たのに、また崖のような岩場を下る。




11:21 頂上かな、いやいやまだまだらしいが、平らな見晴らしのよいところに到着



瑞牆山が随分下に見える



逸る気持ちを抑えながらも頂上に急いだけど、もう一山あった




岩のトンネルをくぐり



修羅場のような巨大岩場を乗り越えたら



11:40 金峰山2599mの山頂到着



五丈石が見えてきたーーー



全景はこんなにデカい、高さも15mもある
1丈が約3.3mなので5丈なら15mあるらしい。
いいね、こんなことができる若者は

登りきると、見ている人たちから拍手ー


岩場に坐って五丈石に登る人を見ながら、コンロでコーヒーを入れて飲む。
とても標高2500mとは思えない広場のようなところで、ゆっくりした時間が流れた。
でも沸騰したお湯は飛び上がるほど熱くなかったので沸点は低いんだろう。



子も「登りたーい」と挑戦したが




ここから上に登れず断念し降りてきた。

左の男性が手を掛けている岩が大きい。
何度かよじ登っていたがついに登れなかった。
母はドキドキしながら見ていた。(遠くでコーヒー飲みながら)




1時間ものんびりしちゃったので、そろそろ帰ろうか。


また来るね



登る時はアップダウンも気にならなかったけど、帰りは疲れていたからか「まだ~?」って言う程時間が長く感じた。


15:20 大弛峠に無事下山してきた。



大弛小屋でバッジをゲット

五丈石が彫られている小さなバッジ。かわいいよ。

勝沼に下りて一番先にしたのは、ガソリンスタンドを探したこと。
山道をブンブン登ったので予想以上に早くなくなり焦っていたのだ。
無事ガソリンを給油したら、目と鼻の先にブドウ直営店があった。
スーパーよりかなり安いのでつい手が出ちゃった。

最後はこちら
「ぶどうの丘温泉 天空の湯」で汗を流す。

露天風呂から見た勝沼の夜景がきれいだった。
子「以外と明るいね、もっと町が暗いかと思ったのに」 同感だった。

お わ り





































ドラム缶橋を渡って三頭山へ

2017年05月24日 | 奥多摩・奥秩父
奥多摩登山にはまっている。
以前は奥多摩ってどこにあるの?ってあまり興味がなかったが、我が家から電車の乗り換え回数は多いが時間はそんなにかからないのがわかってきたので俄然行く回数が増えた。

川苔山と御岳山から大岳山と登ったので、三頭山にも登ってみたくなった。

三頭山だったら、奥多摩湖を渡るドラム缶橋というのがおもしろいと聞いた。
昔はドラム缶で作った橋だったらしいが、現在はプラスチックでできている浮橋らしい。


5月21日(日)今日もいい天気だ。
奥多摩湖を渡り、都民の森に下りるコースを行く。



7:18 奥多摩駅に降りて、小菅の湯行きのバスに乗る。
小河内(おごうち)バス停で降りたら、すぐ橋が見える。



浮橋は2か所あるようだがここは「麦山浮橋」だ。



さっそくドラム缶橋を渡ってみよう。



私たちの他はいないので、ゆっくり景色を見ながら散歩気分だ。

二人で歩くと板がグラグラ揺れる。


🐡魚を見つけたり立ち止まったりして・・・
時間がかかかってしまった。



橋から道路に上がると周遊道になっているのか、バイクがウィーーンと連なって通りすぎるので、とってもうるさい。


8:30 30分くらい歩き、やっと小さな登山口を見つけた。
ここからヌカザス尾根だ。



倒木が道を塞ぐ





歩き始めは樹林帯で涼しいはずだが、頭から汗が流れ落ちてくる。






9:35 イヨ山979.1mに到着(手作り看板のお出迎え)
ここからすでに予定時間より25分遅れている。



せっかく登ったのに、一旦下る。ここからアップダウンが始まり


10:45 ヌカザス山1175mに着いたけど、全く展望なし。
ヌカザスって「糠指」って書くんだねェ



尾根道では、新緑の間を薫風が吹き抜ける。
五月の風は、柔らかくて涼しくてやさしく身体を包み込んでくれる。



11:55 鶴峠分岐
予定より55分遅れてるよー



12:30 御堂峠を通り過ぎて中央峰手前のベンチで昼食休憩



13:15 中央峰1531mに到着
うーーん、ここも展望がない



やーっとテラスのような展望台から奥多摩の山々が見えた

(左:御前山 右:大岳山)


