黒猫Mayの山登り日記

人生、山あり岩あり猫もあり
山登りに挑戦中 
槍ヶ岳の次は剱岳だ ♪  

予想外の大展望 乗鞍岳(剣ヶ峰)

2016年09月14日 | 南・北・中央アルプス
ず~っと膝の調子が悪く、7月に穂高へ登るはずだったが「この膝じゃ登れない~」と断念。
8月にせめて雲取山へと計画したのに、雨で中止・・・散々な夏の計画(泣)

この膝と付き合いながら「ゆっくりだったら行けそうか?」と思い、
白馬岳縦走3日のゆったり山行を計画。
バスと宿まで予約したところで・・
まさか・まさか今度はツレが「腰痛で、行けない」と(また・泣)
こんなことってあるのか~~!

ツレから「ここなら行けそうだ」とガイドブックを見せられたのが
乗鞍岳 3026mでした

北アルプスの最南端に位置する乗鞍岳は3026mでも初級者コースで、歩行時間3時間ですから充分行けるかな??


9月11日(日)
今回はここから出発
「新宿バスタ」今年4月にできたバスターミナル
バス発着階は4階だった

でも、どうしてかこの建物にはコンビニや売店はない!
食糧調達しようとするには、外に出なくちゃいけない不思議な不便なところだった 
おかげで、(雨降る中を)一旦外に出て道路を渡り、新宿駅の駅売店でおにぎりを買うはめになった
まあとりあえず、①7時55分松本バスターミナルに向けて出発~ 


②電車(上高地線)松本駅から新島々のバスターミナルへは約30分

駅から駅がとっても近くて、都電みたいな感じだった

③新島々BT ~ 乗鞍観光センター(47分)
④乗鞍観光センター ~ 畳平 (50分)
と4回乗り継いで14時50分に憧れの畳平2702mへ到着

今夜の宿泊の白雲荘に荷物を置いて
歩いて10分の魔王岳に登ってみることに



階段の隙間からイワギキョウが出迎えてくれた
タクマしい!



整備された木の階段が続く



魔王岳山頂



イワツメクサ



一番遠くに見える高い山が剣ヶ峰3026m
「明日登るから待っていてね~ 


天気予報では明日は雨マークや曇りばかり・・90%は雨だろうと
でも「登れなくても、畳平まででもいいから」と決行してきた

どうか明日は、せめて雨がふりませんように 

9月12日(月)
夜は毛布と布団を掛けて眠る
朝、起きたら雨は降ってない

行くぞ~
白雲荘を5時30分に出た

宿は温かくて好感のもてるいい小屋だった
お風呂もあり、さっぱりできた


宿の前の鶴ヶ池

遠くに見える標識が、長野県(向こう側)と岐阜県(こちら)の県境
畳平は岐阜県にある


ご来光は終わってしまっていたが、雲と太陽が幻想的

今日だけは太陽さん(私のために)ガンバッテね


雲海を見ていることが信じられない
自分がここにいることが、不思議・・

この方は私ではありません



やったぞー、青空になってきた



高度が上がっていくとまた雲海



肩の小屋に到着

フリースやウインドブレーカーを着てきたが、一枚2枚と脱ぎ、ロングシャツとTシャツだけで十分暖かい


その裏手の剣ヶ口からは、頂上の小屋?まで見える



ハイマツと赤い実と青空のコントラスト



登りは急で、岩や大きい石や小石で歩きづらい。


登ってきた後ろを振り返るとに、槍ヶ岳穂高連峰が見えた



頂上、もう少しだよ



8:00剣ヶ峰3026m とうちゃく~



御嶽山も望める



乗鞍神社本宮が後ろ側にあった



更にさらに、槍ヶ岳や穂高の峰々の岩肌まで見える

予想していなかった大展望に、心躍る(登りたいな~)


槍・やり・ヤリー!!(いいな~)


遅い朝食を食べて、天気が変わらないうちに下山しよう

肩の小屋の裏手を通る
剣ヶ峰よ、さようなら





9時45分無事バスターミナルまで戻ってきた



そして締めくくりは、やはり温泉ダヨ  
観光センターのすぐ近くにある「湯けむり館」
硫黄の香りと眺望が素敵でした



そして自分へのおみやげはピンバッジ


「雨さえふらなければいいや」の山行が、好天に恵まれて槍ヶ岳も穂高も見ることができて最高でした
私の膝も、ツレの腰もどうにか4時間の山行には悲鳴を上げなかった、
2か月も溜まったストレスも少し解消し、自信もついちゃった 
ヨカッタ 

