

父が洋酒が好きで、
父は ビール、ウイスキー、ブランデー、ワインを好んで飲んでいた。
昔は今ほどワインは高額ではなく
覚えているのは、私が社会人になったとき
大卒初任給が 16万円ぐらいだった時、ロマネコンティは13万円ぐらいでした。
なので、頑張ってボーナスを投じれば、飲むことはできるワインでした。
そのころ、父と 夏冬のボーナス時に お金を出し合って
ロマネコンティを年間4本買って飲んでいました。
平成の円高の時は、ボルドーの1級酒は、1本1万円以下で手に入れることが出来ました。
ボルドーは、マルゴー、ロートシルト、ラツール、オーブリオン ずいぶん飲みました
どれも美味しいと思いましたが、一番好きだったのは、ラフィットでした。
飲み始めたころ、ペトリュス、ル・パン、ラフルール 等が 等級はないけれど
美味しいと評判になっていました
アメリカの オーパス・ワン、 モンダビ、ドミナス 等も名前が挙がりました
飲みましたよ、美味しいかなぁーと思って
でも ラフィットほどのまんぞくかんは得られなかった。
それからバブルの影響もあり、円安の影響や、ワインの世界的な買占めもあり
随分と値段が上がり、 簡単に美味しいワインを呑めなくなりました。
ブルゴーニュも どんどん値上がりし
昔は、少し頑張れば 呑むことができた 大好きな DRCの ラターシュ や
ルフレーブ のピュリニーモンラッシュのプルミエとかは
今では、高嶺の花となりにけりです
安くて美味しいワインを探し求める日々です。
最初に気に入ったのは
メルシャンの ペットボトルワイン エブリィの赤。
これは冷やして飲むと、コスパはとても良いなぁと思います。
メルシャンワインズ も 頑張っていると思います。
お金があるときは
辛口白ワインのイグレッグ が今は 値段と味があっているように思います。
ソーテルヌの辛口ワイン ギロも リューセックも
すこしづつ 出荷しており
中途半端なワインより ずっとずっと 美味しいと思います。
赤は、今 コスパが良いと思っているのは
ボルドーの2級酒の ローザンガシー
一時期評判が悪かったようですが
飲めば美味しい このワイン という感じです。
最近は、サントリーさんが資本参加している
シャトーラグランジュ や
マンガで有名になった タルボは
評判が良いですが
近年の造りは、早飲みできるようアレンジされているようで
ワインの味に芯を求めるなら、ボルドーは 1~2級の方が間違いないなぁ と感じています。
なぜ、3級ではなく 4級ではなく 1~2級か…
1~2級を得るための実力があるから ということを
今一度考えてみると良いように思いました。
お酒も昔と異なり、1~2週に1回飲む程度になりました。
今年、還暦になります。
元気で飲めるのも あと5年ぐらいでしょう
その間の時間が、充実できるよう
美味しいお酒を 経済力が許される範囲で
呑みたいなぁ と思う今日この頃です
ボルドーの2級酒
飲んだことが無い方は ぜひぜひおすすめですよ~
今日、上司から 転勤の内示がありました。
1月1日付で東京勤務 社外(財団法人)に出向となります。
これまで、病気の治療のため北海道から東京の病院に通っていたけれども
これで少し、通院が楽になります
バイオリンや趣味にかける時間もできるかな…
今年12月に還暦を迎えます
もう 余生も残り少ないし、 楽しみたいです。 はい。
5年ぶりに開催された、弦楽器フェア。
昔 野口英世記念館で開催されていた時の雰囲気だった。
こちらの方が、私はほっとする。
弦楽器フェアーが科学技術館に移ってから
楽器を買う人が主役だった 展示会が
弦楽器製作者と業者が集い 懇親を深める展示会に なってきていた感が私はありました
こういう、地味な展示会は、個人的には大好きです。
いつもお世話になっている、ガンさんは、今回たくさんの楽器を持ちこんでいた。
Vn2つ、Va、Vc の4本を持ってきた。
Vnは、ストラドモデルと、見た目がデル・ジェスモデルみたいなモデル。(河辺さんは、ガダニーニモデルと言っていた)
デルジェスモデルは、前日のコンクールで最高音響賞「川畠賞」を受賞していました。
音が、いとも簡単に すっと出る。
更にG線は底を知らない強い音を出すことができる。
他の製作者の楽器、ガンさんのもう一本の楽器と比較するが
楽器の音が違う。
見た目も、なんだか10年20年前のガンさんの雰囲気ではない。
力が良い感じで抜けている雰囲気でした。
あとは、ミュージックプラザの庄司さんの楽器が
弾かなかったけれど、見た雰囲気はとても気になった楽器でした。
河辺さんの弓は
サルトリーっぽいと思っていましたら、
メールで
あの弓は何かのスタイルに寄せて作った訳ではなく
弾いた感触の中に、サルトリーが新作の弓だった頃には、
このような低重心でダウンフォース感のある安定感がする
弓ではなかったのではなかろうか!