頂上での滞在時間を短くして下山だよーーー


ブナの路、下りは楽チンだ。






13:55 鞘口(サイグチ)峠



どうして時間が遅れるのを気にするかっていうと、下山口の都民の森のバスの出発時間が14:35なのだ。
そして数馬の湯に行きたいのだ。

14:35 ピッタリくらいに都民の森に着いたら、バスがスーーと出てしまった。
がっかりしていたら増発便が待っていたよ、luckyラッキー


そして念願の(笑)温泉に無事着いた。



汗を流し、またバスに乗って、武蔵五日市駅に到着。



あまり見晴らしのよい山ではなかったけど、体力作りだと思えばいいねとツレと話す。
なんせ槍ヶ岳に登る体力を付けないといけないのだからねーー

































川苔山(かわのりやま)1363m

2017年05月01日 | 奥多摩・奥秩父
大丈夫かワタシ!から早一か月が経ち、東京都の奥多摩にある川苔山に無事行ってきた。

4月29日(土)晴れ
メンバーは登山学校を共に修了した4人(全員女性)と是非参加したいという男性Mさんの5人だ。
リーダーSさんは一週間前に下見に行ってくれていた(感謝)。

拝島駅で「ホリデー快速おくたま1号」7:31発に乗り込むとほぼ登山の装備をした人たちの満員電車だった。
途中下車する人はまばらで、そのまま奥多摩駅に8:21到着する。

東日原行のバス停には長蛇の列。
バスは一台では足りず他二台の臨時が出てみんな乗車できたようだった。


8:50 川乗橋バス停着
ここが川苔山への登山口



登山客で溢れかえっていたが



私たちが出発した頃には、だーーれもいなくなっていた(笑)

新緑を眺めながらゆっくり歩く。


9:50 細倉橋
ここから本格的な登山道となる



片側が谷の切れている急坂



川苔谷を流れる水音がとっても気持ち良い



滝と木橋が次々と出てくる



一人なら揺れないけど、複数人乗ると上下の振動でこわいよ~




10:50 川苔山の名瀑といえば「百尋(ひゃくひろ)の滝」らしいので、一度谷に降りてみることに。
「おりたらまた登ってこなくちゃいけないんでしょー、ここから見るー」なんていいながらも全員で谷に下りた。



「百尋の滝」水量はちょっと少ないのかな



谷底から見える青空がナイス

マイナスイオンを浴びるまではいかなかったけど、休憩しまた急坂に挑んで歩き出す。


九十九折りの急な道を「まだー?」「ちょっと休もうか?」と息を整えながら歩くこと
二時間


13:00 山頂にやっと到着ーーー



若者たちのグループで賑わっていた。



おそろいTシャツグループ



雲が多くなってきて、雷の予報も出ていた。



13:40 トン汁で腹ごしらえが終わったころ、パラパラと雨が落ちて来た。

頂上からの景色を堪能する時間もなく下山することにした。
慌ただしく過ごした山頂にお別れし、鳩ノ巣駅に向かう。

「雷がなったらどうする?」「う~ん、ちょっとでも窪地を見つけてかがみ込むしかないよね」「大木の傍はだめだよ」
なんて登山学校の延長みたいな会話もあった。


15:50 大根の山ノ神で休憩



16:25 鳩ノ巣駅に無事着いた。

電車の時間までビールを飲んで寛ぐ。


そして19時頃、最寄T駅に到着し居酒屋で反省会を行い解散した。

久々に家族以外の山行も楽しかった。













大岳山(おおだけさん)から鋸山へ

2017年04月24日 | 奥多摩・奥秩父
4月23日(日)
天気予報を追っていたら、もう絶対晴れると分かった日曜日。
「これはどっかにいかなくっちゃ~」とガイドブックから大岳山を見つける。

最初の計画はJR青梅線・御嶽駅からバスにもケーブルカーにも乗らずに歩こうと思ったがそれだけで1時間30分かかる。
下山がだいぶ遅くなるので、利用できる乗り物は活用することにした。

