黒猫Mayの山登り日記

人生、山あり岩あり猫もあり
山登りに挑戦中 
槍ヶ岳の次は剱岳だ ♪  

秋風吹くゆるやかな安達太良山へ

2017年08月30日 | 南東北
8月28日(月)
福島県二本松市にある安達太良山に登った。
前日に山形県でツレ方の法事があり「せっかく山形まで行くのだから、どこか山に登りたい」ということで、帰りの方向にあるここに登ることに。
安達太良山っていう響きがいいし、百名山なのにあまりきつくなさそうな山なので。

前日泊は岳温泉の櫟平ホテル。


8:55 安達太良奥岳登山口

駐車場にはチラホラしか止まっていなかった。


今日のコースは、ガイドブックどおりの①~⑧まで。
参加者は私、ツレ、子のいつもの三人。



スキー場から「あだたらエクスプレス」に乗って高度を上げるヤッホー



10分で408m標高を稼いでくれる。



ロープウエーの空中散歩は曇り空



9:30 山頂駅に着き、歩き始める 

今日は雨の心配はなさそうだけど、晴れてもいない。


途中まではハイキングコースになっているので木道が整備されている。



10:06 仙女平分岐
少し休憩
この三人のオバサマたちの顔は、この後何度も見かけることに。

急坂を普通におしゃべりしながら、普通の速度で登れる強者だった。


20人ほどの団体さんともすれ違う、女性ばっかりだー



お花にも出会う



遠くは霞んですっきり見えない



傾斜がきつくなってきた、岩を登りちょっとワクワク
ゆるいだけじゃつまらないよー



頂上が見えるところまで登って来た
この風景が安達太良山~だー。







振り返るとこんな感じ、また例の三人が写っていた(笑)



岩まじりのきつい傾斜を、右へ左へと登っていったら



ポッコリした岩峰が見えて来たぞーーー



頂上の異名「乳首」って言うそうな
似てる??



頂上直下は、なだらかで広ーい



岩峰までひとふんばりー
ちょっとしたクサリと大きな岩を乗り越えると



11:00 着いたーー 1700mだよん







さあ下山だ。
「牛の背」っていう穏やかな尾根道を行く。こんな道だぁーい好き


微かに硫黄の臭いがしてくる。
「温泉があるの?」ってバカなことを言っちゃった。



沼ノ平:硫黄の原因はここらしい。
草木も生えぬ荒涼とした風景の爆裂火口に目を見張った。



ススキが風に揺れている、もう涼しいものね。



ブルーベリーみたいな木の実みっーーけ



12:00 峰の辻
後ろに見えるのが乳首だ。


やや急な滑りそうな石ころだらけの坂道を過ぎ、また硫黄の臭いがしてきたと思ったら

12:30 くろがね小屋到着



トイレを借りて、手ぬぐいを買った。

「知恵子抄」が入り、紺と白のコントラストが素敵。
外に出て昼食にした。

実は、朝ホテルを出たらコンビニで昼食のおにぎりでも調達しようと話しをしていたのに、すっかり忘れて一目散に登山口を目指してしまった。
気が付いたのは登山口に着くころだったかな?
でも昨日の法事で出た、鮭イクラ弁当を持ち帰ってきたので、それを今日の昼食の足しにしようとケチなことを考えてリュックに入れてきたのが役立った。
二人分の弁当を三人で分けて食べた。
後は非常食のカロリーメイトゼリーやチーズでお腹を満たした。
山ごはんは何を食べても美味しいのは不思議だな。

あとはゆっくり下って帰ろう。

トンボが空一面というくらいではないが、ワサワサと飛んでいた。



平坦な道が最後まで続くと思っていたが、途中から林道と交差をくり返しながら下る、狭くて急で滑るドロドロ道のショートカットコースが出てきた。
ぬかるみがひどいので一度だけの交差で林道を歩くことにした。



やっとロープウエー乗り場が見えてきた。



15:08 登山の〆はオンセン
スキー場の道路を一本隔てたすぐ脇に建つ「あだたら山 奥岳の湯」
この日帰り温泉は最近出来たようで、私たちのチェックには入っていなかった。
山から下りてきて、「え~?温泉あるよ」と偶然みつけlucky。

ロープウエーのチケットを出すと50円引きで、550円になった。
ガラ空きで私たちの他はいなかったプライベート温泉で、しょっぱい汗を流した。


  おまけ  



手ぬぐいの写真を撮っていたら、この方に占領された。
「わたしも登ったよーー」かな?