と言う私の想像領域での弾き感を込めてみたつもりの一本なのだそうです。
と教えてくれました。
最期に「その様な感触が木内さんにも伝わりましたら嬉しいです!」とありました。
開錠で確認できたのは
弓中から弓先にかけての安定感、乗っかり感がとても良かったことです。
来月 受け取ってから じっくり 試してみようと思います
昨日 今日
京橋駅近くの明治屋さんのビルで
2024年弦楽器フェアーが開催されていた。
気になる製作者の方もいて
日曜日の午後行ってきた。
入ってすぐガンさんの楽器があり
左手前に 代々木の河辺さんがいた。
河辺さんと
お互い年取ったねーと
話しながら 弓を見る
うん ヘッドが小さく かわいらしい
サルトリーをキュートにしたようなスタイル
操作性もよく 私が重視する
弓からのインフォメーションが判りやすい
ちょっと重たいかなぁ 跳ね弓が 弓元だと
安定しない
でもそんなことは 他の弓でも普通にあること
河辺さんの 弓で
良いな~
と感じたのは これでおそらく3回目だろう
私「これいいね、売り物?」
河辺さん「木内さん 買わない?」
私「今vn弓の在庫は?」
河辺さん「もう1本代々木にある。こっちの方が木内さん向きだと思う。」
私「全体に素敵。細かく言えば、反りの位置とかもう少し中央がいい」
河辺さん「そうすると、ベタッとした弓になりやすい。難しいかな。
こういう反りは近代に多い。ギョームはもっと先に来ているのがある。」
私「知っています。ミルクール系はこんな感じ、パリ系の近代弓はもう少し中央なんだよね。」
河辺さん「今、ビョームスタイルの弓や 、トルテ時代と同じ削り出しの反りの弓も今手がけているんだ。」
私「ビョームデザインはSNSで拝見しましたよ。トルテ時代の作り方の弓は、今の曲げ弓に比べて音が良い印象があります、ただ操作性がオールド弓と同じになるので、一般の人には、受け入れがたいかもね。私も何本か削り出しの弓持っているので、わかります。」
ーー そのあと トマショーさん、ギョームさん、杉藤さんの弓の話をしばらくしてましたーー
私「この弓買いますね。おいくら?。」
河辺さん「これは**万円。買うの?」
私「買わない方がいい?」
河辺さん「いやいや、買うと思っていなかったから」
私「買いたいと思ったら買う。買いたくなければ買わない。河辺さんの弓はいつかは買いたいと思っていたので、買いましょう。お金は今度でいい?手付金いる?」
河辺さん「今日持って帰る?」
私「代金払ってからにする。それじゃ詳しくはメールでやり取りしましょう」
というやりとりがあり 買いました。
ためした時間は、30分ぐらい。
でも 良いな 後悔はしないだろうな
ということを確認するには十分でした。
材の密度感もあり
ここしばらく 展示会で見た河辺さんの弓の中では
納得できる弓でした。
河辺さんは 弓のデザインや作り方に
特徴はあまりなく、常にスタイルにとらわれず
自由に作る人です
ただ基本的な 削る 孔開ける はとても丁寧です。
最近はネームスタンプはフロッグのスライド下に入れてます
見るたび 印象の違う弓を作っておられ
とても面白い 製作者だと思います
落ち着いたら また東京に行ったときに
受け取ってこようと思います
新たに 弓が増えたことの ご報告でした
(追伸)
スクリューに彫金をリクエストしたら
「無理 出来ない。僕には無理よ 技術ないし大変だよ」
と丁寧に断られました。
「いったい いつになったら、 落ち着くんだ!!!」
と思わず 心の中で叫んでいました。
膀胱がん が一息ついて…束の間
10月に会社の 生活習慣病検診を受けました。
左肺の上葉に影があり、要精密検査ということになりました。
左肺の下葉の肺動脈に接触する形で、これまでずっと腫瘍がありました。
肺カルチノイド という名前の腫瘍です。
