黒猫Mayの山登り日記

人生、山あり岩あり猫もあり
山登りに挑戦中 
槍ヶ岳の次は剱岳だ ♪  

No Beer No Life

2018年09月12日 | 山のあれこれ
最近、山用ポールを買ったツレ。
「要らない」と頑なに持とうとしなかったが、どうも去年の槍ヶ岳でうんざりするほど怖い思いをした雪渓(雪ではなく、間違いなくアイスバーンだった)に心を入れ替えたらしい。

「これから白馬岳や北岳も行くから・・」との理由。

素直に自分の加齢を認めたがらない。
伊豆ヶ岳あたりでポールを使ったら「ここは白馬じゃないけど?」といってやろうと思っている。

さて、ポールカバーを作ってあげたぞ。

No Beer No Lifeだよね?

Me too!

八ヶ岳の最高峰赤岳へ(2)

2018年09月02日 | 八ヶ岳
これ以上ない天気に恵まれた。
絶景が目に飛び込んでくる。
地蔵の頭から左に見える横岳がクッキリ、手が届きそうだ。



地蔵の頭を右に行くとこれから登る頂上方面。
手前の建物が赤岳天望荘(黄色丸の中)、テッペンの建物が赤岳頂上山荘(赤色丸の中)。

ツレが「頂上に二つも小屋があって、お客さんはそんなに来るのかね?(経営的に)大丈夫かね?」と心配している。
そうだよねー、私たちだって泊まるはずだったのに日帰りするんだから。

まあ、その心配は誰かに任せてサ、私たちには最後のキツイ登りが待っているよお父ちゃん。

稜線を歩きながら急登前のひと時を楽しむ。

眼下に見える町は清里だろうか。



富士山もバッチリ。

山に登ってが富士山が見えると、何故かすご~く得した気分になる私。


この後、道があるようなないような取りつきが悪い岩場の急登を四つん這いでしがみつき頂上を目指す。
その姿はリュックを背負っているから亀みたいかもね。
一瞬の気の緩み手の緩みが、滑落につながる急斜面がこれでもかと出てくる。
気が付けば緊張のあまりカメラを出すチャンスなく終わった頂上直下の50分だった(残念)。


建物が見えたので、ちょっと安心しギリギリ撮った一枚。



記事をアップした後に子が読んだらしく「(直下の)写真なら撮ったよ」と、
不安定な岩場写真を提供してくれた。
(翌日追加した写真)

赤丸は四つん這いでへばりつく私とツレ!
急に見えないけど、ズリズリ落ちそうな急斜面だってば(笑)
下に見えるのは「赤岳天望荘」


11:50 やっと赤岳北峰にある赤岳頂上山荘に到着。そして



11:55 赤岳南峰の最高点(2899m)に着く。

いやーー、きつかった怖かった。
もう歩けないかも。


でもこの山頂標識を撮らないと下れないとヨタヨタしながらカメラを向けた一枚。



日帰り山行と決めたので、あまりノンビリしていられない。
でも、私の体力が尽きてしまったら行者小屋に泊まることも視野に入れて無理せず下山しようと三人で話す。
まあ、こんな柔軟な計画ができるのも家族登山のいいところかも。


12:40 文三郎尾根を下って行こう!



狭い岩と岩の間を抜けながら、大きな段差1mくらいを降りるのに身体はすり抜けたがリュックの幅が広いのでつっかえてしまった。
無理してリュックを抜いたらその弾みで落ちそうなので、一度戻りリュックを身体から降ろし自分が下りてからリュックを下ろす。
そんなことしていたら時間がかかり、焦っちゃうよ。


権現岳との分岐、ここからが文三郎尾根だ。



赤岳に平坦な道なし!



振り返るとこんな岩稜を下ってきたのか?・・って信じられない。



抜けた階段、ザレザレ&ガレガレがずっと続き足を取られそう。
教えられた情報にウソはなかった!

これを敵にしなくて良かった。


14:10 行者小屋に戻ってきたーーー。
ここまできたら、もう美濃戸山荘まで降りれるぞ。


もう急斜面はないが、足はクタクタ。
毎回の下山で感じることだが、最後の1時間くらいがとっても長く辛く「まだ~?」って何回思うことか。
休みながら2時間くらいかかり美濃戸山荘に到着したのは夕方4時半だった。

なんとか日帰りしたいという思いで臨んだ赤岳。
歩行時間9時間をヨレヨレだったけど、どうにか歩き通すことができてちょいと自信がついた。


さあ、次はどこに行こうかな・・・?


おしまい