子守り

2017年08月13日 | 我らニャン's
お盆休みで子家族が遊びに来た。

孫のCくんと初対面のMay。
興味はあるんだけどギャン泣きにビビり、逃げ回っていた。



寝ていると、この余裕だよん~
立派に子守りをしてくれた。



        お ま け 

嫁のYちゃんは今は珍しくなった布おむつで子育て中。
Mayの後ろにあるバケツはその使った布おむつを入れておくためのもの。(まとめて洗濯する)
外出の時は紙おむつにすると言っていたから車から(自宅から持参した)バケツが出て来た時はやる気満々かーと思わず笑ってしまった。
緑色のバケツは私が慌てて用意した自宅の雑巾バケツと間に合わせの蓋。(どうでもいいことですが)

避暑地の探し方

2017年08月07日 | 我らニャン's
夏真っ盛り
暑くて暑くてどこか涼しいところはないかなーー?
那須とか軽井沢なんかよさそうだけど、遠いしお金ないし時間もナッシング


汗を流しながら掃除機をかけていたら、あらーMayさんこんなところに・・?



トラちゃん宅にいらっしゃった。

断熱材が入っているから涼しいのかしら?


ネコは避暑地なんかへ行かなくても、イイところを探し出すのね。



まーーったりしていたら




まもなくトラちゃんに見つかり「オレんちに入ったらフホウシンニュウだぞう」と追い出されました。

まことに残念 

山の小グッズ

2017年08月05日 | 山のあれこれ
雨に降られっぱなしの槍ヶ岳山行だった。
さあ次は晴れてほしいーーと願っていますが、こればっかりはね。

雨に降られて合羽を着た時に、それを乾かしてくれる頼もしい乾燥室を持つ山小屋。
翌日にまた着るとしても、濡れたままの合羽を着るのと爽やかに乾いたのを着るのとは大違い。

雨の日の乾燥室は、合羽や衣類で超激混みのため時々トラブルが発生する。
山ブランドは限られているので、同じ合羽や衣類・リュック・靴を身につけていることがある。

それらを乾燥室に一斉に干すと「取り間違い」が出るらしいのだ。


トラブルを未然に防いでくれる優れものはコレだー!
ジャーン 洗濯バサミ付きの名札(笑)
これがぶら下がっていたら誰も手は出せない(出させない!)

横尾山荘に泊まった時に、「取り間違いが出てますよ~」という放送が流れた時に、同室だった夫妻の奥様が「よくあるんですよ、私はこれを持って来てます」と見せてくれたのを真似して作ってみた。

自分たちの物はすぐ見つけられるし、特に靴の間違いは多いらしいので大活躍よ。


     



以前から買おうかどうか迷っていたのを買ってしまった。

ソースコンバーチューブ

飲み物は一気に飲まず、チビチビ飲むのが体に負担にならず脱水予防とは聞いているが・・リュックのサイドポケットに入っているボトルには手が届かず、他人に取ってもらうのに気を使っていた。
ツレに頼むとちょっとイヤな顔をされることもあったりして・・。
それをやはり解消したいと思い決断購入。

パックではなく、色々なタイプのボトルに付けられるのも利点かな。

このチューブ類の欠点は汚れたりカビが生えてしまうので、手入れが大変と聞き買うのをためらっていた。
まめに洗ってきれいにするしかないな。


     



自分への(槍ケ岳へトラブルなく行けた)ご褒美に帽子をゲット
いままでの帽子は綿100%なので雨や霧の中では湿りすぎて重くなる。
(綿100%は汗を吸収してくれるので好きなのだが。)

軽くて色合いが好きなので衝動買いしてしまった。

槍ケ岳 エピソード

2017年08月02日 | 南・北・中央アルプス
私にとって槍ヶ岳に登ることは、一大イベントであり、四日間39Km歩き続けられたことは最大の収穫で自信につながったことは確かである。

山から帰り普段の生活に戻ったが、槍の穂先まで登れなかった不消化感が残っているのは確か。
これが晴天の絶景のなか、頂上で「登ったぞーー、三年間頑張った甲斐があったーー!!」なんて叫んで下りて帰って来るとでは雲泥の差というものだろう。

出発する前の自分にはこのパターンは想像していなかった。(体力・気力とも尽き果て登れないのではないかという恐れはあったが)