治療法は、切除なのですが…腫瘍の場所が悪く、手術をすると左肺の全摘出となるため
肺カルチノイドは、一般に進行がとても遅いので
ぎりぎりまで、経過観察をしつつ手を付けずにおきましょう
というのが、治療方針でした。
国立高度専門医療センターの呼吸器系の医療機関で提案された治療方針なので
私も家族も、納得してこれまですごしてきました。
半年前の4月は、影などなかったのに…
10月に慌てて、再検査のために東京に戻りました。
検診を受けた病院から提供された画像データーを見た先生は
「すぐ再検査しましょう。」とおっしゃり
すぐ検査を2日間にわたって実施。
今は、治療方針が示されるのを待っているところです。
肺の影は、肺カルチノイドが動き始めたのか? それとも別の原因か?
まったくわかりません。
今は。このように 病気が続くことで
家族に不安を与えてしまっていることがとても やりきれないなぁ という気持ちです。
人間いつかは死ぬのですから、「病気で死ぬこと」に対する恐怖は全くありません。
もう、だいぶ前に覚悟はできました。
やり残して 後悔のないように 1日1日を大切に過ごさねば
と 改めて思うようになりました。
令和6年10月から
後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬で、
先発医薬品の処方を希望するときは
「特別の料金」を追加で払うことになるそうです。
無駄に先発薬を選ぶ人がいるから、健康保険の医療費負担が増えている。
というのが理由だそうです…
私は、2度後発医薬品(ジェネリック医薬品)、を原因と思われる副作用が出て
そのために治療費と治療時間を費やすことになりました
先発薬だと副作用は出ないのに 後発薬で副作用がでるので
お医者様が薬局を通じて ジェネリックを製造した製薬会社に
先発薬と違う成分は何か問い合わせましたが
全て、製油悪会社からは「治療に必要な有効成分は先発薬と同じです。原薬や添加剤は回答できません。」というもので
私はそれ以降、ジェネリック不信になりました。
世の中には AG(Authorized Generic)がある薬もあり
AGならば、先発薬とほぼ同じという安心感はありますが
薬の種類によっては、AGがない薬もあります。
先発薬を開発した製薬会社は、多額の費用を投じて開発しています。
また彼らは、新たな薬も創る努力をしています。
そんな彼らの薬を買って、次の新薬の開発費用を提供することが
良くないことなのでしょうか?
なんだかなぁ… と考えさせられる 制度変更です。
11月9日(土) 10日(日)
5年ぶりに弦楽器フェアが開催されます。
場所は、これまでの科学技術館ではなく、東京・京橋の 明治屋京橋ホール。
東京駅八重洲口からほど近いところです。
2018弦楽器フェア/日本弦楽器製作者協会 (jsima.jp)
今回は、製作者の方が中心で、昔 信濃町にあった野口英世記念館(いまは福島県に移った)で
こじんまりと 開催されていたころの 雰囲気になるかもしれませんね。
丁度 11月9日(土)は、高校時代の友人の7回忌が、築地にあるお寺さんで営まれ
家内とともに出席する予定にしていますので、その帰りに
時間があれば覗いてみようかなぁ と考えています。
ガンさんも 作品を出品するようですし…
河辺さんも 名前が挙がっているので、興味深々です
最初は、製作者の発表会的な会だったのですが
規模が大きくなり、
だんだん 楽器商が中心の展示会になっていました
それはそれで、欧州の弦楽器製作者、弦楽器関係者の方が
来日され、素敵な会でしたが
原点に戻るという 意味でもよろしいのかなぁ
と考えております
残念なのは、 杉藤さんの弓が見られない事ですが…
仕方がないですね。
「良い楽器・良い弓を所有したい」という思い
抱いたことはありますか?