憧れの千畳敷カールから木曽駒ヶ岳へ

2016年07月27日 | 南・北・中央アルプス
長野県宮田村にある百名山:木曽駒ヶ岳に登る
この山に登るには、マイカー規制があるため、
駒ヶ根高原・菅の台バスセンターに駐車し、路線バスでしらびそ平まで行き駒ヶ岳ロープウエーに乗る。

7月24日(日)
今夜は菅の台バスセンター駐車場で車中泊
駐車場は普通1日とか1時間いくらなのだが、ここは1回600円なのだ。
何日泊まっても、出なければ600円ってことらしい。



さあ、歩いてすぐの温泉に浸かってさっぱりしよう
早太郎温泉・こまくさの湯:料金610円



狭い車中にまた3人で寝た・・・  
明日は晴れますように 


7月25日(月)
曇り空
5時15分の始発のバスに乗ろうと4時に起きて支度し5時前に並んだ。
スロースタートの我が家にしては画期的に予定した時間に行動した。
でもバスが来る気配なく、他に並ぶ人おらず。
「え~、おかしい??」と、バス時刻表をよ~く見たら、平日の始発は6時15分だった。
1時間早かった(泣)

気を取り直して、ベンチに座っていると6時前には続々と人が並び始める


バスからロープウエーと乗り継ぎ7時には千畳敷に着いた

さあ、いよいよ登るぞ 
天気予報は曇り時々雨だったが、着いたら極上の景色が広がる
これが憧れだった千畳敷カール!!

高山植物が見ごろのはずだったけど、ないな~








振り返ると出発してきた千畳敷駅がカールが見える












徐々に高度を上げてきつい岩だらけの道を登っていたら、荷物を背負った強力さんを追い越した。
荷物の重さは40kgだって、すごすぎる。手にはTVのアンテナまで持っていた。
つづら折りの急坂をゆっくり休み休み登っていた

ごくろうさまです





8:05 乗越浄土(のっこしじょうど)に到着



つら~い登りを上がって見晴らしは最高
頂上じゃないけど思わずテンションMAX 



宝剣岳がすぐ近くに見えた
「帰りに登れたらいいね」(山行計画にはないが)



次は中岳をめざす
宝剣山荘の裏手から登って行く






尖がった巨大な岩






8:40 岩だらけの中岳到着



振り返ると、宝剣山荘、天狗荘、宝剣岳が見えた




9:10 木曽駒ヶ岳に到~着

ツレはギブアップみたいな万歳





雲が下に見えるって最高の気分



雲の向こうに浮かんで見えるのは木曽御嶽山



空気が薄くて、パンパンに膨れ上がったカップラーメンと味噌汁



天気予報がはずれて、頂上は日差しがたっぷりで暖かかった。
早い昼食を堪能し、10時前に頂上を後にする。


濃ヶ池分岐をめざして馬ノ背といわれるやせ気味の尾根を行く



コマウスユキソウの群落




吸い込まれそうな崖を通る

  

下に濃ヶ池が見える



だんだん霧が濃くなり、登山者とも行き会わず不安な時間となった
11:15 1時間半くらいかかってやっと濃ヶ池分岐に着く
長かった~



ハイマツの松ぼっくり
茶色以外の松ぼっくりを見るのは初めてだ



11:35 そして濃ヶ池へ着いた


この後は、宝剣山荘までの地味な1時間以上の急登がきつかった。
ヘトヘトで乗越浄土に戻るが、後は千畳敷駅まで降りるだけなので楽な気分になった。

14時過ぎに千畳敷駅に着く頃に雨が降り出した。

大混雑のロープウエーに乗り込み、バスを乗り継いで無事菅の台バスセンターに戻ってきた。

宝剣岳には登る体力も気力も残っていなかったので、今回はパス。
次の楽しみにすればいいのだ。
晴れた頂上の滞在はとってもラッキーだった。
ツレ曰く「日頃の行いがいいからね~」と。
どうだか??