今日はツレと二人だ。
ケンカせずに家まで帰れるか心配だ。

8:47 ケーブルカーで御岳山駅に到着







山の上なのに民家が並ぶ細い舗装された道路。
軽自動車が普通に走っていてビックリしちゃう。



急な階段を延々とあがり神社に行く



着いたけど、これだけで汗が流れ足があがらなった



御朱印をいただきました
500円なり。

手漉き和紙に書いた今年限定のものだと言われたけど高いナー。


さぁ、いざ大岳山へ



木苺の花



穏やかな道はすぐに終わって



急な道の始まりだ。



狭くて崖っプチ



クサリもほんの少~しあり



木段あり



コワイ岩場も出てきた。



休業・廃墟になっていた大岳山荘



ツレよ、落っこちないでね。あなたの背中には昼ごはんが乗ってるんだよーー



絶壁を降りようとしています、コワイヨー。



やっとこさ登り



空が見えてきた。



11:20 ポッコリ開けた大岳山(1267m)に着いたーー



遠くに近くに山が見えて展望良好



でもいつものことながらなんの山かわからないのが残念



同じ方を向いて休憩中(笑)



12:10 下山開始



高尾山まで縦走するという若人に会った
箱の中にはテントが入っているとか。



身軽に岩を上がって行った



こっちは身軽そうには見えないツレ(笑)



もっと身軽なランニングするカップル



その後も下ったり



登ったりして



13:30 鋸山(1109m)に到着ーー



下が見えない絶壁クサリ場コース
当然、迂回して下る。



転げ落ちるような急坂と岩峰ばっかりで緊張し、足がボロボロじゃ。

さすが鋸山と言われる所以だ。


最後に愛宕神社の急階段が待っていた。
疲れた足にはきつかーーー

サクサク降りてくるカップルに道を譲る。

16:10 奥多摩駅に無事着いた。

ツレともケンカせず無事下山できた。
というか、眺め良い山で最高の天気な一日を
気分よく終わりたいからケンカで汚すのはゴメンだ、と思う。

























雲取山 富士山といっしょに尾根道を歩く

2016年10月28日 | 奥多摩・奥秩父
雲取山2日目

雲取山荘に泊まり、山頂を経て鴨沢へ降りて行く。


10月23日(日)
山小屋の一日はここからスタートだ。
5:00朝食
「いつも寝ている時間にご飯食べるなんて、できないわよね」と、言っていた同室の方々はしっかり召し上がっていましたよ。
もちろん、私もツレも。ツレなんかおかわりしていた。



朝焼けが幻想的、今日は晴れそうだ。



5:55 天気良~し、体調良~し。身支度を整えて、雲取山山頂に向けて出発 
「また来るからね」


日の出を見たらしい方々が降りてくる道を、私たちは上がっていく。
けっこうな急坂なので、すれ違う時に止まるのがちょうどいいくらいのキツサです。
「ここを登ると着くかな?、まだかな?」と歩みはのろいのに、気が急いて汗も出てくる。

「もう、そこですよ!」と直下で会った人に声を掛けられた。


6:30 わぉ~、やった~着いた

念願の頂上は広くて、見晴しも抜群


日本に三つしかない「原三角測点」



風のない青空に、雲がゆっくり浮かんで気持ちよさそう。



富士山だって裾野まできれいに姿を現しています。
まだ雪は積もってないのかな?



遠くに有名な山々が見えている(らしい)けど、方位盤の周りにはたくさんの人がいて名前がわからない



これもあった!
私たちを元気づけてくれた標識、とうとう「雲取山0㎞」になったんだ 



何かのタネかな?



7:00 名残惜しいけど、そろそろ降りなくちゃ。

こんどは鴨沢に向って、下りだけだよん。


傾斜のゆるい尾根道となり、右手の遥か遠くにはまだ富士山が見えています。



家族連れに追い越されました 
一番大きいリュックを背負ったお父さん、その前後を男の子2人が飛び跳ねるように軽やかに降りていきます。
お母さんは最後を歩き、見守っているようでした。



ゆるい尾根道は1時間以上続き、ゆっくりと時間が過ぎていくようです。



途中にはかわいいテントが張っていたり



ヘリポートもありました



9:00 尾根道も終わり七ツ石山と鴨沢の分岐では、七ツ石山には登らずに、鴨沢へ直接行く道を選んだ。
 七ツ石山の下側を巻く道で、陽の当たらない崖下の細い道を長々と歩いた。

