黒猫Mayの山登り日記

人生、山あり岩あり猫もあり
山登りに挑戦中 
槍ヶ岳の次は剱岳だ ♪  

両神山 鎖場が連続する八丁尾根へ

2017年11月11日 | 奥多摩・奥秩父

11月6日(月)
両神山八丁峠コースに挑戦。

両神山のシルエットになっているギザギザ岩峰を登っては降りるを何度も繰り返してやっと頂上に立てるという難関コースとして知られている。
鎖場も30ヶ所くらいあるんだって。

難しいとか怖いコースと聞けば、自分の体力や技術のなさを忘れて登ってみたくなる「野次馬的」な性格の私。
ツレと子も巻き添えにして3人で登るぞー。


本当に頂上まで行けるのかしら?どれくらい急なんだろう?足が(岩の足場に)届かなかったらどうしよう?
なんて考えていたら、前夜はドキドキしてあまり眠れなかった。


家を朝5時に出発。

8:10 八丁トンネル駐車場に到着
がら空きで、ちょいと寂しい。



本日の必須アイテムを持ってきた
子は持っていないので、私とツレ用。



8:17 狭くて急な登山口からスタート



早々にクサリの登場!!


鎖場1つ目 急だけど持たなくても登れる



鎖場ばっかりなので、




数えてられない





数える余裕なし!




道は激セマ、左は切り落ちているので、ここはクサリにしがみつくしかない




急斜面か




鎖場かのどちらかしかない。




平穏な道も少しあった(笑)







この崖は登らず下を通っただけ。



9:30 やっと八丁峠に到着
ここまでだって結構危険な登りだ。「もうここで帰ってもいいかな~」と子がつぶやいている。

隧道(ずいどう)はトンネルの日本語らしい。


今度は急な下り坂になった。


少し行くと標柱あり・・・
えっ?2.2キロで頂上に着いちゃうの?



なんて思ったけど・・・



さっきとは違うレベルの鎖場が現れた。

確かに八丁峠からが、八丁尾根と呼ばれる岩場と鎖場の連続コースだ。



岩峰の連続だから、登って・・降りて・・また登るの繰り返し。。。




切れ落ちている絶壁を登る。




岩峰を一つ登ると、平坦な道はなくすぐ急な下り。
一つの鋭い岩を登ってその反対側に降り、次の岩がまた待っている・・



眺めはとても良いのですが




次はどんな岩場が出てくるのか気がかりです。



根っこを足場に上がっていくと




風もなくポカポカと暖かい日差しが降り注ぐ。



山並みも遠くまでよーく見える。




休んだら、また降りる



ハイ、降りて




登って




稜線上に出る。




足場を取りにくい岩より、根っこの方が登りやすい。




10:46 行蔵峠
この辺まで来たらけっこうヘトヘトになってしまった。




八丁峠から何回登ったり降りたりしたかーー? でもたった700mしか進んでいない??!!
そんなバカな。距離が稼げない山だってことが、身に染みる。
標高だって稼げないけど。




しょうない、前(上)に進む。




行蔵峠から100m進み



11:00 やっと西岳到着
100m進むのに15分掛かっている。



コースタイムよりずっと遅れているし、何より疲れている。
この先もきつい鎖場が続くのでここで帰ろうと話していたら、降りてきた老年男性とすれ違う。
挨拶し「私たちはもう引き返そうと思っている」というと「何言っているんです、ここから東岳までの鎖場が両神の核心部ですよ、是非とも行ってきてください」と励まされた。

が、私たちはもう下山することをを決めた。


黄色の矢印で引き返す



ここで昼食に。
ラーメンのためのお湯を沸かす。

下山を決めたら、急にホッとする。


景色を見る余裕も出てきた。



さあ、下山だ!

西岳から行蔵峠と降りて、次の岩峰を超え、そして次の岩場を登ったはずが


なんと、ナント
先頭を登っていた子が「行蔵峠だよーーー!」と大声で叫んでいる。

何を言っているのか理解できないでいる私。

行蔵峠は降りたはずなのに、(行蔵峠に)戻ってきた??

3人で啞然と立ち尽くす。
「下りでも(行蔵峠)通ったよね?」
「う・うん??」
「通ったと思うよ」
3人とも、あまりにも岩場を登ったので訳が分からなくなっていた。

確信はもてないけど、通ったぞ。

気を取り直して、降りていくしかない。
間違えた地点があるはずだから、それがわからないとまた行蔵クンにもどってきちゃう(笑)

行蔵クンを降りてすぐのところ左に小さな分岐があり、子が「ここだよーー」と気づく。
ピンクテープが木にあった。

すぐ見えている次の岩場を登らず、手前の崖下に降りなくちゃいけなかったのだ。

崖を降り、登りきるととY字分岐が出てくるがそれを左に行く。

大切な分岐点になーんにも標識が無い。

疲れているとこういう道迷いをするんだと分かった。

1時間くらいのロスになったんだろうな。



(たぶん)最後の岩場を登って




上って





ツレも登る。





待ってよーーー!




15時15分、やっと駐車場が見えてきた。



自宅から車で、往復六時間
山の滞在、七時間
帰りの温泉一時間
合計十四時間

この夜遅く山トモJさんから
2週間後の山行確認のラインと一緒に
こんなのがあった。

Jさんと、40代Mくんの二人に誘われていた両神山。
付いていけない山だと分かり断ったことへの「ゴメン」だった。

私たちも、登って帰って来たところだと返したら

健脚Jさん、Mくんでさえも東岳までで引き返してきたと。

うん、うん!
私の足ならこれで成果あったと納得。

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2 コメント

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恐るべし両神山! (jun)
2017-11-11 19:23:46
この八丁尾根ルート、鎖場がたくさんあるし、アップダウンの繰り返しで、気の抜けないルートですね。緊張の連続!!!
初めは「わおっ!鎖場パラダイス♡」なんて思いながら読んでいましたが、これは、キツい!日が短くなった秋には、やはり下山が心配になりますね。
両神山は、シロヤシオ?アカヤシオ?が有名な山ですよね。私も行ってみたい山ですが、これは覚悟して行かなければなりませんねー!
春にになって日が長くなったら、また挑戦して下さい。お疲れ様でした。
それにしても親子3人登山、羨ましいです。
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Junさまへ (May)
2017-11-13 11:23:32
岩場好きな人には、たまらない山ですが
こんなにも数が多いと、ゲップ(失礼!)
が出てきて「え~、また~?」でした。

やはり夏場の日が長い時にに行く山ですね。

Junさんはコースタイムで帰って来れます、いやいやもっと早いかもです。
是非とも来年行ってください。

ツレは「次はないな」と言っていたので
私もそんな感じかなー(笑)
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