今回から、登山届をネットで送れる「コンパス」を利用することにした。
初回登録さえすれば、後は簡単に記入できて緊急連絡先にもメールが自動配信される。
下山したら、下山届を忘れずまた書き込むだけだった。

























上高地・焼岳

2015年07月28日 | 南・北・中央アルプス
7月26日(日)
新宿発AM7時20分の高速バスに乗り、一路上高地へ。
憧れていたところにやっと行ける。

正午12時には大正池のバス停に降りる。「着いたゾー
晴れて絶好のハイキング日和。

大正池に降りると、池と周りの山々が絵葉書のよう。
別世界の景色が広がる。



明日登る予定の焼岳の看板。
活火山だって。


河童橋の方向に自然研究路があり散策できるようになっている。
水がきれいなので鏡のように木が映っている。不思議な感じ。


マイカー規制をしているので、道が近くにあってもとても静か。
ゆっくりとまわりの自然を味あうように歩く。


田代池。更に静かな風景。


梓川に出たよ。水がきれいで、川底の石が一つ一つ見える。


可憐に咲くソバナ(かなあ?)。


河童橋へ到~着。
大勢の人で賑わっていた。眼の前の穂高連峰がきれい。
あこがれのこの風景が見たくてここに来た。

でも、他にも行ってみたい場所が沢山出てきた。
上高地はゆっくり時間をかけて、歩くところだね。


河原で遊んでいる家族連れ。



27日(月)
午後3時には新宿行きのバスに乗るので、逆算し早朝4時前には宿を出発する。
いざ焼岳へ~。
真っ暗な道を緊張しながら歩く。
前日に購入したヘッドライトが役立つ。

登山口に着くころには明るくなってきた。
初めは緩やかな道だったが、徐々に急坂となる。



山から太陽が昇りはじめ、陽がさしてくる。
かなりきついので休みながら進む。


ハシゴが出てきたり、自分の身長より高い岩をよじのぼってきたが、
ついに三連結したほぼ90度の長~いハシゴが登場。「えー」って足が止まる。
しがみつきながら登った感じ。


途中ノアザミが二輪さいていた。ホットするね。


焼岳小屋の手前くらいで頂上が、かなりガスっていた。
せめて小屋まで行きたいと思ったが、雨になったりすると体力的に危険だし自信がなかったので
残念だが、引き返す決断をする。


同じくらいの時間をかけて下山。
途中、なんとクマと遭遇する
登ってきた人から情報があったが、自分たちが出会うとは(
竹藪がガサガサと音がして、しばらくしたら小熊が出てきた。

もう動けず、こわかったー。母熊も一緒かなとも思った。
逃げたかったけどね。
少しして藪の中に消えて行った。
「写真撮りたい~~~。」と思ったけど、できなかった。

途中下山してしまい、悔しさが残るが
やはり登山は「安全第一」。
前日に売店で見つけた「焼岳」のバッジ。

やはり事前購入はダメかな(笑)


登山の〆は、やはり温泉です。
今回はここのお風呂に入りました。
600円なり。上高地的には安い。


ジェラード屋さんの店先にこんな花が咲いていたよ。


今回は「上高地、行きたいー」が始まりだった。
焼岳は後付だったので、日程を無理してしまった感あり。

次に上高地に来るときは、もちろん「槍ヶ岳」登山です。
なんちゃって


残念な霧ヶ峰

2015年07月24日 | 南・北・中央アルプス
まあ、なんてコトでしょう今日はこんなにいい天気(ビフォーアフター口調で)
そうなんです(遭難ではありません)昨日は雨の中、霧ヶ峰に行ってまいりました。

ハイキングクラブ総勢22名で車山・八島湿原を歩く予定でした。

でも霧だらけの写真しかアップできないのが残念。さすが霧ヶ峰でしょうか?
ロープウエーに乗っても遠くも近くも全くみえず、移動手段と化してしまいました。


霧と雨と中をひたすら歩いてきました。


高山植物がたくさん咲いていましたが、私は名前を知らず。
「歩く植物図鑑」のような方がいて教えてもらいましたが記憶に留めることができなかった。


木道がすべりやすく危険ということで、八島湿原には行けませんでした。


濃いピンクのほたるぶくろも咲いていました。
私がわかった唯一の植物でした。


道が小川の状態で水が流れるなかを、転ばないよう・・・前の人と離れないように・・・と歩く。
気が付くと、地面ばかり見て歩いていた。(でも写真は撮りたい


こんなカワイイ花も咲いていた。


ニッコウキスゲの群生を見てきました。せめて曇り空の下で見たかったナ。


今回は家族意外と初めて行った登山だったけど、教えてもらったり、知り合った方とのおしゃべりも楽しかった。
ハイキングクラブ初参加、レインウエア・デビューとダブルデビューを果たした
帰りのバスの中で配られたビール最高だった。

また、どこかに連れて行ってくださいませ。