少なくとも登っている途中で、穂先をちょっとでも見れていたのならこんな落胆はないかもね、なんてグズグズの思いが後を引いていた。
帰ってきて画像を整理したりガイドブックを読み直していたら「えーーっ!!そうだったの??」と・・思うことが出てきた。


「槍見」の文を発見したのだ。(行く前に読みなさいって話しなのだが)




自分のカメラで穂先を撮った ・・なんて 


ツレと「槍見って書いてあるけど、尖がっている槍と似た岩があるから付けたんだねぇ」なんて話しながら通った。
見ているトンガリが本当の穂先だなんて夢にも考えなかった私たちだった。

とういことは、この目で、肉眼で、槍を見たんだということになる。

最初で最後になるとは思いもしないで通り過ぎてしまった。
穂先という認識がなかったからしょうがないか・・・(トホホ


      



「登れなかった」とか、「修行に行ってきたみたいだね」なんても言われたことは置いておいて、楽しいこともたくさんあった。

槍ケ岳は全国に知られ、登山をする人なら一度は登りたい山。
今回夜行バスや宿で予想外に色々な人と出会った。
人との出会いも全国区だ。

Aさん(女性):夜行バスの通路を挟んで一人で座っていたので声をかけた。
私より年輩そう。70才前後のように見えた。
「どこにいくんですか?」と声をかけたら「どうするかまだ決めてないの、穂高にしようか槍にしようか」と笑っている。
「気の向くままね」と余裕たっぷりだった。
その日、横尾山荘のベンチでも偶然一緒に坐る。
「どちらからきたんですか?」と尋ねると「北海道よ、北海道は高い山がないからね。あなたたちは?」と聞かれ「埼玉です」というと「あら、近いからいいわねえ」と微笑んでいた。

「穂高にするわ、槍は去年行ったから。雨だから気がすすまないけど、ここ(横尾山荘)に泊まるには早すぎるからね」と時計を見て腰をあげ横尾大橋を登って行った。


Bさん夫妻:横尾山荘で部屋が一緒になった。
熊本から1か月の予定で、7月の中旬ころからアルプスを登っていると。
とても若々しく(ダンナさま)70才と(奥様)65才と聞いてびっくりしてしまった。
九州で長年山ガイドをしていたがつい最近止めたというダンナさまと、「私は付いて行くだけ」という奥様は笑顔がかわいい。
ダンナさまは一等三角点の研究をしているエライ人のために、九州にその方が来たときに案内をしているという内容をおもしろおかしく話してくれる。

木曽駒ヶ岳や空木岳を登ってきて、明日から穂高に行くと。
翌朝、ヘルメットを被り元気に出て行く二人を見送った。



宿での夕食時は、今出会った人が山という共通項で盛り上がり、話が止まらない。
普段の生活で山の話しを友達や職場で話しても理解してもらえないよね・・ってことも話題に。

青森からきたC夫妻のダンナさまは「(長期休暇に)どこにいってきたの?」と聞かれて「山に行ってきた」と答えたら「何がそんなにいいんだ?」という風なことをいわれ言葉がなかったと。
「こういう場所はいいですよねぇ、分かってくれる人ばかりだから」と大らかな笑顔でうれしそうだった。
奥様は「前はいつも(山に)連れて行ってもらえず置いてきぼりだったけれど、『私も行きたいー』と言ったら一緒に連れて行ってくれるようになったの」と笑顔満面。


秩父や奥多摩にいい山があるけど、たくさんの人たちと話ができて「〇△山いいですよ~」なんて情報収集ができるアルプスは最高だ。


おまけ  


①~③山小屋の宿泊カード  ④槍ケ岳バッジ

山小屋は老若男女を関係なく部屋に押し込むっていうイメージでいたけど、今回は空いてたからか年齢・単独・夫婦などで配慮してくれたと思う。
若い人たちの部屋はわからないが、「夫婦で年輩の部屋」「男性年輩」「女性グループ」って分けていたな。
だからか同年齢らしき夫婦で来た人たちとは「槍沢ロッヂ」や「槍ケ岳山荘」で偶然だけど一緒の部屋になり、仲良くなれた。
山の登り下りでも「また会いましたね」「お先にー」なんて声を掛けれるくらいになって、越しつ越されつのちょっとしたデットヒートものだった(笑)


子へのおみやげの靴下
「槍ヶ岳に登っていない私がはいていいのかな?」といった。


「今度、一緒に行こうよ、この靴下はいてさー


おしまい