黒猫Mayの山登り日記

人生、山あり岩あり猫もあり
山登りに挑戦中 
槍ヶ岳の次は剱岳だ ♪  

霧と雨の甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)

2016年09月21日 | 奥多摩・奥秩父
今日は甲武信ヶ岳へ
山梨県(甲州)・埼玉県(武州)・長野県(信州)の三県にまたがっているので
「甲武信ヶ岳」という名前の由来だとか。

当初、私・ツレ・子と三人で登る予定だったが、名古屋にいる子からまた
「Y(子の連れ合い)が東京で結婚式に出席するので、オレもそちらに帰ってゆっくりしたい」とメールがあった。
それなら4人で行こうとなった。

気になる天気は今日はなんとか持ちそうだが、明日はほぼ雨予報
職場の山トモから「え~雨だよ、行くの??コブシってかなりきついんだよ~」と呆れられた。

二日間歩き通せるのか、私の膝大丈夫?・・

9月18日(土)
5時30分 自宅を出発
中央道勝沼ICを降りて、「道の駅みとみ」を目指す

8時30分過ぎ 
山梨県西沢渓谷近くの「道の駅みとみ」到着
隣りの「蒟蒻館」という土産物さんの駐車場に停めさせてもらう
どれが甲武信ヶ岳だろう??


雲が多いけど、青空も見える


なれいの滝


西沢渓谷入り口


甲武信ヶ岳登山道入り口
近丸新道登山口

西沢渓谷側から登るには「近丸新道」と「徳ちゃん新道」がある。
近丸新道は増水時の橋が渡れるか心配なので「徳ちゃん新道」を行くことにした。
「徳ちゃん新道」は更に5分くらい歩いたところに入り口がある


水の音を聞きながら登りが始まる


まだ平坦


徐々に急登となり始める
歩き始めはいつもツライ


クネクネとつづら折りの急登を延々と歩く
しかも樹林帯のために展望がないよ~


岩・石がゴロゴロ足場の悪い道


両側が切り立った馬の背道を渡り、ちょっとだけスリルを味わう


12時15分
ただただひたすら登る事3時間(コースタイムは2時間30分)
やっと近丸新道との分岐点、戸渡り尾根に合流する

昼休憩30分

急登で標識もなく分かりにくい荒れた道を休み休み登る


徳ちゃん新道のときもそうだったが、この後も子とツレが私と名古屋の子を置いてどんどん先に行ってしまった。
私の歩きが遅いせなのだが・・・



たまに標識が出てくる


枯れた木々の間から見えるのはガスだけでした


木のない岩山は、通り過ぎるときに風が強く寒かった


きちんとした標識に一安心



身体の汗が全部出てしまったと思うくらい大量の汗をかいた。
それが冷え始めた頃に木賊山(とくさやま)に到着。展望な~し



16時10分
更に10分くらいで甲武信小屋に到着

先に到着していた子やツレの顔が見えた時は、うれしかったー

小屋の下側にはテント場あり


少し暗くなっていたが、「明日が雨だったら登れないかも」と
リュックを置いて甲武信ヶ岳山頂に行くことにした

山頂までは20分ほど


ガスで展望は全くなし
予想はしていたけど残念だよ~



山頂から戻り、受付をすると部屋ではなく布団の番号を伝えられた。
2階に上がると、布団がもう敷かれていた。

色々な数字が表示してあるのは、混み具合で調整するためでしょうね
今回は空いていたので一人一枚布団があった

毛布と掛布団もありシーツ用に毛布が敷いてあり、寒さ対策は万全だった。

小屋の二階の梁は低くて、頭がつかえてぶつかってしまう。

ちょっと残念な夕食
サラダとか果物かスープなど欲しかった


夜中は雨が屋根を叩く音で目が覚めた。
降ったりやんだりが朝まで続いた。



9月18日(日)
朝食も写真を撮りたくないくらいあっさりだった。
白飯、味噌汁、味付け海苔、味噌漬けの漬物、梅干し、グレープフルーツ


6時30分
さて下山だ

登ってきた道を帰るが、木賊山には登らない巻き道方面へ

途中で雨が降ってきた

子二人はザックカバーを持っていないので、ゴミ袋を代用


急な下りが延々と続くので、足に力が入らなくなってくる。
麓が近くなるにつれて、雨脚が強くなってきた。
道筋に沿って雨が流れ始めるので、土や石が滑って急坂がこわい。
いつもより更に時間がかかってしまう


雨に打たれる時間が長くなり、カメラを入れていたバックから雨が浸み込み、途中からカメラが動かなくなった。

11時30分過ぎに無事下山。

「道の駅みとみ」でそばを食べ、「笛吹の湯」でサッパリし温まり帰路に着いた。

名古屋の子は中央道の釈迦堂PAで下ろし、連れ合いのYちゃんと待ち合わせし拾ってもらった🎵











小心者捕り物帳

2016年09月15日 | 我らニャン's
夕方近く、ブログを彷徨っていたら
外からMayのおかしな鳴き声が・・?
これは、もしかしてと窓を開けたら・・

いつものゆったりではなく、ササー  っと家に入ってきた。

口に何かくわえてる
大人でもない、ヒナでもない中くらいの「すずめ」でした

今回が初めてではない
お腹がすいて食べるわけではない
遊ぶ→咬む→死んでしまう なんです!