私は、生来、性分として「妬み(ねたみ)嫉み(そねみ)僻み(ひがみ)」が強くて
少しでも、良い楽器・良い弓を所有したい という気持ちがあります。
バヨリンなんてまともに弾けもしないのに… 物欲は強いのです
常識的な方は、身の丈、腕前にあった 楽器・弓を選び所有するのでしょう。
私は、何でも 形から入る方なので、
結果として 背伸びして 分不相応と言われようとも
一切気にせず、煩悩のままに突き進みます。
マイルールとしては
1 自身の経済力の許される範囲とする。
2 楽器・弓を投機の対象としない。将来転売することを目的に購入しない。
3 「性能=ブランド(製作者)」ではないことを肝に銘じる。
があります。
色々な経過を経て
今 所有している楽器と弓は次のとおりです
バヨリン
アントニオ カペラ(白川総業さんが発注した楽器)
アントニオ カペラ(英国人のバイオリニストが発注した楽器)
ガン ショウガン(私が発注した楽器、ストラド ドルフィンモデル)
ジュゼッペ ステファニーニ(ガンさんから購入した楽器、その後ブロットさんの鑑定書も取り付けた)
ヤマハ V-30(2007年に生産終了。V30かV60の新品がどうしても欲しかった。ニュージーランドの楽器店にあった在庫)
ヤマハ SV150(おもちゃが欲しくて、ヤフオクで入手)
弓
エリック グランシャン 銀黒檀(サルトリーモデル、初めて購入した高額な弓)
エリック グランシャン 銀黒檀(グランシャンズ スワンヘッドの弓、友人のAさんの所持品だった弓)
杉藤浩司 (弦楽器フェア 出展用 オープンフロッグの センシティブシリーズの弓)
杉藤浩司 銀黒檀(バイオリニストの佐藤俊介さんが杉藤さんにストラド用の弓を発注した時に作成した弓のひとつで、佐藤さん選外だった弓だそうです。福島県勤務だった時この弓に出合い、当時の先生から「こんないい音色の弓は出会えない、買いなさい」と言われて購入しました。)
アルシェ PE SOLO 金黒檀(大瀬さん制作の弓、石井さんが大瀬さんがペカットを前に、この弓を作っていたのを見ていたそうです。とある演奏家の発注した弓)
ジャンカルロ ペドレッティ 銀黒檀(ようやく出会えた納得の弓。彼の弓で日本に入ってくるのは、比較的ソフトな弓が多く腰の強い弓は、これまで一度お茶の水のクロサワさんで出会っただけ、弾いた瞬間に 絶対に手に入れる と決めた)
ピェール ギョーム 銀黒檀 グラン・アダムモデル(日本弦楽器の佐藤さんが発注した弓、刻印はまったくなし、佐藤さん所有のアダムの弓をモデルに製作された。判る人が見てもギョームの作だとはわからない。持っただけでただものではないオーラを感じた弓 「さすが特注は違う」と実感した弓です。)
ヤマハ CBB101 カーボン弓(ヤマハのサイレント用に調達した弓)
これまで所有した楽器の中で
ガンさんに楽器を注文した後
楽器が出来上がるまでの ツナギ として
日本弦楽器さんから購入した、マリオガッダは
妻との約束(ガンさんの楽器が出来上がったら、売却処分するという約束。子育てもあり経済的に余裕がなかった。)が無ければ、手放したくなかった魅力的な楽器のひとつでした。
弾き込めば、楽器は育ってくる ということを教えてくれたのも
この楽器です
今は、友達のTさんが所有しています。
心底いい楽器だと思ったのは
これまで教わっていた先生が所有していた
ストラド(貸与品)、デルジェス、ランドルフィ、ゴフリラ
日本弦楽器さんで弾いた ピエトロ ガルネリです
モダンやコンテンポラリーにはないオールド楽器の魅力を 体感し、
値段を考えると これは 自分の財力では無理だなぁ と感じました。
この1本 にするための費用は、私にとっては
とてつもなく高額になり、無理だと感じました
弓も
先生のペカットやグランアダムは ただ弾くだけで
ふくよかな音色が出ました。
数百万円の弓では、これらの音色は出会えていません。
今年で 還暦
バヨリンライフを どうするか 今 楽しみながら 悩み中です。