夏山はどこに行くか決まっていないけど、そのための足腰を鍛えるんだというJさんの計画に従い
4月29日(日)30日(月)の1泊で雲取山へ。
Jさん:雲取山2回目。前回は三峰神社からのピストンコースだったので是非とも鴨沢に降りたい。
Mさん:初めての雲取山。小屋泊りも初めて。「そんなに(小屋に)早く着いてどうするの?」と心配している。
May:2回目。
1回目はこちら!
鴨沢への下山が超長くて、足が痛くなったがトラウマ。できれば三峰神社へ下りたいよーー。
私の思いは、どうなるの?
今回はお祭り登山口から三条の湯(泊)経由で
翌朝は雲取山山頂を目指し、下りは魔の鴨沢へとなった(アヘー)。
4月29日
今日は4時間歩けば三条の湯に着くからと、のんびりと電車に乗ったが、
さすがゴールデンウイークだ。
奥多摩駅に降り西鴨沢行のバス停に並んだが、すでに大勢の人で長蛇の列。
バスには一度に乗り切れず増発便が出た。
それでもヒャー満員。
西鴨沢バス停終点で降る。
10:30 しばらく車道歩きでお祭り登山口を目指す。
お二人さん今日もよろしくね。
お祭り登山口
一般車両はこのゲートまでしか入れないが、林道は更に続き三条の湯の車は入れるようだ。

人は横からすり抜けるように入る。
谷川に沿って林道が続く。
川が段々深くなり
やっと細い山道に入る
整備されていたけど、すぐ下は落ちたら助からない崖っぷち。
深い谷の下にテントが数えきれない。
川の水音が大きい。
14:25 今日の宿の三条の湯に着いたぞ
受付を済ませる。
ジロー(山岳遭難対策制度)の会員証を出すと、宿代ナント500円引きだった(ラッキー)。
今宵のお部屋はここでーす。

女性だけの部屋でした。
ウナギの寝床状態で、びっちり布団が敷いてある。
でも清潔だ。

「飛び入りの宿泊者が二人きたので、布団を敷かせてください。断れませんので。」とスタッフが空いているスペースにうまく敷く。
その飛び入り者に話を聞いてみたら
「昼食をここで食べて、登って行った途中で両足が攣っちゃって動けなくなって降りてきた」と、疲れて元気ないような安心したような表情を浮かべていた。一人は付き添いで降たようだ。
「6人できました。4人はもう上の小屋に着いているころです。」
そんなアクシデントもあるんだねぇ。
私たちより少し年配のようだった。
他に降りてきた若い二人に話が聞けた。
「途中土砂崩れみたいなところがあって道がはっきりしなくて怖かった。ここは登りたくないねと言いながら降りてきたんです。」と。
「えー、私たちそこを明日登るんですけど大丈夫かなぁー。道迷いするくらいヒドイですか?」と聞くと、「しっかり道は見えるから大丈夫です」と。
小屋は情報を得る大事な場所だ。
小屋のスタッフにこの件を確認したら、狭い範囲での土砂崩れで、ほぼ固まっているから気を付けて登れば問題ないということだった。
さあ寝床は確保したぞ。
三条の湯には温泉がある。
シャンプー類は使えないけど、汗を流してゆったり手足を伸ばし湯舟でくつろぐ。
山小屋に早く着いてもやることないんでしょーと思っていたMさん。
いやいや、非日常の極楽な時間を過ごせますよ。
「🍻カ・ン・パ・イーーーー」のひととき。

今日のこの一瞬の為に、文字通り汗水流して登ってきたのだ。(他の二人は違うと思いますが)
17:30 夕食が始まります

決して、豪華ではないけれど心込めた
・かまどで炊いたご飯
・吸い物は地元の舞茸
・コシアブラの天ぷら
・鹿肉
・地元産の野菜使用
で美味しく食べられた。
小屋歴4か月のお兄ちゃんが本日のメニューを紹介してくれた。
「初めて忙しい時期を迎えて、お客さんがたくさんでテンパってます」と、初々しい。

食事のメニューを説明してくれたのは、青年小屋に続いて2度目なり。
ギターを弾けるスタッフの伴奏で
歌声喫茶の始まり・・・。

「いちご白書をもう一度」「涙そうそう」「白いブランコ」なんかを久しぶりに口ずさみ・・
気が付けば、小屋の外は日が落ちて真っ暗になっていた。
つづく