橋を渡り



補強された危なっかしい崖下を通る



9:30小休憩
このあたりまではまだ元気だ



そのあと、樹林帯の視界のない緩い下り道が延々と続き、だんだんと足指やら足首が痛くなってくる。
もう限界だよ~と、何回も思う頃に山道が終了した。
11:00だった。


今から登るという若い女性二人に会い「鴨沢のバス停までは30分くらいかかりますよ。」と教えられる。
「ひぇぇ~」と驚いた私に「私たちも、ここまで歩いただけで疲れちゃいました(笑)」と言いながら登って行った。

本当に30分掛かって、足が棒のようになって車道にたどり着いた。
車道付近で、年輩の女性二人に出会う。年に何回も雲取山に登るという超ベテランだった。
鴨沢バス停のバス時刻より30分早くバスに乗れるところがあると聞き、一緒に連れて行ってもらった。

ここから奥多摩駅に行き、無事帰り着いた。




東京都の最高峰 雲取山へ

2016年10月26日 | 奥多摩・奥秩父
前からの計画だった雲取山へ
雲取山は東京都の最高峰であり、埼玉・山梨にもまたがる人気の百名山である。
往復約10時間以上かかるので、山頂直下にある雲取山荘に泊まり、翌日降りる計画を立てた。

10月22日(土) 
一日目の行程


8:30 西武秩父駅発三峰神社行きのバス車内
バス停では、長蛇の列ができていたが、8割くらいが登山者だろうか?
「こりゃギューギューで立って行くんだな、(三峰神社まで)75分はつらいよ~」とツレと話していたら、なんと2台連なってバスが出てきた。
バス会社も「今日は(お客が)来るな、天気いいから」と踏んでいたに違いない



10:05 三峰神社登山口を出発
今日は雲取り山荘まで約10キロ、約5時間の登りだよ
ここはすでに海抜1060m、もう1000m登れば着くんだ


こんなスタート時間が遅いのは初めてだが、三峰コースで交通機関を使うのであればこれがもっとも早い時間である。
日が落ちるのが早いので、遅い出発はイヤだったが登るしかないと決めた。

コースタイム4時間50分+休憩とマイペースを加味すると約6時間
山荘着が16時前なら、(私たちの)ベストタイムだ。


登り始めはゆるやか



紅葉はかすかだ



11:30 地蔵峠を通過



紅葉が少ないのに、道には落ち葉が敷き詰められている



海抜がすでに1500m



樹林帯を登ってきたが空が見えてきた。
開ける予感がする



11:40霧藻ヶ峰(きりもがみね)休息所に到着

お昼を食べることにした


標高1532mなので、遠くまで見渡せる



紅葉も所々はっきりしてきた


ゆっくり昼休憩をと思ったが、この後疲れてくるとペースが遅くなるので簡単に食事を済ませて出発~


お清平

ここから白岩山までは地獄の急登とガイドブックにあった。


地獄ってこれ?



こちらでしょうか?
ジグザグの九十九折れの急坂になってきた



一か所クサリがあったが、危険は感じられなかった



こわ~い激セマ道もあったけど



なんとか「前白岩の肩」に着いたぞ



ちょうど半分歩いてきた~~

この標示棒は数字が刻々と変わっていくので「もうちょっと」と元気をくれた





白岩山に到着









もう2kmだよ


大ダワに着く



今日の最後の登り



ほんとにもう少しで着くハズ



おぉ~、山荘が見えてきた



15:43 雲取山荘に到着   

一応(私たちの)ベストタイムで着いた。


受付では泊まり客の対応で大忙し



ストーブを囲んで話しが弾んでいます

暖かそうに見えますが、まだ火は点いていません(笑)


17:30 夕食
200人くらい宿泊客がいるようだ
2回に分かれての食事


私たちの部屋は8畳くらいに、アラ還らしき人々男女8人詰め込まれた。
混雑期には「更にプラス6人まで入ります」だって。
今日はまだ混雑期ではないらしい。

いびきや、歯ぎしりの嵐の夜になりそう・・
負けずに明日の頂上ために寝るゾー 


つづく