こんなことしていたら、また死んじゃうよ
家に誰かいたら、逃がしてあげることにしています



すずめクン、Mayから逃げ出しカーテンレールの上に
まだ元気に飛べました(ホッ

家から逃がさなくっちゃー


バタバタと飛びながら、冷蔵庫の裏側に入っちゃった 



冷蔵庫を引き出したら、その上にMayが乗った
野生の眼光(笑)
あっちこっち飛び回るすずめクンの動向を鋭く追っています、でもないか?



Mayも捕まえようとしてたけど、やっと私が捕まえた
Mayに咬まれていたようだけど傷はなかった。
暖かくて、ずっしりと重いし、元気だね~

外に出て、木の茂みのある方へ放ったら、すーーいと飛んでいきました(安心)


Mayちゃん、自分より強いトラちゃんでもくわえてきたらどうですかねぇ?

予想外の大展望 乗鞍岳(剣ヶ峰)

2016年09月14日 | 南・北・中央アルプス
ず~っと膝の調子が悪く、7月に穂高へ登るはずだったが「この膝じゃ登れない~」と断念。
8月にせめて雲取山へと計画したのに、雨で中止・・・散々な夏の計画(泣)

この膝と付き合いながら「ゆっくりだったら行けそうか?」と思い、
白馬岳縦走3日のゆったり山行を計画。
バスと宿まで予約したところで・・
まさか・まさか今度はツレが「腰痛で、行けない」と(また・泣)
こんなことってあるのか~~!

ツレから「ここなら行けそうだ」とガイドブックを見せられたのが
乗鞍岳 3026mでした

北アルプスの最南端に位置する乗鞍岳は3026mでも初級者コースで、歩行時間3時間ですから充分行けるかな??


9月11日(日)
今回はここから出発
「新宿バスタ」今年4月にできたバスターミナル
バス発着階は4階だった

でも、どうしてかこの建物にはコンビニや売店はない!
食糧調達しようとするには、外に出なくちゃいけない不思議な不便なところだった 
おかげで、(雨降る中を)一旦外に出て道路を渡り、新宿駅の駅売店でおにぎりを買うはめになった
まあとりあえず、①7時55分松本バスターミナルに向けて出発~ 


②電車(上高地線)松本駅から新島々のバスターミナルへは約30分

駅から駅がとっても近くて、都電みたいな感じだった

③新島々BT ~ 乗鞍観光センター(47分)
④乗鞍観光センター ~ 畳平 (50分)
と4回乗り継いで14時50分に憧れの畳平2702mへ到着

今夜の宿泊の白雲荘に荷物を置いて
歩いて10分の魔王岳に登ってみることに



階段の隙間からイワギキョウが出迎えてくれた
タクマしい!



整備された木の階段が続く



魔王岳山頂



イワツメクサ



一番遠くに見える高い山が剣ヶ峰3026m
「明日登るから待っていてね~ 


天気予報では明日は雨マークや曇りばかり・・90%は雨だろうと
でも「登れなくても、畳平まででもいいから」と決行してきた

どうか明日は、せめて雨がふりませんように 

9月12日(月)
夜は毛布と布団を掛けて眠る
朝、起きたら雨は降ってない

行くぞ~
白雲荘を5時30分に出た

宿は温かくて好感のもてるいい小屋だった
お風呂もあり、さっぱりできた


宿の前の鶴ヶ池

遠くに見える標識が、長野県(向こう側)と岐阜県(こちら)の県境
畳平は岐阜県にある


ご来光は終わってしまっていたが、雲と太陽が幻想的

今日だけは太陽さん(私のために)ガンバッテね


雲海を見ていることが信じられない
自分がここにいることが、不思議・・

この方は私ではありません



やったぞー、青空になってきた



高度が上がっていくとまた雲海



肩の小屋に到着

フリースやウインドブレーカーを着てきたが、一枚2枚と脱ぎ、ロングシャツとTシャツだけで十分暖かい


その裏手の剣ヶ口からは、頂上の小屋?まで見える



ハイマツと赤い実と青空のコントラスト



登りは急で、岩や大きい石や小石で歩きづらい。


登ってきた後ろを振り返るとに、槍ヶ岳穂高連峰が見えた



頂上、もう少しだよ



8:00剣ヶ峰3026m とうちゃく~



御嶽山も望める



乗鞍神社本宮が後ろ側にあった



更にさらに、槍ヶ岳や穂高の峰々の岩肌まで見える

予想していなかった大展望に、心躍る(登りたいな~)


槍・やり・ヤリー!!(いいな~)


遅い朝食を食べて、天気が変わらないうちに下山しよう

肩の小屋の裏手を通る
剣ヶ峰よ、さようなら





9時45分無事バスターミナルまで戻ってきた



そして締めくくりは、やはり温泉ダヨ  
観光センターのすぐ近くにある「湯けむり館」
硫黄の香りと眺望が素敵でした



そして自分へのおみやげはピンバッジ


「雨さえふらなければいいや」の山行が、好天に恵まれて槍ヶ岳も穂高も見ることができて最高でした
私の膝も、ツレの腰もどうにか4時間の山行には悲鳴を上げなかった、
2か月も溜まったストレスも少し解消し、自信もついちゃった 
ヨカッタ